まきまきのボヤき

長野パルセイロ、サッカー、その他ボヤき

2022ワールドカップ、アディショナルタイム長すぎて劇的ゴールが生まれまくる説

何気なく見たワールドカップの試合、試合終了間際のアディショナルタイムに目ん玉飛び出した。

10分。

はっ?

何?けが人出たの?
それとも観客席から豚の頭でも投げ込まれたの?ターバン?また裸の人が客席から飛び出してネイマールに抱きついてスマホで自撮りしたの???

他の試合を見ても同様に7分、8分、10分・・・。それも後半だけとかいうレベルじゃなくて前半からすげー長いアディショナルタイムとるの。

どうしたカタールワールドカップ

なんとなく調べたら、今大会から試合の中でのいわゆる”無駄な時間(ゴールを喜んでる時とか、選手交代の時間などなど)”をアディショナルタイムで埋め合わせする方針らしくて、それが上記に書いたようなアディショナルタイムの激増に繋がっているらしいが、選手とかお客さんからすればたまったもんじゃない。

例えばプレーしてる選手も時間を見て「よし、88分たった。今日はもう勝ったな・・・。あとは3~4分耐えしのげば・・・。」とか思ってたらいきなりアディショナルタイム10分とか提示されたら声裏返って、海外の黄色い鳥のオモチャみたいな声出るだろうし、お客さんも「よし90分終わった・・・!あとは全員倒れて寝転がってろ・・・!」とか思ってたらアディショナルタイムが長すぎてそうこうしてるうちに同点弾食らって泡吹いて失神する可能性もあるし、そもそも90分でカウントが止まる時計なのにアディショナルタイム10分もあったら残りどのくらいの時間があるのかも分からないし、テレビで見ている人も現地にいる人も全員ストップウォッチ持参しろってことですか?小学校の頃の三杉君だったら前半終わる前にドクターストップがかかります。

https://youtu.be/RJS9lV3Z2ds

また、イングランド対イラン戦では実際前半後半合わせてアデョショナルタイムが+24分もされたようで合計114分もサッカーしていることになり、今までがだいたい95分くらいだったとしてもざっと1.2倍の時間多くプレーしている計算になる。バスケで例えるなら10分の4クオーター制=40分×1.2=48分となりもはや第5クオーターと言って良いレベルだし、野球なら9回×1.2=10.8回と常に延長戦状態。先発投手は完投した気でいたらまだまだあと2回あって中継ぎと抑えはできれば2回は跨いで継投してほしい。ウルトラマンは3分=180秒しか地球にいられないが、1.2倍すると216秒もいられるのでこれならゼットンも倒せそうな気がしてくる。

1999年CL決勝マンチェスターユナイテッドバイエルンでは【カンプノウの奇跡】と呼ばれる、マンチェスターユナイテッドによるアディショナルタイムで2ゴール大逆転劇があったがそれがそれぞれ91分、93分なので、現行のルールならまだあと10分も時間があるのでバイエルンは全然追いつける可能性はある。バスラーの2点目に期待。

2003年Jリーグ最終節横浜Fマリノスジュビロ磐田ではドラゴン久保によるアディショナルタイムの劇的勝ち越しゴールが生まれそのまま優勝したが、現行ルールなら、その様子を知った別会場の鹿島アントラーズアディショナルタイム10分を使い曽ヶ端と秋田豊を前線に上げてパワープレー作戦を遂行することも可能だった。

あの日本の歴史に残る"ドーハの悲劇"は、後半45分17秒に失点してしまうのだが、現行ルールならまだまだ追いつく可能性は十分にあるので柱谷哲二を上げるなりラモスが前線に張り付くなりしたら良かった。

このように、試合時間が単純に1.2倍も伸びるということは試合への影響やゲームプランの根幹に関わるくらいの事象であり、選手の疲労や精神状態、観客の精神状態や1日のスケジュールに大きな影響を与えるので、FIFAはもっと早くこういう方針にすることをきちんと明言すべきだったんじゃないでしょうか。

https://www.cnn.co.jp/showbiz/35196559.html

これからは選手の皆さんは、おじいちゃんの速度かというくらいゆっくり交代したり、ゴールセレブレーションを長くやって時間を消費したり、ファウルをもらってコロコロ転がったり痛がってみたり、セットプレーの時やたらと水を飲んだり浴びたり、謎に地面を固めてみたり、スローインでいちいち遠くのボールボーイが持っているボールを要求してピッチにボールが2個入っちゃう状態にしたり、カードをもらうたびに主審を集団で囲んでみたり、そんなことをしてもそれは結局アディショナルタイムで帳尻を合わせられてしまうので、そういう意味では試合終了間際にコーナー付近で時間を稼ぐいわゆる鹿島る作戦は、インプレ―状態なことも踏まえると、時代を先取りした合法的時間稼ぎだと言えるでしょう。

https://soccer-kaigai.net/kashimaru/

サッカーもプレーイングタイム制でいいんじゃない?

【夢は】2022年AC長野パルセイロ統括MF&FW編【終わらない】

後編です。前編のGK&DFはこちら

https://note.com/makkymakimaki/n/n29696a570330

トップ画は、長野Uスタジアムのピッチに可愛く寝そべる背番号25藤森です。

MF

坪川潤之

シーズン序盤はレギュラーに名を連ねることが多かったが、シュタルフサッカーへの適応に苦しんだようで後半にかけては活きのいい若手達の勢いに負けてベンチが多くなっていた。トランジションの場面や並走するシーンで明らかに一歩目の出遅れとスピード不足が目立ち、出遅れるから手が出てしまいファウルをとられるを繰り返し、サイドでも中央でもより機動力と俊敏性のある他の選手達にポジションを奪われていた。シーズン途中、いきなり金髪にしてパルセイロサポ(主に僕)の度肝を抜いたが、金髪にしたせいでミスをしたときやトランジションで出遅れてるときに際立って目立ってしまい、相手チームからは「金髪の裏を狙え」と標的にされていたともっぱらの噂(※嘘です)。このままではバックアッパー止まりになりかねないので宮阪にサイドチェンジを教わるか佐藤のように狂犬と化すかしないとレギュラーは危うい。

水谷拓磨

キャプテンとしてチームを引っ張る役割とともに、シュタルフサッカーをしっかりと体現し、相変わらず代えの効かない存在であることを証明していた。スピード、技術、対人の強さは昨年から引き続きJ3レベルを凌駕、今季は中盤でも起用されていたが、元々スペースのあるサイドが主戦場であるためか中盤でのプレーとは思えないくらいにデカすぎるトラップを見せたりいきなり敵陣のど真ん中をモーゼの海割りのごとく突き進んだりして一時はどうなることかと思ったが、持ち前の推進力とドリブルで中央突破する場面も見せ始め、慣れてくれば意外とハマるかもと思わせてくれた。たださすがにこれだけの選手がいつまでもJ3にいるとは思えないので、来季は個人昇格してもおかしくない。水谷の残留が最大の補強、、、いや、それはそれで勘弁してください。

牧野寛太

今季は3試合で38分出場。今季は試合に出るたびに持ち味を出そうとしてミスってボールを失い、そのたびに僕の隣で知り合いのパルセイロサポが何度もキレ散らかしてた。もう25歳。来季はどうかなあ。

東浩史

長らくパルセイロの主力として君臨してきたが、今季はいよいよキャリアの晩年になり若手たちの台頭に押されることが多かった。使われる側の選手として持ち味だったバイタルエリアや狭いスペースでのアジリティとテクニックが失われていき、リンクマンやパサーになることもなかなか出来ず、ただ前プレスを頑張っているだけになり、それなら他にもできる選手いるよねってなって徐々に出番が無くなっていった、いわゆる晩年の香川真司状態。同じFCみやぎバルセロナ出身だし。引退の文字もちらつく年齢になってきたので、J2昇格を置き土産になんとか結果を出して欲しい。

デューク・カルロス

シーズン序盤は後半から投入されるジョーカー的役割で左サイドをガシガシ単騎特攻してくれたが、基本的には縦突破からのクロスがメイン且つ唯一の武器。今が幕末の京都だったら新選組に入隊して斎藤一の必殺技”牙突”並みに強力な一点モノだったかもしれないが、あらゆる選手・戦術がすぐに研究対策されてしまう現代サッカーにおいては、広大なスペースがないとスピードに乗れない弱点が露呈されたりして徐々に他クラブに対策されてしまい、スタメン確保とまではいかなかった。それでもパルセイロの中では一番攻撃に魅力のある選手なので、中盤のフォローやボール支配を多くできるような戦術と組み合わせればより攻撃性能が生きると思う。実際宮坂からの高精度斜めロングパスからの単騎突破はパルセイロサポが一番ワクワクするシーンだったし、これであとは中に切れ込んでのカットインシュートとか持ってたら最高なのだがそんなん出来るようならこのレベルにはいないよなと。あとは勝ってる試合の最後のボールキープ時にはその足技とフィジカルが活きてくるのでそういう時にも重宝する。

三田尚希

今シーズン”善光寺参りからの御戒壇巡をしたほうがいい選手ランキング”ぶっちぎりの1位でございます。おめでとうございます。ちなみに2位は御戒壇巡の予想以上の暗さにびびってる姿がきっと可愛いであろうという理由で藤森です。打てども打てどもシュートが入らず、運が悪いを超えて呪いにかかってるレベルだったし、それがまた焦りを生んでチャンスでミートしきれない悪循環になっていて、もう祈祷してもらったほうがいいぞコレは。実際、得たチャンスが何本かでもゴールに入っていればもう少し今季の結果は違っていたと思う。ケチャップのキャップを開けた中の銀紙ちゃんと剥がした?あれ毎回剥がし忘れるんだけど。年齢的にも役割的にも結果を出してチームを助けていただきたい選手なので、来季は二桁をノルマとして、オフシーズンは御戒壇巡で極楽の錠前を探しつつバイエルンのT・ミュラーのゴール集でも見てイメトレに励んでほしいが、御戒壇巡にスマホの持ち込みは厳禁ですよ!

宮阪政樹

今季は完全に主力として、シュタルフサッカーの攻撃におけるキーマンとも言える活躍を見せた。やや低めの位置でボールを受け、そこからのキック一発でチャンスを作るセンスは抜群で、DAZNで見てるといきなりボールをボカーンと蹴って何してんの?と思ったら広大なスペースに走り込む森川やデュークがいてチャンス演出みたいなシーンをたびたび作ってるので、一人だけ見えてる世界が違うかのよう。とりあえずボールを渡せばなんとかしてくれるその姿は、体型も相まってドラえもんに見えてくるし、なんならのび太は佐藤祐太。四次元キックからのスルーパスだけでなく、いきなり飛び出すミドルシュートもあり、セットプレーでも貫禄のある腹、いや立ち姿で「これ、入りそうだな」感を存分に演出してくれる。入ることはまあまあ少ないけど。年齢的に豊富な運動量と走力を求めるのはさすがに酷だと思うので来季は使いどころが難しそう。タイムふろしきで5歳若返ってもらいたい。

森川裕基

怪我しない、頑張ってくれる、ドリブルで運べる、サボらない。年々、成長していってるのがよくわかる好青年。かつては質より量で勝負するタイプだったが、最近は相手ディフェンス1枚くらいならドリブルで抜ける質も見せ始めて、”無事是名馬”をモロに体現している。これで年齢が25歳くらいだったら上カテゴリーからの引き抜きも心配したのだが来年30歳ということでおそらく残留してくれると思うので、来季は中に切れ込んでの右足での巻いたデルピエロシュートを会得して、攻撃の選手にしては寂しいその得点数を倍増して頂きたい。基本的にはどんなファウルを受けてもある程度笑顔で流してくれるがたまに鬼の形相でキレたりして、パルセイロのなかで普段は温厚だけどキレたら怖い人ランキング堂々の1位。

佐藤祐太

寝ても覚めてもボールを追いかけまわしてピッチ中を走り回る狂犬で”人倒れるところに佐藤あり”という諺が誕生するくらい、とにかく相手をなぎ倒し、自分もなぎ倒されてる印象。シュタルフさんのやりたいであろうサッカーを全身全力で体現しているので、おそらく新しい選手にシュタルフイズムを浸透させるときの見本として「とりあえずあいつみたいな感じで」ってシュタルフさんの指差した先にいるのがこの佐藤になると思う。オシムさんが代表監督やってたとき自分の練習を早く理解させるためにあえてジェフの選手を多く招集していたなんていう話があったがまさにそれ。”わさお”なんていう可愛い異名じゃ収まりきらない暴力性(褒めてます)を持っているのでもっと”闘犬”とか”銀”とか”狂四郎”とかにしたほうがいいと思う。

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山口和樹

2試合で40分くらい出場していたが全然記憶にない。頑張れ。

住永翔

シーズン最初の方では何試合か使われていたが、他の選手の台頭で序列が落ち、たまに出場しても消極的なプレーでのミスが続いてしまったからか、その後ベンチからも消えてしまった。監督による好みの差がハッキリ別れるタイプの選手なので、もっとボールを握っていく戦術をとるクラブの方が生きると思う。来季はどうなるか分からないが、まだ若いので出場機会に恵まれるクラブに移籍したほうが本人のためじゃないかなあ。

山中麗央

今季の個人的MVP。ユース出身で最初のうちは途中出場がメインだったがゴールという結果で徐々に序列を上げて、シーズン終盤でレギュラーとなり先発した8試合で5ゴールと決定力の高さを見せつけている。出始めの頃はまだプレーがどこか遠慮がちな印象だったが、プロのレベルに慣れてきたのか持ち味のスピードとテクニックでおじさんパルセイロサポ達のハートを鷲掴み。来年は新エースとして早々に契約更改と新背番号を発表してくれたらパルセイロの広報とフロントを見直すんだけど、ギリギリまで契約更改発表を遅らせてサポ達を「レオ、引き抜き・・・?」「まさか秋田・・・・?」「藤山と伊吹返せ」とドギマギさせるのもそれはそれでアリだと思う。けどそうなるとただでさえ信州味噌の摂り過ぎで血圧高めなパルセイロサポ達の血圧が更に上がってしまうのでやっぱり早めに契約更改してください。

藤森亮志

森川と同じく質より量で勝負するタイプだが、それを今シーズンは更に量側に振り切っていた。ボールを持った時に何かをしようとはするが、それが何かはよく分からず一人でアワアワ踊りだしたりするのでそれがよくも悪くも相手にとっては読みづらく、かえってチャンスになったりすることもあるし、謎のボールロストになったりしてとにかく謎。”おかあさんといっしょ”のなかの人形劇”ファンターネ”に出てくるあーぷんのような感じだと考えてもらうと分かりやすいと思う。第18節宮崎戦で値千金のゴールを決めたのだが、その時のインタビューがキツネダンスくらい可愛いので見てほしい。
※探しても見当たらないので、藤森のインタビュー終えた後の小走り合流を見てくれ。可愛すぎる。

https://twitter.com/NAGANO_PARCEIRO/status/1551403314751078400?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1551403314751078400%7Ctwgr%5E6a569f3899d15e49d0444ddd698a0675e2426621%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2Fnabeya1105%2Fentry-12755441295.html


小西陽向

岐阜戦でのレオへのアシストだけで、パルセイロサポおじさん達は小西を愛してる。来年も頑張れ。

原田虹輝

あの川崎フロンターレからのレンタルということで期待感は大きかったが出番には恵まれず、今季初先発はまさかの右サイドバック出場ということでフロンターレ時代や鳥取時代どころか本人もサッカー人生初の経験なんじゃないかと思う。タッチの柔らかさやキックの正確さは見せたり、後半のほうでは本職の中盤にポジションを移してたりしたが本人の得意分野とチームのやりたい戦術があまり合致してない印象。それでもTwitterでは原田がメンバー入りしたというだけでざわつく界隈(主にフロンターレサポ)もあるので、残り数試合でその実力を見せてほしい。

高橋耕平

全然見られなかった。頑張れ。

FW

宮本拓弥

開幕からの2戦連続ゴールで「ついにパルセイロが決定力を手に入れた!これで勝つる!」と思わせたが、その後はゴール前でのチャンスをことごとく外し続け、シュタルフさんも辛抱強く起用し続けたが、結局シーズン後半ではより足元の技術があって積極的な前プレスのできる山本にポジションを奪われてしまった。思い切りの良いプレーが魅力だがフォワードとしてゴールを決められるチカラがないとやっぱり批判は避けられないということで、藤枝に戻るのかどうするのかは分からないが、もしパルセイロに残るのなら完全移籍の背水の陣精神で挑んでほしい。見た目もなんとなく武士っぽいし。

佐野翼

年齢的には一番旬なのだが、今季はほとんど出番を得られなかった。唯一先発した富山戦で見せたハーフウェーライン付近からのなげやりボレーシュートが今季のハイライト。あの時、佐野は何が見えたのか今考えてみてもよく分からない。その後も途中出場しても試合の最終盤残り1分とかで何もできずに終わることが多く、来季の構想に入っているかも微妙なのが明らかだった。もし残留するなら佐藤祐太の下に弟子入りして、自慢のエルボーに更に磨きをかけてほしい。

山本大貴

シーズン途中は怪我もあってなかなか出番がなかったが、復帰後は決定力とプレスをサボらないことからレギュラーを掴んだ。ロングボールに競り勝て、前プレスをかけろ、前線でボールを収めろ、ゴールを決めろ、クロスを叩きこめ、こぼれ球につめろ、とチームから数多くの無理難題を押し付けられていてこんなんベンゼマしかできませんと嘆く山本の心の声が試合中うっすら聞こえてくる気がする。来季はパトリックとかの超強力フォワードが加入しない限りはレギュラー候補だと思うので、ケガがちな体質をしっかり改善してシーズン通してフル稼働してほしい。ちなみに今季のパルセイロは山本がゴールを決めた試合は全勝(6試合6勝)しています。だからなんだと言われましても・・・。顔が昭和のウルトラマンシリーズのウルトラマンに変身する主人公っぽい。

BIGBOSS

シュタルフ・悠紀・リヒャルト

就任1年目は多くの改革を推し進めたシーズンとなった。目に見えて分かりやすくプレス強度が上がり、選手にチームへの貢献を求め、素早い寄せを求め、ボールへの執着を求め、結果と情熱を求めた。これまでのパルセイロに漂っていたどことなくおしとやかな、良く言えば大人な感じ、悪く言えばどこかクラブ全体のことは他人事のような空気感を少しずつ払拭してくれていて、正直今までパルセイロを見てきた中で一番新しい風が吹いているのを実感している。またインスタの更新頻度も高く、なんとコメントに対して一件一件丁寧にきちんとコメント返しをしてくれていて、本当に凄い人だと思った。ツイッターパルセイロの戦術について意見のある人はシュタルフさんのインスタに直接意見したらいいと思います。ただ、シュタルフさん本人も言っている通り審判や他サポからの印象がとても悪いんだけども、それは日本のサッカー界になんとなく蔓延ってるスポーツ選手は寡黙であるべき=正義・かっこいい。みたいな風潮のせいであって、個人的にはサッカーにはもっと人間の持つパッションや喜怒哀楽があってもいいんじゃないかと思っていますし、シュタルフさんがたまにやらかしてしまう言動や行動もきちんと相手をリスペクトをしたうえでの日本サッカー界への提言のようなものだと思うので、変に冷やかしたり煽ったりしないでしっかり向き合って建設的に捉えてほしいと思いますが、まだまだ理解してもらうのには時間がかかるだろうなあ。2年目となる来季は、より選手獲得などで意見が反映されると思うので、進化したシュタルフパルセイロをお披露目して、すぐに昇格しなくとも再来年なども見越したポジティブな戦いを見せてほしい。ここまで書いて自覚したが、僕は完全にシュタルフファンです。

以上!新戦力誰がくるかな!


【ゲーゲンプレス】2022年AC長野パルセイロ統括GK&DF編【殺法】

皆さんこんにちは。
長野をオレンジにしてますか?

1年も早いものであっという間に年末の空気が街を覆い、J3ももう終盤戦・・・なんて嘘ですよね?きっとこれは夢ですよね?
目が覚めたらまだ5月で、パルセイロは開幕から100連勝中で宮本は60得点、レオは40ゴール200アシストくらいしてて長野Uスタジアムには連日85000人の観客が押し寄せ、日本の首都は東京から長野へと代わり、新年号は”信州”となり、おやきが国民食になってZ世代を中心にバズりまくってて、NHKの"おかあさんといっしょ"の人形劇はライオーの物語になってるんですよね?????ハッ、夢か・・・・。

さて、今年の我がパルセイロは新指揮官を迎え、例年に無くポジティブな雰囲気でスタートを切ったところまでは良かったのですが、産みの苦しみというか変革期の混迷というか、良かったことと悪かったことが両方浮き彫りとなったシーズンになりました。

年々ハイレベルになっていくJ2への昇格レースを争うこともままならず、永遠のライバル松本山雅との3度に渡る信州ダービーにおいても一度も勝てず、まるで毎週毎週主人公とヒロインの周辺の友達ばっかり傷ついて泣いて肝心の想と紬の関係性が今までのパルセイロの成績かの如く一向に話が進展しないドラマ【silent】と同じかそれ以下のペースで進展してないような現状の順位を見ると、非常に厳しい2022年だったと言わざるとえないものですが、とりあえず想のほうは僕がきっちり殴っておくとして、個人的にはこれまでのパルセイロには無かった明るい兆しのようなものを感じ取ることができました。

これは単に僕が異常とも言われるポジティブ思考の持ち主なこともありますが、なんとなく今までのパルセイロには無かった広い意味でのオープンさや珍しさ、サッカー以外の付加価値の創造や国際色、試合内容としても全力感、そしてエンターテイメント性が生まれつつあるからかなと柄にもなくかっこいい事を言ってみたんですけど、これでツイッターのフォロワー増えますかね?どうでしょうか?

そんなこんなで、ひとまず昇格争いができなかったことには目を瞑り、今季のパルセイロを振り返っていきたいと思います!大丈夫!リバプールだってクロップ1年目では優勝してないんだから昇格・優勝は来年以降に期待しときましょう!

GK

大内一生

加入後即スタメンを張り、結局シーズン通してレギュラーとして君臨し続けた守護神。加入直後はハイボールにやや不安定なところもあったが、試合経験を積んでいく中で徐々に安定していた印象。ゴールキックからビルドアップしようという意思やキャッチからの素早いリスタートなど現代型ゴールキーパー感を漂わせているが、そのボールを受け取ったセンターバックサイドバックが結局ロングボールを蹴ってしまうので「それなら最初から大内が蹴っておけばよかったのでは?」と思わせるシーンが散見された。横山さん監督時代は試合ごとにキーパーがころころ変わっていわゆるキーパーガチャ状態だったのだが、シュタルフさんはきちんとキーパーに序列をつけている模様。もうこれだけシュタルフさんの信頼を勝ち得ているんだから横浜FCに戻る理由はないだろう、ということで来季もよろしくお願いしますね。えっ、いますよね?

谷田貝壮貴

開幕戦ではレギュラーだったが、第2節で負傷交代。その後は大内の加入で第2ゴールキーパー扱いとなっていた。実力としてはそん色ないハズだが、シュタルフさんが重用したのが大内だったというだけだと思う。年齢が下の大内の来季の加入次第でパルセイロでの立ち位置が大きく変わってくると思うので、第2キーパーでも腐らず頑張ってほしいが、本人としては他のクラブでレギュラーとして出たい気持ちもあると思うので残留するかは微妙。

キム・ミノ

谷田貝の負傷交代でレギュラーとして出番を得たが、加入した大内にあっという間にレギュラーを奪われその後は谷田貝との第2キーパー争いとなった。谷田貝とのレギュラー争いだったらワンチャンあったかもしれないが、同い年の大内が絶大な信頼を得ている現状ではレギュラーは望めなそう。大内がシュタルフさんの大事なプリン(善光寺プリンかアトリエ・ド・フロマージュのやつ)を食べたり、チームメンバーと権堂に飲みに行ったりするといったやらかしをしない限りはベンチ入り争いになると思うので、来季残留するかは微妙。

リュウ・ヌグラハ

谷田貝の負傷欠場でキム・ミノが先発していた時にベンチ入りしていたが、大内の加入によりベンチからも外れてしまった。地元出身者ということで応援はしたいが、パルセイロにいる限りは出場機会には恵まれないと思われるので、来季の契約更改は微妙なところ。え、これもしかして来季キーパー総入れ替えの可能性大きい?また?

DF

山拓

2021シーズンは控えセンターバックの域を抜け出せなかったが、今季は3バック、4バック、更には中盤の底で使われたりして秋山を軸にフォーメーションを変えたりしていた。喜岡が引き抜かれた後にレギュラーを張り、ガツガツ身体をぶつけに行くタイプに見せかけて意外と間合いをとりながら冷静な対応を心がけている様子や積極的に主審に文句を言いに行く姿が印象的で、ある日いきなり中盤の底で起用されて空中戦では競り勝てはするのだが慣れない中盤でのプレーに足元がおぼつかず攻撃に大ブレーキを引き起こしていたりしたが、徐々に慣れてきてサイドへのダイレクトパスによる展開力など見せつけたりして、数値としてもキャリアハイの試合出場数となったものの無念の負傷によって終盤で離脱してしまった。お大事に。来季もいてくれないとセンターバックの頭数がマジで足りないので、出場試合数をエサに早々に契約更改を済ませて、大卒ルーキー即戦力センターバックを獲得して選手層の充実を図りたい(ゲス顔)。あとせっかくセットプレーで上がってくるので早くJリーグ初ゴールを取ってほしい。

船橋勇真

今季の補強の中で1,2を争う当たり補強だと思う。体育会系の顔そのままなイメージ通りのパワフル推進力と馬力で右サイドをゴリゴリ突き進み、クロスの種類も豊富でしかも守備もサボらず「もしかして中身カイルウォーカー?」と思わせる出来を見せつけていたにも関わらず、なぜかパルセイロユニが全然似合っていなかった。ケガによる離脱が長かったが、出場した11試合ではチームは7勝3分1敗という圧倒的好成績を叩き出しており、これをもしJ3全34試合に置き換えたら21勝9分3敗ペースで、残る1試合負けても計算上勝ち点72と普通に昇格を争えている計算となり、もし船橋が1年間通して万全の状態だったらもしかしたら今季の結果は全然違っていたかもしれないと考えると、まずはきちんと今のケガを治して来季に万全の状態で戻ってきてほしいと思う。ちなみにJ3首位のいわきは32試合終了時点で22勝6分4敗と前述のパルセイロの希望的観測に基づいた成績を普通に上回ってきます、強すぎてなんだか笑えてきますね。筋肉は裏切らない。

https://www.amazon.co.jp/dp/4591163954/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_3J3Q0JNNQ76TBCESVK8Y


池ヶ谷颯斗

加入初年度にして全試合出場と、シュタルフさんを慕って加入しただけあって、長野駅善光寺口側の交差点を渡ってすぐのところにある蕎麦屋「あぶらや」さんの名物ソースカツ丼のカツ並みに厚い信頼を寄せられていたセンターバック。相手のボールを脚もろともカツ揚げる刈り上げる守備殺法とカロリーとかあろうがあるまいが気にしてないかのようなカバーリングがいようがいまいが気にしていないかのようなチャレンジ&チャレンジ精神の持ち主だが、その結果として裏のスペースをとられてしまったりワンフェイントでかわされてしまったりするので何となく危なっかしい。1試合に1本の頻度で凄まじくきれいな縦パスを通してくれるのだが、これが海外のトップレベルくらいになると5分に1本くらいの頻度で出るようなレベルなので来季はせめて45分に1本くらいのペースでいい縦パス出してね。あと右サイドバック起用はもうやめてね。

杉井颯

シーズン中盤から後半にかけてスタメンの座をつかみ始め、持ち前の明るさと威勢の良さでチームのムードメーカー兼勝利のラインダンスの音頭取りとしての役割を担った。豊富な運動量と左足での正確なクロス、出し惜しみのない全力プレーがシュタルフサッカーにうまく合致したようで、特にデュークや森川と絡む左サイドからの攻撃は迫力があって得点の雰囲気が存分に醸し出されていた。その性格の熱さが逆に働いてしまい抗議などでカードを貰ってしまうことも見受けられたが、今シーズンのパルセイロMVP候補の1人に名を連ねるくらいのインパクトを見せてくれた。右サイドバックで起用されていた時期もあったが右足でクロスを上げられずいちいち左足に持ち替えてからクロスを放り込んだりして、その左足クロスの持ち味が完全に消えていまっていたので、左サイドバックか3バックの左あたりにしておくのが無難だと思います。なぜか分からないけど、レバークーゼンあたりに加入して即アウクスブルクにレンタルされてそのまま出場機会がなくJリーグに帰ってきた選手のようなイメージがある。そんな経歴まったくないのに。

敷田唯

大卒ルーキーだがベンチ入りすらしてないと思う。頑張れ。

川田拳登

20分試合に出ただけ。完全に干されている。来季はどうかなあ。
※追記
第31節松本との信州ダービーで後半頭から出場!さすが本職だけあってソツのないプレーを見せ次試合のスタメンが期待されたが、次の試合ではなぜか原田が右サイドバックに起用されていた。頑張れ。

乾大知

喜岡のシーズン途中の移籍後、完全に頭数が足りていなかったパルセイロセンターバック陣に急遽加入してくれた実績豊富なベテラン。というかどこからもオファーが無くプロ引退寸前だったところを、同じくどこにも獲得のアテが無かったパルセイロがなんとか契約にこぎつけたようにも思える。加入後即ゴールをあげ一瞬にしてパルセイロサポの心を鷲掴みにしたと同時に、その時点での秋山のパルセイロ加入後の総ゴール数を抜いた(秋山2年間で30試合出場0ゴール、乾1試合2分で1ゴール)。パススピードも速く、ボールが乾を経由するだけで相手のプレスをかわせる場面もあるが、長野Uスタジアムのピッチがまだ合わないのかスパイクが引っかかって失点に繋がってしまうこともあり、その後自分でゴールを奪い返してベンチに向かって「ごめん!」とばかりに両手を合わせまくる姿が気のいい兄ちゃん感満載だった。あと、全力ダッシュの場面では明らかに足遅いのが顕著に良くわかるので、そもそもそういう場面にさせてはいけない。


MF&FWは近日中に!書いてて改めて思ったけどマジで人数いないな!
公開しました!

https://note.com/makkymakimaki/n/n0bdd5e30fc8f


AC長野パルセイロに彩られた風景


#J3推し

僕がパルセイロについて覚えている一番古い試合は、長野パルセイロが当時”地獄の地域リーグ”と呼ばれていた北信越リーグ時代に見に行った試合です。(当時の北信越リーグは、Jリーグ加盟を目指しまくっていた長野パルセイロ松本山雅ツエーゲン金沢に加えて、JFL加入を目指しまくっていたジャパンサッカーカレッジが優勝を争う異次元のスーパーリーグだった)

当時、暇と時間を持て余しまくっていて、何かしら生サッカーを見たいと思った僕がサッカー不毛の地・長野県でサッカーを見る方法を探した結果、パルセイロのホームである南長野運動公園が一番近く、『Jリーグウイニングイレブンタクティクス』でやたら強かった宇野沢祐次や元甲府土橋宏由樹ら元Jリーガーが何人か在籍しているということを知り、本当に単なる興味本位で見に行ったのが始まり。

人生初となる地域リーグの試合観戦は、屋根も無く照り付ける太陽の下、メインスタンドというより観覧席のような長い一列の座席に座り、ゴール裏は芝生広場のようで、なぜかパンダの着ぐるみを着た人が応援団に混ざってたのが印象的だった。

そこで僕は一人の選手から目が離せなくなった。

土橋宏由樹

彼が中盤でボールを持つ姿がとにかくかっこよく、魅せられ、虜になった。

ずり下げたソックス、右利きなのに左足でもコーナーキックを蹴る姿、パスを出す時のやや膝を曲げた猫背なキックフォーム、すべてが僕にとって衝撃的に衝撃だった。

その後、何回かパルセイロを見に行くのだが、正直パルセイロではなく土橋を見に行ったと言っても過言ではない。(北信越リーグ時代のパルセイロは普通に頭一つ抜きんでていたため、勝つのが当たり前みたいなところもあった)

そんなこんなで北信越リーグパルセイロを追いかけ始め、藤田信とハイタッチしたり、土橋に応援の手紙を書いたり、当時行われていた入団トライアウトの様子を見学しに埼玉スタジアム第4グラウンドまで行ったりするのだが、まあJFL昇格が遠い遠い。そのうち僕も東京に引っ越すことになり、東京暮らしの中で次第にパルセイロを追いかけなくなっていた。※その間にパルセイロJFL昇格とJ3加盟を果たした。

その後は、気がつくとJ2との入れ替え戦に進んでいたということでカマタマーレ讃岐との入れ替え戦を今は無きフットニック中野店まで見に行って負けた悔しさをキッカケにパルセイロ熱が再燃し(例の炎上してしまったフットニック中野店元店長とはこの後意外な形で再会を果たすこととなる)、2014年~今に至るまで毎年ホーム開幕戦を長野まで見に行ったり、昔ホーム開幕戦で行なわれていた幻のイベント・福男レース(長野Uスタジアムのピッチ外周を走り1位を争う一般人参加型イベント)に2年連続で参加し見事優勝を勝ち取り大橋さんからインタビューを受けたり、台風が近づく東京夢の島競技場でのFC東京U22戦を大雨の中観戦し負けたり、磐田との天皇杯でJ1のレベルを目の当たりにしたり、トレーニングを見ようと思って開始時間の10時に現地に行ったらなぜかやってなかったり、本職サイドバックの西口がなぜかセンターバックで起用され相手の大型FWに高さで競り負けて失点するのを見たり、パルセイロがクラブ史上初めてJ3最下位になるのを見たり、勝てば昇格に大きく近づく岐阜との試合で岩沼がゴール前のビッグチャンスで蹴り損ねるのを眼前で見たり、勝てば昇格だった岩手戦で先発した遠藤元一が右サイドバックで恐ろしいミスをぶっかますのを見たり、横山さんが試合開始10分でベンチにどかっと座り込んでしまう様子を見たり、本当に色んなものを見てきました。

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※コロナ禍前のゴール裏の様子。

確か僕が見始めた頃のパルセイロはパスサッカーを標榜しており土橋を中心としたパスワークと攻撃的サッカーをやっていたのですが、気が付けば今じゃJ3で一番ファウルが多いともいわれる武闘派サッカーに転向しています。どういうことでしょうか、まるで遠い日の甘酸っぱい思い出のようです。そういえば中学生の頃僕が通っていた学校の地味で無口なクラスメイトだったT君が卒業後ピアスとネックレスを着けて可愛い彼女を連れてジャスコにいたのを見かけたことを彷彿とさせるくらいの変貌を遂げています。2022シーズンのシュタルフパルセイロは今年も昇格は無理そうなので、すでに来年に向けてシュタルフ監督と強化部がどんな策をとってくるのか今からとても楽しみです(現実逃避)。

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パルセイロを追い掛けすぎた人の末路。

サカつく2が無ければ、僕の人生はこんなことにはならなかった

中学生の頃、当時、プレイステーションが世論の圧倒的なマジョリティーを占めていたなか、僕は何故かセガサターンをやっていた。FFシリーズ、マリオ、ポケモンなどといったスーパー人気メガコンテンツ達が相次いでプレステやニンテンドー64に進出しているのを羨ましいと思いつつも、中学生時期特有の歪んだアイデンティティーと歪曲したオリジナリティをセガサターンバーチャファイター2とグランディア天外魔境第四の黙示録のなかに見出していたある日、知り合いのR君の家に遊びに行った時の事だ。

僕を含めた中学生の男子7人くらいでR君の部屋で暴れまわり、キムチ鍋をつつき合い、深夜に放送されていた大人向けのテレビを鑑賞し、トランプ大会をし、なぜかゲロを吐き出す奴まで現れる楽しい一夜を過ごした後、じゃあ帰ろうかというところで、R君が持っていたソフトを見つけた。プロサッカークラブをつくろう!2。当時バスケ部に所属していた僕はなぜか分からないがこのソフトにとても興味を惹かれた。いや、嘘です。本当はこのサカつく2のカバーケースのなかに大人向けの映像盤を入れて持ち帰るつもりがすっかり忘れていて、そのまま普通にサカつく2が入っていただけです。家に帰ってその事実に気づいたときは僕は多大な期待を裏切られた悲しみと指差し確認を怠った自分を責めに責め、深く深く絶望した。が、しょうがない、とりあえずやるだけやってみるかと思い、サカつく2をセガサターンに差し込んだ。これが僕とサカつくの最初の出会いだ。OPは今でも覚えている。あるサッカー少年が街中で見かけたテレビのサッカー中継のなかに自分が試合に出て活躍をする妄想を当て込むというのがメインストーリーなのだが、セガサターン特有のカクカクしたポリゴンで描かれるサッカーシーンとテュレレ テッテッテッ テレー!の軽快なBGM。デカデカと表示されるタイトル画面のプロサッカークラブをつくろう!2の文字。当時としては最高峰に綺麗なグラフィックでそれだけでもちょっと高揚感を覚えた僕は、さっそくニューゲームを開始する。するとここでいきなり【秘書は誰にしますか?】の文字と3人の可愛らしい女性が立ち並び、この中から人生の(サカつくの)伴侶を選ぶところからこのサカつく2は始まる。サッカーゲームなのにまずは秘書選びという、サッカーゲームの根底を覆す選択肢。ありえない。普通サッカーゲームといえば、起動→こういうのが陽キャ系サッカーファン(女子とフットサルしたあとにBBQとか行くks野郎ども)は好きなんでしょ?と言わんばかりのイケてる感満載なBGMを聞きながらプレイモード選び→あえて強豪クラブや強豪国は使わない等謎のこだわりを持ちながらチーム選び(クロアチアとかビジャレアルとかを選びがち)→調子のパラメータを見ながら「なんでコイツがサブなんだよw」と知ったような口をききながらスタメン選び、の流れが王道で、女子を見かけるようなタイミングなどどこにもなく、起動した瞬間から「今日はどんなプレーを展開してやろうか」「誰を補強してやろうか」「俺のデブライネが火を噴くぜ」などといいながらサッカー脳に即座に切り替わるのが普通である。が、このサカつくはいきなり秘書を選ばせてくるのだ。しかもこの秘書、能力やゲーム進行上での違いは一切なく、清楚そうな黒髪ロングヘア―女子のめぐみ、茶髪ショートで元気なお姉さんのえみ、スペイン人でセクシー雰囲気駄々洩れしてるマチルダのなかから好みの一人を選び、しかも選んだ時点で一生変わることのない、10年も20年どころから100年先1000年先も変わることのない秘書を一番最初に決まろと迫ってくる。

まず、めぐみは料理と乗馬と映画鑑賞が趣味というインドアなんだかアウトドアなんだかよく分からないタイプでそもそも乗馬が趣味ってだいぶこじらせてやがるなコイツって感じで、多分実家がお金持ちで軽井沢に別荘を持っていて、長期休みは毎年軽井沢で過ごすことになっていて昼は乗馬を楽しんで、母親と晩御飯を作り、夜は大きなテレビでゆったり映画鑑賞をするような休日を過ごしてきたんだと思う。調子乗りやがってくそが。

一方えみは、スキーとマウンテンバイクが趣味とかいう典型的なアウトドア女子だけど今の時代スノボーよりもスキーができるっていうだけで萌えポイント高いし、マウンテンバイク乗ってるけど多分肘ガードとか膝ガード、ヘルメット完備で転んだ時のことを想定して防護系は完璧に揃えてて意外と怖がりというギャップもめっちゃ可愛いし、遊んでそうな見た目とは違って根は真面目だし、僕と二人で居酒屋にお酒飲みに行ってバカ騒ぎしたあとの二軒目では急にしおらしくなって「私、好きになった人からはあんまり好かれないんだよね・・」「一緒にいて楽しいなって思える人がいいんだよね・・・」とか赤い顔しながらマジトーンで打ち明けられたときはこいつは俺が守らないとってなったし、とにかくえみはマジで最高の子。秘書としてじゃなくて人生の伴侶としてえみを選んだつもりだし、一緒にこのクラブを大きくして有名になって、誕生日には1億円はするようなプレゼントを買ってやれるくらいビッグなオーナーになってやるからなって宣言したら泣きながら笑ってくれてたっけ•••。えみと俺のプロサッカークラブと共に最高の家庭をつくろう!2はまだまだ始まったばかりなんだ!!

チルダは知らん。

秘書(えみ)を決めた後はようやくチーム名とホームタウンを決めるのだが、特に気を付けるのはホームタウン選び。実はこのゲーム、ホームタウンの場所次第でスポンサーが変わったり、客の入りが変わったり、難易度に直結してくるのだ。例えば、序盤の貴重な資金源である年間のスポンサー獲得において、例えば山に囲まれた地域を選ぶと海関係のスポンサーは一生出ることはない。海関係のスポンサーは結構大口のスポンサーが多いのでこれだけでも相当なハンデとなりうる。また人口やサッカー熱がすでに高い横浜や大阪などの大都市を選ぶと序盤から比較的有利に進めることができるが、その分の初期投資だけで全財産が無くなり良い選手が獲得できなくなり勝てなくなってゲームオーバー。逆に初期投資が安いからといって長野の農村や山奥などを選ぶと、全然お客さんが入らず、資金繰りに苦しみゲームオーバー。ただやはり自分の地元に自分の理想のサッカークラブを作るという夢を叶えるこのゲームにおいて、何の縁もゆかりもないような地域にクラブを創設するというのは野暮というもの。というわけで僕は地元である軽井沢を選ぼうと思ったが、軽井沢は町であり北佐久郡に含まれてしまうため、軽井沢の地名は使えないことが判明。怒りのあまりSEGAに抗議の電話をいれようと思ったが、当時は携帯電話などまだ普及していなかったため泣き寝入り、仕方なく市としてちゃっかり登録されている小諸にしようか佐久にしようかなどと妥協に妥協を重ねた結果、今ここに【北佐久メジェール】が爆誕した。

サカつく2のストーリーはこうだ。

J1への昇格争い最終盤、昇格争い真っ只中のメジェールは、コンサドーレ札幌ブランメル仙台(今のベガルタ仙台)、そして同じホームタウンにクラブがあるライバルクラブとの直接対決を控え、この3戦での結果次第で念願のJリーグ昇格(ゲーム本編スタート)というところで試合は始まる。要は本編開始に先駆けたチュートリアルのようなもので昇格するまではただ試合に向けた練習とチーム戦術を決めるくらいしか出来ることはないのだが、当時頭の先から足指の爪まで体育会系バカだった僕は「とりあえずランニングっしょ」と、仮にもJリーグを狙えるようなレベルにあるサッカー選手たちの運命を賭けた大事な試合の前に、まるで部活に入ったばかりの新入生かのごとくランニングを強要するという愚行をぶっかまし、案の定昇格を逃して初めてのゲームオーバーを味わった。その後も何度かのやり直しを経て、無事に昇格争いを制し、念願のJリーグ加盟を果たした。そのあとは年末を越え、年始の大事な仕事はスポンサー選びなのだが、このスポンサー選びも結構クセモノ。現実でのスポンサー枠は多ければ多いほど財政は潤うと思うのだが当時のサカつく2はスポンサーの獲得枠に上限があり、そのなかでもやたら高額な料金払ってくれるなというスポンサーはだいたい条件がついていて、例えば【ファーストステージ、セカンドステージのいずれかで6位以上にならないとスポンサー料全額返金】などとJリーグに昇格したばかりのクラブに狂ったような無理難題を押し付けてくるようなスポンサーや、やたら安いスポンサー料のくせに3年やら5年も長期でスポンサーになろうとしてきたり、とにかく慎重に選ぶのが基本。だが、当時はあまりそのあたりをよく理解していなかった僕はとりあえずスポンサー枠をフルで埋める事を優先してしまい、後々に強豪クラブとなって大型企業からのスポンサー契約を打診されるも、安いスポンサー料で長期契約を結んでしまっていたゆえに枠の関係上、大型企業と契約できないという悲しい目に遭うのだ。おい、ネジ製造会社聞いてるか、お前の事だぞ。そんなこんなでゲームを進めていくのだが、サカつく2の良い点の一つはなんといってもその進行の手軽さ。練習はほぼ監督任せで、僕はクラブのスケジュールを決めて、選手編成を考え、試合の様子を高速ハイライトで見るだけなのだ。シーズンオフの間はとにかくプレシーズンマッチをホームで組み込んで入場料を稼ぎ、シーズンが始まったら若くてそこそこ実力のある選手を買い揃え、クラブハウスや練習場やスタジアムといった施設を増築していく。このなかでも特に重要となるのは、直接の収入源になるスタジアム入場料に直結するホームスタジアムの拡張で、最大まで拡張するとなんと18万人収容スタジアムにまで大きくなる。人口2万人程度の軽井沢町に18万人収容のサッカースタジアムが建つなんて普通はあり得ない、建築にあたって軽井沢町景観育成条例ガイドラインによれば、

軽井沢町の特徴的な景観
・緩やかな裾野を持つ浅間山が、独立峰に近い形で望むことができる。
・苔が絨毯のように広がる緑深い樹林内に点在する別荘が織り成す独特の景観
・自然の景観に配慮して建築された別荘が歴史の中で時を重ね、自然と渾然一体となり創りだす深みのある景観

これらに配慮した建築物作りをふまえ、敷地周辺の既に形成されている景観との調和に努め、良好な自然と景観の維持、保全、育成に最大限の努力をしなければならないとのことで絶対無理だろこんなん。また、ガイドライン軽井沢町の公式サイトから確認)の中にある(ア)配置 の(エ)浅間山佐久平への眺望を極力阻害しないような配置とすること。これも無理だろ、18万人収容スタジアムだぞ、埼玉スタジアム2002の収容人数が63700人なんだからざっと3倍の規模だぞ、浅間山よりも普通に目立つだろ、あなたが碓井軽井沢インターから軽井沢プリンス通りに向かっていくなかでまず一番に目に入るのは、浅間山でもプリンスゴルフ場でもなく北佐久メジェールスタジアムになるのです、浅間山や自然への眺望を極力阻害しないようには配慮した結果、軽井沢の自然を生かしたスタジアム作りということで建築材に白樺を使用し、自然の風が入りやすいような設計にし、そもそも軽井沢は夏は涼しいのでエアコンも導入しませんのでとてもクリーンです景観条例はしっかりクリアしてますとまきまきオーナーは胸を張って言いますが普通に夏の軽井沢は暑いですし白樺でスタジアムなぞ建築したら確実にぶっ壊れます。軽井沢は土地は余りまくってると思うので軽井沢プリンスショッピングプラザ周辺の土地をフル活用して一大エンターテイメントスタジアムが完成するわけないだろ、いや待てよ。そもそも条例を変えてしまえばワンチャンある・・・?サッカークラブのオーナー兼軽井沢町町長とか普通にアリだな。国の首相でありながらサッカークラブのオーナーの人もいるわけだし、サカつく2ではマイホームタウンに投資ができるシステムがあり、ゲーム後半になると資金が余りまくって999億を超えても内部処理的には資金が貯まっている状態になり普通に1000億円以上を投資できるため、いっそ町長になって条例を変えてしまう手もありますね。えみは俺の妻兼サッカークラブオーナーの妻兼町長の妻になるわけですね。何の話だ。

また、序盤攻略のポイントとしてネット上の大手(?)サイトによれば、①練習場に芝生を敷く②スタジアムを大きくする③若い実力者を獲得するとありますが、僕なりの攻略法として④とにかく安いJリーガーを引き抜きまくるというのを勧めています。実は序盤からクラブに在籍している選手たちはエディット選手以外はマジモンの雑魚選手で、昇格における功労者であるのは間違いないけどハッキリ言って一人二人を除いて全員即解雇したいレベルで、代わりに取るべきは固有コメントのついた有力選手ではなく、モブキャラレベルの実写顔Jリーガー達。攻略本でいえば、S~Bクラスの選手一人を5億円かけて獲るよりも、C~Eクラスの選手を一人1億円くらいで3人獲ったほうが戦力アップにつながる。ということでさっさと選手を入れ替えまくっていくことが大事なのだが、昇格に向けて頑張ってくれた選手たちをいきなり片っ端から切りまくって次々とよそからの選手を加入後即スタメン起用するクラブって果たしてどうなんでしょう。昇格クラブあるあるですね。もしこれからセガサターンを買ってサカつく2をやりたいって人や、サカつく2の序盤攻略に手間取ってるって人がいたらぜひ参考にしてください。逆に能力が高くても、カードめっちゃ貰う系の選手は獲得しちゃダメ。普通に3試合に1回は退場するから。ストイコビッチとかゴールした後シャツどころかパンツまで脱いじゃってるの?レベルで常にレッドカード貰ってる。ただ普通に何も考えずにゲームを進めて4~5年くらい経過してきたら選手も揃ってくるし、Jリーグもまだ2ステージ制の頃なので、1stステージか2ndステージどちらかで優勝すればチャンピオンシップに進んで運よく勝てば総合優勝とかできてお金もがっぽり貰えるからそれでまた選手揃えればすぐに国内10連覇くらいできるようになるので、簡単に成功体験がつかめてすぐに沼る。1年も30分~1時間程度でサクサク進んで、慣れてくるとただ試合を進めて獲得選手リスト眺めて監督リスト眺めてお金がガンガン増えていくのをひたすら眺めるだけのゲームになるので、「あと1年だけやろう・・・」、「もうちょい進めたらペレ出るかも・・・」などとやっていたらあっという間に5年10年経過していることもザラなので、香川県ではサカつく2は絶対できません。

そうこうしてるうちに僕はだんだんとリアルサッカーにも興味を持ちだして、週刊サッカーダイジェストサッカーマガジンを読み始め、海外サッカーにも興味を持ち始めて、中田英寿中村俊輔セリエAに在籍していた頃には、「中村俊輔出場予定試合!」とかいってレッジーナの試合が地上波で放送されていたので深夜に起きてわざわざ見たり(ちなみに中村俊輔は出場せず、レッジーナによる無の試合を白目で傍観してた)、その後のサカつく3、サカつく4もしっかりやりこみ、UEFAチャンピオンズリーグの決勝を毎年ほぼ欠かさず視聴したり、稲本がアーセナルにいた頃の地上波放送のアーセナル戦を見て衝撃をうけたり、とにかく僕の人生にサッカーが入り込んだ一番の要因はこのセガサターンサカつく2によるものなので、SEGAは責任とってパルセイロのスポンサーになってください。あと、えみを今見返したらすっげえポリゴンで幻滅した。

【Jリーグ界の】2022シーズンAC長野パルセイロ選手別中間報告MF&FW編【スーサイド・スクワッド】

後編です。前編はこちら。

https://note.com/makkymakimaki/n/n83f970c957c7

「ただのサッカー選手には興味ありません。この中にクラブへの造反、不倫、グラドルへのセクハラDM、でもJ1J2レギュラークラスの選手がいたら、あたし(パルセイロ)のところへ来なさい。以上。」

MF

坪川潤之

 今季も中盤のレギュラー格として起用されている。ケガもしないし真面目だしなんでもソコソコそつなくこなせる、会社に都合良くこき使われてしまうタイプだが、ちょこちょこ(主に守備で)手を抜いていたり、いきなりとんでもないパスミスぶっかましたりしていて何をしでかすか分からない。例えるなら、長年会社にいるんだけど役職とかは付かないようなベテラン社員のポジションに相当する。リスクのあるプレーを避けて堅実にこなそうとしてるうちにいきなりやらかしたりしているので、今のうちにきちんとヒヤリハットを提出しておかないとそのうち重大事故に発展しかねない雰囲気がある。シュタルフ式相手選手全員ぶっ潰す術を徐々に身につけているようだが、元来のネガトラの遅さがまだまだ抜けきれてないのでそこは改善の余地あり。あと、ドリブルからの利き足左足でのシュートが、ゴール枠どころかペナルティエリアにも向かっていなかったのはある意味衝撃を受けた。

牧野寛太

 今季はリーグ戦出場ゼロ。大卒3年目でこれでは厳しい。このままでは長野で「かんた」と言えば「八十二銀行、はちにのかん太君カード」のことだと思われてしまうので、背番号9だし、頑張ってほしい。

東浩史

 エースナンバー10を背負うチーム最年長の35歳(シュタルフ監督とわずか2歳差)、今季は攻撃時には少し下りてきてビルドアップに参加したり、守備時に頑張って相手センターバックまでプレスをかけたり、球際で身体を張って戦う姿勢などでチームを助けているが、それならもっと若くて体力のある適任者が他にいるよなと思ってしまう。東の持ち味がもっと生きるような中央での細かいパス回しなどの攻撃を組み立てていきたいところだけど、さすがに全盛期のキレ・スピードはなくなり、時折息切れしているような姿を見かけるたびに、加入当時から見てきた人からすれば、昔はもっとゴール前で軽快だったなあとか狭いスペースでも上手かったなあとか懐かしんでしまう。引退の文字がちらついていると思うので、なんとか在籍中に悲願のJ2昇格を達成してほしい。

デューク・カルロス

 シーズン序盤のうちは、相手が疲れた後半なかば過ぎあたりの途中出場で個人での強引な突破力やスピードを見せつけていて、もはや戦術デュークが成立するほどのジョーカー的役割を果たしていたが、いざスタメン出場すると相手も体力たっぷりなため全然個で突破できず、そのあたりから徐々に対策され始めて、ここからがデュークにとって正念場になりそう。カウンター時の期待度の高さはナンバーワンで、左サイドでデュークがボールを持つだけでUスタジアムがどっと沸いたりするんだけど、クロスを上げてもゴール前に走り込んでいるのが宮本一人だけということが多い。佐藤はペナ外でこぼれ球を狙っているし、坪川と宮阪はそもそも走ってない、なぜなのか。サポーターとしては「まずメッセージとしてデュークが戦術」「最初からサポートでなく、まずは個でいける選手になってほしい」とか言っておだてまくって完全移籍を目論みたいところ。

三田尚希

 過去2年のチーム得点王も、今季はリーグ戦いまだにノーゴール。10数試合出場でゴールもアシストも無いとなると、アタッカーとしては厳しい評価になってしまう。左サイドでチャンスを作って右の三田が仕留める形で得点とれそうな気はするんだけど、今はシュタルフ監督の戦術におけるプレッシングに体力を使ってしまってるのと、右サイドに配置されているが基本的にはポストプレーヤーの周りで生きるシャドーストライカータイプで、サイドを独力で突破するような能力があまり無いので、サイドの縦を突破できる森川、デュークよりも序列が下がってしまった。実は意外にもう30歳。老け込む年齢ではないが、パルセイロも若手の台頭が目立ってきたので結果を出したいところ。

宮阪政樹

 シュタルフ監督の元、主力として計算されている、というか、いないとチャンスメイクが成り立たないレベルになっている。ユニフォームの上からでも分かるマシュマロボディだけを見るとただの近所のおっさんそのものだが、一本のキックでチャンスを作れるセンスはピカイチで、特に第13節八戸戦で見せたミドルシュートによるスーパーゴールは、あのおっさん顔とおっさん体型にも関わらずマジでイケメンに見えた。ボール保持時は期待感はあるのだが守備時は穴になりがちなので、攻撃の時は宮阪、守備の時は住永を起用するバレーボールルールを採用できませんか?試合中、頭に黒いバンダナを巻いている姿が、ラーメン屋の店長にしか見えないと話題になった。

森川裕基

 昨年は左サイドをこなしている程度の印象だったが、今季は右利きの左サイド選手感を存分に醸し出している。たぶんYouTubeでグリーリッシュのスーパープレー集を見まくったんだと思う。その甲斐あってか、森川が左サイドでドリブルを仕掛けることでチャンスが生まれる、というかそれくらいしかチャンスが作れないとも言えるので、できれば今から左利きになってもらって右サイドで同じようなプレーをしてもらいたいところ。森川、君ならできる。またスポーツマンシップ溢れるナイスガイで、普通の人だったらキレてそうなファウルを食らっても笑顔で起き上がってくるにも関わらず、たまにスゲー剣幕で怒り出したりして【サスペンス物における、見た目爽やかだけど実は真犯人】みたいな雰囲気を漂わせている。

佐藤祐太

 シュタルフチルドレンとしてシュタルフイズムを全身から体現している。トランジションの速さ、しつこいプレス、身体ごとぶつかりに行く球際、それでいて自分がやり返された時の主審へのアピールも忘れないヒールっぷり。ピッチのなかで選手が転んでいたら大抵佐藤が加害者か被害者になっているため、DAZN中継での登場率もとても高く、対戦相手やサポーターに感想を聞くとよく「パルセイロは荒っぽい」と言われるてますがその大半は佐藤のせいです(褒めてる)。シュタルフパルセイロの持ち味である、鬼の前プレスの根幹を担っていて多分シュタルフ監督の志向する戦術を一番理解している選手。チームへの貢献度は絶大だがいまだに今季リーグノーゴールなので、攻撃の選手としては得点やアシストでも結果を出してほしいところ。水谷が移籍したら次のキャプテンは佐藤だと思う。でも水谷の移籍はダメ。ゼッタイ。

山口和樹

 シュタルフ監督の信頼を獲得できず、今季初出場は第12節の愛媛戦。20分間の出場だったがボールを追い回すだけに終始してしまい、攻撃への関与はなかなかできなかった。同じポジションに監督の教え子佐藤がいることと、似たようなタイプでユース出身の若いレオがいること、監督の求めるデュエルの面でいうとフィジカル的にかなり分が悪いことも考慮すると、サッカー選手って体格も大事なんだなあと再認識させられる。ただ他クラブにいったら普通に活躍しそうで怖い。

住永翔

 カバーリングとか仲間へのサポートの意識はとても良いが、レギュラーを争う宮阪と比べると展開力とチャンスメイクでどうしても見劣りしてしまう。短いパスを好むので、縦パス一本でチャンスを作れる宮阪とは持ち味の違いともいえるけど、あんまりパス交換を増やしたりビルドアップに手数をかけてるとどっかで(主に後ろのほうで)とんでもない大ポカが爆誕しそうなので、現状なら宮阪のほうがチーム事情に合ってると思う。変にディフェンスラインにボール渡すと喜○とか○岡とか喜岡○太とかが慌てふためいてやらかす可能性があるので(愛のあるイジリ)。

山中麗央

 シーズン半ばから徐々に出場機会を増やしつつあり、デビューシーズンですでに2ゴール。積極的なプレーやゴール前でのアイデアも持っていて、これからレギュラー争いに名乗りを上げてきそう。一所懸命さの中にしっかりテクニックも併せ持ち、ユース出身という愛され体質なうえに、八戸戦で見せた、それほど大きくない身体で頑張ってジャンプさせて決めたヘディングでのゴールは、ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」のエビぞりジャンプ(百田夏菜子)を彷彿とさせたので、呼び方はレオ君ではなく、レオちゃんとかでもいいと思う。

藤森亮志

 昨季後半から徐々に出場機会を増やしていて、今季は序盤こそ途中出場していたがレオの台頭によりベンチ外が続く。運動量も豊富で出し惜しみなく走り回れるガンバルマンだが、それなら佐藤、東、レオちゃんでも出来るよね状態なうえに、デューク★ファッションセンスがクセ強め★カルロスもベンチに控えていて、シュタルフ監督が試合中に5バックに変えるためにセンターバックサイドバックも追加投入しがちので、ぶっちゃけ出場するタイミングがない。2021年Jリーガーで弟にしたい選手ランキング8位の意地を見せて欲しい。

小西陽向

 岐阜戦での小西アシスト→レオちゃんゴールのパルセイロ下部組織出身ホットラインによるゴール。これだけでパルセイロサポおじさん達は今年1年間、酒のツマミにできます。パルサポの聖地、橙宴では連日のように小西×レオの話が繰り広げられ、「あのゴールで実質パルセイロの勝利」「小西とレオは令和の翼君岬君」「今ならハレー彗星が落ちてきても小西がヘディングで競り勝ってレオがゴールに叩き込む」などと訳の分からないことを言い出したら多分お酒の飲みすぎなので、善光寺まであの坂道を歩いて酔いを醒ましましょう。

原田虹輝

 天皇杯に出場していたが僕が見られなかったのでどんな様子か分からず。ただその後もリーグ戦でベンチ入りする様子はないので、シュタルフ監督が求めているものがまだ何か足りていないんだろうなと。フロンターレ公式ツイッターが月一で発信している【期限付き移籍中選手情報】でいつも「リーグ戦出場なし!今月こそリーグ戦出場の一報が届くことを期待しています!」とツイートされてしまって、ほんとにごめんなさいという気持ちでいっぱいです。(追記:7月10日、ついにリーグ戦初出場しました!守備しかしてなかったけど!!)

高橋耕平

 大卒1年目だが今のところ出場機会はゼロ。頑張ってほしい。

FW

宮本拓弥

 レンタル元の第2節藤枝戦以外はすべてレギュラー出場。シュタルフ監督の絶大な信頼を得ている。献身的なプレスを繰り返して守備時の貢献度は非常に高いが、肝心の攻撃時にやや難ありで、ポストプレーを得意とするわけでもなく、動き出しでいい感じにライン裏に抜け出したのにシュートを外したり、滑っちゃったりして、かと思えば難しいミドルシュートを決めたりしてくる、フェラン・トーレスやティモ・ヴェルナーに代表されるようないわゆる「圧倒的チャンスのほうがむしろシュート入らない系ストライカー」。すでに藤枝在籍時代の出場時間はとっくに越えているからもう来年は完全移籍でいいよね。というかそもそもなんで藤枝からのレンタルなの?藤枝に家買っちゃったの?中部横断自動車道使えば?それとも佐久に家買う?

佐野翼

 宮本がへばったからという理由で投入される役割がすっかり定着した。そこそこ試合出てるのにシュート4本しか打てていないうえに、プレス強度も低め、ポストプレーで頑張っているシーンは見せるが肝心のその後の精度がちょっと落ち着かなく、正直今年が正念場となりそう。とにかく変なシュートを打ちたがる性質で、浮き球は基本ジャンピングボレーかオーバーヘッド、富山戦で披露した、浮き球をハーフウェーライン付近からの謎の反転ボレーシュートはマジで意味わからなすぎたのと、他の試合でも後半から出場しているはずなのになぜか森川よりも走らない姿を見た時は、肘打ち食らわせようかと憤慨した。というか過去色々と佐野翼の紹介を書いているが肘打ちとジャンピングボレーしか印象に残っていないんだけどどういうことだ。2020年にほぼ途中出場のみで7ゴール挙げているんだけど全然記憶にない。もしかしたら出場時間をもっと増やしたら活躍するのかもと思って先発した昨季終盤だったが、試合時間が長くなると足元の技術の怪しさが露呈してしまい、再び後半出場組へ。何度も言うが、今年が正念場になると思う。

山本大貴

 シーズン前に負傷してしまったがその後復帰し何試合か出場したのちに再度ベンチ外となってしまい、負傷再発?出場してる試合でも足元の技術もそんなに悪くなかったが、ここ数年ずっと負傷に悩まされている様子なので、無理せず治してほしい。パルセイロもここ数年期待されて加入した選手が怪我で引退する事態がとても多いので、僕が何度も口酸っぱく言っている善行寺へのお参りだけでなく、飯田市元善光寺、上田の北向観音にもしっかり参拝するようにしなさいよ!片参りはだめよ!

https://zenkozi.com/other/katamairi.html

監督

シュタルフ悠紀リヒャルト

 パルセイロ就任1年目から独自色を強く打ち出し、【ORANGEの志】や積極的なSNS更新、リーダーとしての振る舞い、チーム一丸で戦う姿勢、大胆な戦術采配、素敵なファッションセンスと話題に事欠かない。ピッチ外の雰囲気としては過去数年のなかでは、間違いなく一番明るい兆しを見せていると思う。ピッチ内に関しても、素早い寄せはもちろん、ただ寄せるだけでなくボールを奪い切るという姿勢や走り負けないこと、トランジションの速さなどでこれまでパルセイロに足りなかった熱量を生み出している。時には相手チームから荒いと言われることもあるが、それも実は戦術の一つで、相手チームをこちらのペースに引きずり込みオープンな展開にして肉弾戦上等、戦術的カオスを作ることで技術の差を埋めることができていて、実は領域展開『潰合削合泥試合(つぶしあいけずりあいどろじあい』を発動しているとのもっぱらの噂。領域展開が発動できると自分たちの強みの生きるゲーム展開にできているのだが、いざこちらから攻めるとなると、サイドからのクロス一辺倒になりがちで、中央を固められると攻め手が無くなってしまい、またビルドアップ時に強めのプレスをかけられると途端にあたふたしだして後手後手になり、ロングボールを蹴らされ、セカンドボールを無限に回収され防戦一方になることもしばしば。その傾向は試合終盤になるとより顕著になり、特に1点差で勝っている状況での後半30分以降は完全にサンドバック状態。ゴール前に飛んできたボールをひたすら跳ね返すか、ゴール前に人を密集させて肉の壁を形成するしか策がなく、試合終盤のパルセイロサポーターは常にハラハラドキドキすることとなり、ただでさえ野沢菜の食べ過ぎで血圧高めな信州人の脈拍が急上昇して心臓がマジでもたない可能性があるので、頼むからたまにはゆったりした気持ちで試合を見させてください。シュタルフ体制一年目でまだまだ発展途上ということで、これからビルドアップを整備して、攻撃パターンを作り、シュタルフ監督が好みそうな選手(できればサラーかベンゼマ)を獲得して、得点力が爆上がりしてゆくゆくはJ2昇格、J1優勝、そしてACL優勝へとつながっていくと思うので、パルセイロサポーターはスーパーポジティブ思考で今年以降も引き続き応援していきましょうね!

以上!後半戦に向けてフォワードほしいな!ベンゼマこないかな!

【1試合】2022シーズンAC長野パルセイロ選手別中間報告GK&DF編【80分にしない?】

 こんにちは、Jリーグ楽しんでますか?

 J3も早くも半分近くが消化され、近年まれにみる混戦模様となっております。

 新規加入マッチョ軍団いわきの躍進、広瀬が本気出したと噂の鹿児島ユナイテッドのサプライズ、J3の銀河系(笑)軍団岐阜の出遅れ、前評判通りの名波松本山雅・・・。

 そんな混戦のなか、今季も安定の中空飛行を続けるパルセイロは、ちょっと勝てば上も狙えそうだし、ちょっと負ければ一気に転落しそうな絶妙な順位につけており、今季もサポーターたちを、時には歓喜の渦に巻き込み、時には絶望の淵に追い込み、一試合ごとに評価が急変しております。ほんと手がかかる子ほど可愛いものですよね。3試合連続試合終了間際の失点で勝ち点失うとかほんと可愛いですよねとか言うわけないだろどうなってんだマジで。

 さてシュタルフ新体制の2022シーズン前半戦はどうだったのか、何が変わり、何が変わらないのか。喜岡の足元の技術は向上したのか。佐野のエルボーの新たな被害者は出たのか。早速振り返っていきましょう!

GK

大内一生

 横浜FCから育成型期限付き移籍で加入した直後の第5節以降スタメン出場を続け、シュタルフ監督の厚い信頼を勝ち取っている、21歳と若い守護神。加入していきなり、不安定なパルセイロ守備陣の影響をモロに受け、いわきに4失点を食らったり、3試合連続試合終了間際の失点を食らったり、試合中もディフェンダーからの苦し紛れのパスを慌てて蹴りだすようなシーンが散見されており、まさに獅子が我が子を千尋の谷に突き落としているような勢いで着々と経験を積んでいる。もはや罰ゲーム。最初のうちはハイボールのキャッチに若干もたつきがあったりしたが徐々に安定してきて、ビッグセーブなども見せており、キャッチからのリスタートも早くカウンターチャンスに結び付けたりして本領を発揮しつつあるが、正直ゴールキックからビルドアップを試みるのはそろそろ諦めた方がいいと思います。マジで心臓に悪いです。

谷田貝壮貴

 2022シーズンは開幕戦スタメン出場で、今季は谷田貝が正守護神かと思われた矢先にケガで離脱。その後、復帰するも、シュタルフ監督の愛弟子大内の加入によって二番手争いに回ることになってしまった。正直、大内と比べても実力はそん色ないレベルだと思うので、ケガを完治させたらレギュラー争いになるだろうけど、シュタルフ監督の大内への信頼が厚いのでどうだろうね。シュタルフ体制になってから一番出場機会が影響されてしまった一人だと思うので、なんとか見返してほしいところ。ラムズデールが加入したにも関わらずレギュラーを死守したアーセナルのレノのように。(結局レノはラムズデールにポジション奪われちゃったけど)

キム・ミノ

 鳥栖から完全移籍で加入した韓国人GKで、谷田貝離脱をうけてスタメンとして出場していたが、彼もまた大内の加入によって序列が下がり、谷田貝との二番手争いになってしまった。ライバルたちに比べて、いわゆる現代型GKっぽい雰囲気は醸し出していて、キャッチからのリスタートは素早いし、ビルドアップにも貢献しようとはしているので、個人的な評価は割と高め。ただシュタルフ監督の大内への信頼度を考えると、ちょっと出番は難しいのかもなあ。他クラブで出場機会得たら、普通に活躍しそうで怖い。

リュウ・ヌグラハ

 レンタルから戻ってきた今季だが、ほぼ同い年しかいないチーム編成の中で序列はおそらく一番下。まさに同い年の大内がレギュラーになっていることからも、残念ながらよほどのことがない限り出場機会には恵まれないと思う。地元出身ということで応援してるが、プロの厳しさですね。こうなったらチーム一の盛り上げキャラに転身して、例えばtiktokを高頻度で更新するとか、YouTubeで一時期やたら流行った現役選手の1日ルーティーン動画を投稿するとか(もう誰も更新してないよね)、インスタライブでゲーム実況とかしたらどうでしょうか。

DF

喜岡佳太

 シュタルフ監督の信頼をガッチリ掴み、池ヶ谷と並んでチームナンバーワンの出場時間を得ている、センターバックのレギュラー。今季はシュタルフ監督が提唱する「ORANGEの志」のうち、「A・・Aggressive Duel」によって、持ち味だったアグレッシブすぎるぶつかり稽古ディフェンスがついに合法化し、もはや殺人タックルの域に昇華。不安定すぎる足元の技術と相まって、見てる者も相手選手もハラハラドキドキさせる選手となった。巷で言われているような、「現代サッカーではディフェンダーもビルドアップに貢献しないといけない、ボールを運ぶドリブル、5レーン、サリーダ・ラボル「うるせえええ!!!くらええええ!!!!!ゴシャアアアアアア!!!!」と言わんばかりに、現代サッカーとかポジショナルプレーとかいう甘えたカタカナ言葉で軟弱な守備を誤魔化そうとする奴らに、ディフェンダーはまず相手をぶっ潰せる力があることがまず第一だというところを世間に見せつけてやってほしい。でもパス精度は上げてね(切実)。

山拓

 3バック要員かと思ったが、いつの間にか4バックでもレギュラーを張っていた。パルセイロに加入する前は上のカテゴリーでやっていたからか加入時はかなり期待されていて、別に特別目立つほどの活躍は見せられていなかった昨季までと比べて、今季はここまでかなり出場機会が与えられているが、よーいドンでも走り負けたり、イーブンなボールはとりあえず安パイでドカンと蹴っておくくらいで、別に特別目立つほどの活躍は見せていない。船橋が帰ってきてからはあまりにも不安定すぎる守備を助けるべくボランチでの起用もされていて、ロングキックの競り合いでは優位になれるが今治戦では中盤の技巧派達にほぼ押されっぱなしになる展開となり、スクランブル感は否めなかった。試合に出るたびにパス精度のことで酷評されているが、そもそもディフェンダーはまずきちんと守れることが第一だと思っているので、そこには目を瞑りつつ、とにかくまずはきちんと守れるようになってほしい(切実)。セットプレーのたびに喜岡、池ヶ谷をつかまえて何か話しかけているが、何を話しているのか気になる。「おい、あそこの席の子かわいいぞ」とか?

池ヶ谷颯斗

 今季加入したシュタルフチルドレンの1人で、センターバック、右サイドバックの両方で起用されていてシュタルフ監督の厚い信頼をうけていることを伺わせる。プレースタイルもシュタルフイズムをしっかり体現しており、身体を投げ出してデュエルする姿や相手のボールを膝ごと刈り取る守備はYSCC時代に培われたファイトスタイルで、まさに手慣れた犯行そのもの。にも関わらず、意外とカードは貰ってないということで、これに味を占めて再犯を繰り返す可能性があるので、J3に監視カメラ(VAR)が導入されないことをただただ祈るばかりです。サイドバックで起用されているときに、人への意識が強すぎて、スピードやテクニックでぶっちぎられてるシーンがたびたび見受けられるので早く本職のセンターバックに落ち着いてほしい。それでもぶっちぎられそうだけど。あと、加入時の選手紹介コメントに「ビルドアップに安定感を加える」と書いてあるが、今のところビルドアップに安定感を加える様子はあんまりなかった。とりあえず守れればいいんです、守れれば!

敷田唯

 一部界隈(主に僕)を騒然とさせた「公式サイトの加入発表時の選手紹介コメントが池ヶ谷と一言一句同じで、これコピペじゃん」騒動から時は流れ、出場機会も無く、ビルドアップに安定を加える場面はまったく無かった。がんばってほしい。

杉井颯

 サイドバックでじわじわと出場機会を増やし始めた。22歳とまだ若く、身体に無理がきくうえ、左利きの左サイドバックということでこれまで不動のポジションを築いていた水谷とのレギュラー争いに加われそうな雰囲気がある。左サイドバックが左足でクロスをあげられるっていいよねと改めて実感した。たまに右サイドバックで起用されているが、基本的には左サイドバックの時とやっていることと変わらないので問題はなし。強いて言うなら、右サイドから左足でクロスをあげるのが窮屈そうな感じ。また気迫を前面に押し出したプレースタイルで、岐阜戦のアディショナルタイムの失点は、杉井がいれば防げたと個人的には思っている(足つってピッチ外に出てた気がする)。また宮崎戦で見せた、まくり上げたハーフパンツからのセクシーな太ももが一部界隈をザワつかせ、【杉井☆セクシー☆颯】の芸名がついたとかつかないとか。

水谷拓磨

 今季からはキャプテンも任され、名実ともにパルセイロでの不動の地位を築き上げたタクマ君だが、第10、11節に突然ベンチ外となる事象が発生し、「まさかケガ・・!?」、「上カテゴリーからの引き抜き・・!?」、「監督のプリン食べた??」など様々な憶測を呼んだが、第12節から何事もなかったかのようにレギュラーに復帰した。マジでなんだったのか。相変わらずの豊富な運動量とスピードに加え、元々デュエル大歓迎だったプレースタイルがシュタルフイズムにシンデレラフィット。今季も元気に左サイドだけでなくピッチ中央あたりまで走り回っている。守備時にはそのままボールに食いつきすぎて持ち場にスペース空けちゃって、サイドから逆襲のカウンターを食らうところはまあご愛敬ということで。ただ、パルセイロはここ4年間キャプテンに就任した選手は翌シーズンにはいなくなっている(18年明神、19年大島、20年阿部、21年広瀬)ので、頼むから移籍はやめてくださいね。昇格までよろしくお願いしますね(切実)。

船橋勇真

 怪我でなかなか出場できなかった時期にパルセイロが不調になってしまったくらい、いるといないで影響の大きい右サイドのレギュラー。見た目通りの馬力と突破力と運動量で、負傷からの復帰後は、機能不全に陥っていた右サイドを立て直し、一気にチームのサイドアタックを活性化させてくれたが、それはそもそも池ヶ谷が右サイドバックやってたせいではないかというツッコミは無しでお願いします。自分でボールを持ち上がったり、周囲との連携でサイドを突破して中央に侵入していったりと現時点で変えの利かない攻撃の核となっているのでケガだけは気を付けてほしい。顔のわりにとても歯が白い。

川田拳斗

 今季は第12節の愛媛戦にようやく出場機会を掴んだ。シュタルフチルドレンで馬力と推進力のある船橋がレギュラー筆頭なうえ、船橋の負傷離脱中はシュタルフ監督の戦術を良く知る池ヶ谷が右サイドバックとして出場している関係でなかなかチャンスが巡ってこない。数少ないサイドを本職とする選手なのでもっと起用されてもよいと思うんだけど、サイドバックにするには守備力がやや不安、ウイングバックにするにはフィジカル面が不安なところもあるので、船橋が万全なうちは、よほどの活躍を見せないとレギュラーは厳しそう。Jリーグ通算100試合出場セレモニーも開催されたが、その試合ベンチ外だった川田がスーツ姿で出席しているのを見たときは、競争の世界の厳しさを垣間見た気がした。頑張ってほしい。

 後編も近いうちにアップします!アップしました!

https://note.com/makkymakimaki/n/n07ec15dc45ea