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【ゲーゲンプレス】2022年AC長野パルセイロ統括GK&DF編【殺法】

皆さんこんにちは。
長野をオレンジにしてますか?

1年も早いものであっという間に年末の空気が街を覆い、J3ももう終盤戦・・・なんて嘘ですよね?きっとこれは夢ですよね?
目が覚めたらまだ5月で、パルセイロは開幕から100連勝中で宮本は60得点、レオは40ゴール200アシストくらいしてて長野Uスタジアムには連日85000人の観客が押し寄せ、日本の首都は東京から長野へと代わり、新年号は”信州”となり、おやきが国民食になってZ世代を中心にバズりまくってて、NHKの"おかあさんといっしょ"の人形劇はライオーの物語になってるんですよね?????ハッ、夢か・・・・。

さて、今年の我がパルセイロは新指揮官を迎え、例年に無くポジティブな雰囲気でスタートを切ったところまでは良かったのですが、産みの苦しみというか変革期の混迷というか、良かったことと悪かったことが両方浮き彫りとなったシーズンになりました。

年々ハイレベルになっていくJ2への昇格レースを争うこともままならず、永遠のライバル松本山雅との3度に渡る信州ダービーにおいても一度も勝てず、まるで毎週毎週主人公とヒロインの周辺の友達ばっかり傷ついて泣いて肝心の想と紬の関係性が今までのパルセイロの成績かの如く一向に話が進展しないドラマ【silent】と同じかそれ以下のペースで進展してないような現状の順位を見ると、非常に厳しい2022年だったと言わざるとえないものですが、とりあえず想のほうは僕がきっちり殴っておくとして、個人的にはこれまでのパルセイロには無かった明るい兆しのようなものを感じ取ることができました。

これは単に僕が異常とも言われるポジティブ思考の持ち主なこともありますが、なんとなく今までのパルセイロには無かった広い意味でのオープンさや珍しさ、サッカー以外の付加価値の創造や国際色、試合内容としても全力感、そしてエンターテイメント性が生まれつつあるからかなと柄にもなくかっこいい事を言ってみたんですけど、これでツイッターのフォロワー増えますかね?どうでしょうか?

そんなこんなで、ひとまず昇格争いができなかったことには目を瞑り、今季のパルセイロを振り返っていきたいと思います!大丈夫!リバプールだってクロップ1年目では優勝してないんだから昇格・優勝は来年以降に期待しときましょう!

GK

大内一生

加入後即スタメンを張り、結局シーズン通してレギュラーとして君臨し続けた守護神。加入直後はハイボールにやや不安定なところもあったが、試合経験を積んでいく中で徐々に安定していた印象。ゴールキックからビルドアップしようという意思やキャッチからの素早いリスタートなど現代型ゴールキーパー感を漂わせているが、そのボールを受け取ったセンターバックサイドバックが結局ロングボールを蹴ってしまうので「それなら最初から大内が蹴っておけばよかったのでは?」と思わせるシーンが散見された。横山さん監督時代は試合ごとにキーパーがころころ変わっていわゆるキーパーガチャ状態だったのだが、シュタルフさんはきちんとキーパーに序列をつけている模様。もうこれだけシュタルフさんの信頼を勝ち得ているんだから横浜FCに戻る理由はないだろう、ということで来季もよろしくお願いしますね。えっ、いますよね?

谷田貝壮貴

開幕戦ではレギュラーだったが、第2節で負傷交代。その後は大内の加入で第2ゴールキーパー扱いとなっていた。実力としてはそん色ないハズだが、シュタルフさんが重用したのが大内だったというだけだと思う。年齢が下の大内の来季の加入次第でパルセイロでの立ち位置が大きく変わってくると思うので、第2キーパーでも腐らず頑張ってほしいが、本人としては他のクラブでレギュラーとして出たい気持ちもあると思うので残留するかは微妙。

キム・ミノ

谷田貝の負傷交代でレギュラーとして出番を得たが、加入した大内にあっという間にレギュラーを奪われその後は谷田貝との第2キーパー争いとなった。谷田貝とのレギュラー争いだったらワンチャンあったかもしれないが、同い年の大内が絶大な信頼を得ている現状ではレギュラーは望めなそう。大内がシュタルフさんの大事なプリン(善光寺プリンかアトリエ・ド・フロマージュのやつ)を食べたり、チームメンバーと権堂に飲みに行ったりするといったやらかしをしない限りはベンチ入り争いになると思うので、来季残留するかは微妙。

リュウ・ヌグラハ

谷田貝の負傷欠場でキム・ミノが先発していた時にベンチ入りしていたが、大内の加入によりベンチからも外れてしまった。地元出身者ということで応援はしたいが、パルセイロにいる限りは出場機会には恵まれないと思われるので、来季の契約更改は微妙なところ。え、これもしかして来季キーパー総入れ替えの可能性大きい?また?

DF

山拓

2021シーズンは控えセンターバックの域を抜け出せなかったが、今季は3バック、4バック、更には中盤の底で使われたりして秋山を軸にフォーメーションを変えたりしていた。喜岡が引き抜かれた後にレギュラーを張り、ガツガツ身体をぶつけに行くタイプに見せかけて意外と間合いをとりながら冷静な対応を心がけている様子や積極的に主審に文句を言いに行く姿が印象的で、ある日いきなり中盤の底で起用されて空中戦では競り勝てはするのだが慣れない中盤でのプレーに足元がおぼつかず攻撃に大ブレーキを引き起こしていたりしたが、徐々に慣れてきてサイドへのダイレクトパスによる展開力など見せつけたりして、数値としてもキャリアハイの試合出場数となったものの無念の負傷によって終盤で離脱してしまった。お大事に。来季もいてくれないとセンターバックの頭数がマジで足りないので、出場試合数をエサに早々に契約更改を済ませて、大卒ルーキー即戦力センターバックを獲得して選手層の充実を図りたい(ゲス顔)。あとせっかくセットプレーで上がってくるので早くJリーグ初ゴールを取ってほしい。

船橋勇真

今季の補強の中で1,2を争う当たり補強だと思う。体育会系の顔そのままなイメージ通りのパワフル推進力と馬力で右サイドをゴリゴリ突き進み、クロスの種類も豊富でしかも守備もサボらず「もしかして中身カイルウォーカー?」と思わせる出来を見せつけていたにも関わらず、なぜかパルセイロユニが全然似合っていなかった。ケガによる離脱が長かったが、出場した11試合ではチームは7勝3分1敗という圧倒的好成績を叩き出しており、これをもしJ3全34試合に置き換えたら21勝9分3敗ペースで、残る1試合負けても計算上勝ち点72と普通に昇格を争えている計算となり、もし船橋が1年間通して万全の状態だったらもしかしたら今季の結果は全然違っていたかもしれないと考えると、まずはきちんと今のケガを治して来季に万全の状態で戻ってきてほしいと思う。ちなみにJ3首位のいわきは32試合終了時点で22勝6分4敗と前述のパルセイロの希望的観測に基づいた成績を普通に上回ってきます、強すぎてなんだか笑えてきますね。筋肉は裏切らない。

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池ヶ谷颯斗

加入初年度にして全試合出場と、シュタルフさんを慕って加入しただけあって、長野駅善光寺口側の交差点を渡ってすぐのところにある蕎麦屋「あぶらや」さんの名物ソースカツ丼のカツ並みに厚い信頼を寄せられていたセンターバック。相手のボールを脚もろともカツ揚げる刈り上げる守備殺法とカロリーとかあろうがあるまいが気にしてないかのようなカバーリングがいようがいまいが気にしていないかのようなチャレンジ&チャレンジ精神の持ち主だが、その結果として裏のスペースをとられてしまったりワンフェイントでかわされてしまったりするので何となく危なっかしい。1試合に1本の頻度で凄まじくきれいな縦パスを通してくれるのだが、これが海外のトップレベルくらいになると5分に1本くらいの頻度で出るようなレベルなので来季はせめて45分に1本くらいのペースでいい縦パス出してね。あと右サイドバック起用はもうやめてね。

杉井颯

シーズン中盤から後半にかけてスタメンの座をつかみ始め、持ち前の明るさと威勢の良さでチームのムードメーカー兼勝利のラインダンスの音頭取りとしての役割を担った。豊富な運動量と左足での正確なクロス、出し惜しみのない全力プレーがシュタルフサッカーにうまく合致したようで、特にデュークや森川と絡む左サイドからの攻撃は迫力があって得点の雰囲気が存分に醸し出されていた。その性格の熱さが逆に働いてしまい抗議などでカードを貰ってしまうことも見受けられたが、今シーズンのパルセイロMVP候補の1人に名を連ねるくらいのインパクトを見せてくれた。右サイドバックで起用されていた時期もあったが右足でクロスを上げられずいちいち左足に持ち替えてからクロスを放り込んだりして、その左足クロスの持ち味が完全に消えていまっていたので、左サイドバックか3バックの左あたりにしておくのが無難だと思います。なぜか分からないけど、レバークーゼンあたりに加入して即アウクスブルクにレンタルされてそのまま出場機会がなくJリーグに帰ってきた選手のようなイメージがある。そんな経歴まったくないのに。

敷田唯

大卒ルーキーだがベンチ入りすらしてないと思う。頑張れ。

川田拳登

20分試合に出ただけ。完全に干されている。来季はどうかなあ。
※追記
第31節松本との信州ダービーで後半頭から出場!さすが本職だけあってソツのないプレーを見せ次試合のスタメンが期待されたが、次の試合ではなぜか原田が右サイドバックに起用されていた。頑張れ。

乾大知

喜岡のシーズン途中の移籍後、完全に頭数が足りていなかったパルセイロセンターバック陣に急遽加入してくれた実績豊富なベテラン。というかどこからもオファーが無くプロ引退寸前だったところを、同じくどこにも獲得のアテが無かったパルセイロがなんとか契約にこぎつけたようにも思える。加入後即ゴールをあげ一瞬にしてパルセイロサポの心を鷲掴みにしたと同時に、その時点での秋山のパルセイロ加入後の総ゴール数を抜いた(秋山2年間で30試合出場0ゴール、乾1試合2分で1ゴール)。パススピードも速く、ボールが乾を経由するだけで相手のプレスをかわせる場面もあるが、長野Uスタジアムのピッチがまだ合わないのかスパイクが引っかかって失点に繋がってしまうこともあり、その後自分でゴールを奪い返してベンチに向かって「ごめん!」とばかりに両手を合わせまくる姿が気のいい兄ちゃん感満載だった。あと、全力ダッシュの場面では明らかに足遅いのが顕著に良くわかるので、そもそもそういう場面にさせてはいけない。


MF&FWは近日中に!書いてて改めて思ったけどマジで人数いないな!
公開しました!

https://note.com/makkymakimaki/n/n0bdd5e30fc8f