まきまきのボヤき

長野パルセイロ、サッカー、その他ボヤき

【夢は】2022年AC長野パルセイロ統括MF&FW編【終わらない】

後編です。前編のGK&DFはこちら

https://note.com/makkymakimaki/n/n29696a570330

トップ画は、長野Uスタジアムのピッチに可愛く寝そべる背番号25藤森です。

MF

坪川潤之

シーズン序盤はレギュラーに名を連ねることが多かったが、シュタルフサッカーへの適応に苦しんだようで後半にかけては活きのいい若手達の勢いに負けてベンチが多くなっていた。トランジションの場面や並走するシーンで明らかに一歩目の出遅れとスピード不足が目立ち、出遅れるから手が出てしまいファウルをとられるを繰り返し、サイドでも中央でもより機動力と俊敏性のある他の選手達にポジションを奪われていた。シーズン途中、いきなり金髪にしてパルセイロサポ(主に僕)の度肝を抜いたが、金髪にしたせいでミスをしたときやトランジションで出遅れてるときに際立って目立ってしまい、相手チームからは「金髪の裏を狙え」と標的にされていたともっぱらの噂(※嘘です)。このままではバックアッパー止まりになりかねないので宮阪にサイドチェンジを教わるか佐藤のように狂犬と化すかしないとレギュラーは危うい。

水谷拓磨

キャプテンとしてチームを引っ張る役割とともに、シュタルフサッカーをしっかりと体現し、相変わらず代えの効かない存在であることを証明していた。スピード、技術、対人の強さは昨年から引き続きJ3レベルを凌駕、今季は中盤でも起用されていたが、元々スペースのあるサイドが主戦場であるためか中盤でのプレーとは思えないくらいにデカすぎるトラップを見せたりいきなり敵陣のど真ん中をモーゼの海割りのごとく突き進んだりして一時はどうなることかと思ったが、持ち前の推進力とドリブルで中央突破する場面も見せ始め、慣れてくれば意外とハマるかもと思わせてくれた。たださすがにこれだけの選手がいつまでもJ3にいるとは思えないので、来季は個人昇格してもおかしくない。水谷の残留が最大の補強、、、いや、それはそれで勘弁してください。

牧野寛太

今季は3試合で38分出場。今季は試合に出るたびに持ち味を出そうとしてミスってボールを失い、そのたびに僕の隣で知り合いのパルセイロサポが何度もキレ散らかしてた。もう25歳。来季はどうかなあ。

東浩史

長らくパルセイロの主力として君臨してきたが、今季はいよいよキャリアの晩年になり若手たちの台頭に押されることが多かった。使われる側の選手として持ち味だったバイタルエリアや狭いスペースでのアジリティとテクニックが失われていき、リンクマンやパサーになることもなかなか出来ず、ただ前プレスを頑張っているだけになり、それなら他にもできる選手いるよねってなって徐々に出番が無くなっていった、いわゆる晩年の香川真司状態。同じFCみやぎバルセロナ出身だし。引退の文字もちらつく年齢になってきたので、J2昇格を置き土産になんとか結果を出して欲しい。

デューク・カルロス

シーズン序盤は後半から投入されるジョーカー的役割で左サイドをガシガシ単騎特攻してくれたが、基本的には縦突破からのクロスがメイン且つ唯一の武器。今が幕末の京都だったら新選組に入隊して斎藤一の必殺技”牙突”並みに強力な一点モノだったかもしれないが、あらゆる選手・戦術がすぐに研究対策されてしまう現代サッカーにおいては、広大なスペースがないとスピードに乗れない弱点が露呈されたりして徐々に他クラブに対策されてしまい、スタメン確保とまではいかなかった。それでもパルセイロの中では一番攻撃に魅力のある選手なので、中盤のフォローやボール支配を多くできるような戦術と組み合わせればより攻撃性能が生きると思う。実際宮坂からの高精度斜めロングパスからの単騎突破はパルセイロサポが一番ワクワクするシーンだったし、これであとは中に切れ込んでのカットインシュートとか持ってたら最高なのだがそんなん出来るようならこのレベルにはいないよなと。あとは勝ってる試合の最後のボールキープ時にはその足技とフィジカルが活きてくるのでそういう時にも重宝する。

三田尚希

今シーズン”善光寺参りからの御戒壇巡をしたほうがいい選手ランキング”ぶっちぎりの1位でございます。おめでとうございます。ちなみに2位は御戒壇巡の予想以上の暗さにびびってる姿がきっと可愛いであろうという理由で藤森です。打てども打てどもシュートが入らず、運が悪いを超えて呪いにかかってるレベルだったし、それがまた焦りを生んでチャンスでミートしきれない悪循環になっていて、もう祈祷してもらったほうがいいぞコレは。実際、得たチャンスが何本かでもゴールに入っていればもう少し今季の結果は違っていたと思う。ケチャップのキャップを開けた中の銀紙ちゃんと剥がした?あれ毎回剥がし忘れるんだけど。年齢的にも役割的にも結果を出してチームを助けていただきたい選手なので、来季は二桁をノルマとして、オフシーズンは御戒壇巡で極楽の錠前を探しつつバイエルンのT・ミュラーのゴール集でも見てイメトレに励んでほしいが、御戒壇巡にスマホの持ち込みは厳禁ですよ!

宮阪政樹

今季は完全に主力として、シュタルフサッカーの攻撃におけるキーマンとも言える活躍を見せた。やや低めの位置でボールを受け、そこからのキック一発でチャンスを作るセンスは抜群で、DAZNで見てるといきなりボールをボカーンと蹴って何してんの?と思ったら広大なスペースに走り込む森川やデュークがいてチャンス演出みたいなシーンをたびたび作ってるので、一人だけ見えてる世界が違うかのよう。とりあえずボールを渡せばなんとかしてくれるその姿は、体型も相まってドラえもんに見えてくるし、なんならのび太は佐藤祐太。四次元キックからのスルーパスだけでなく、いきなり飛び出すミドルシュートもあり、セットプレーでも貫禄のある腹、いや立ち姿で「これ、入りそうだな」感を存分に演出してくれる。入ることはまあまあ少ないけど。年齢的に豊富な運動量と走力を求めるのはさすがに酷だと思うので来季は使いどころが難しそう。タイムふろしきで5歳若返ってもらいたい。

森川裕基

怪我しない、頑張ってくれる、ドリブルで運べる、サボらない。年々、成長していってるのがよくわかる好青年。かつては質より量で勝負するタイプだったが、最近は相手ディフェンス1枚くらいならドリブルで抜ける質も見せ始めて、”無事是名馬”をモロに体現している。これで年齢が25歳くらいだったら上カテゴリーからの引き抜きも心配したのだが来年30歳ということでおそらく残留してくれると思うので、来季は中に切れ込んでの右足での巻いたデルピエロシュートを会得して、攻撃の選手にしては寂しいその得点数を倍増して頂きたい。基本的にはどんなファウルを受けてもある程度笑顔で流してくれるがたまに鬼の形相でキレたりして、パルセイロのなかで普段は温厚だけどキレたら怖い人ランキング堂々の1位。

佐藤祐太

寝ても覚めてもボールを追いかけまわしてピッチ中を走り回る狂犬で”人倒れるところに佐藤あり”という諺が誕生するくらい、とにかく相手をなぎ倒し、自分もなぎ倒されてる印象。シュタルフさんのやりたいであろうサッカーを全身全力で体現しているので、おそらく新しい選手にシュタルフイズムを浸透させるときの見本として「とりあえずあいつみたいな感じで」ってシュタルフさんの指差した先にいるのがこの佐藤になると思う。オシムさんが代表監督やってたとき自分の練習を早く理解させるためにあえてジェフの選手を多く招集していたなんていう話があったがまさにそれ。”わさお”なんていう可愛い異名じゃ収まりきらない暴力性(褒めてます)を持っているのでもっと”闘犬”とか”銀”とか”狂四郎”とかにしたほうがいいと思う。

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山口和樹

2試合で40分くらい出場していたが全然記憶にない。頑張れ。

住永翔

シーズン最初の方では何試合か使われていたが、他の選手の台頭で序列が落ち、たまに出場しても消極的なプレーでのミスが続いてしまったからか、その後ベンチからも消えてしまった。監督による好みの差がハッキリ別れるタイプの選手なので、もっとボールを握っていく戦術をとるクラブの方が生きると思う。来季はどうなるか分からないが、まだ若いので出場機会に恵まれるクラブに移籍したほうが本人のためじゃないかなあ。

山中麗央

今季の個人的MVP。ユース出身で最初のうちは途中出場がメインだったがゴールという結果で徐々に序列を上げて、シーズン終盤でレギュラーとなり先発した8試合で5ゴールと決定力の高さを見せつけている。出始めの頃はまだプレーがどこか遠慮がちな印象だったが、プロのレベルに慣れてきたのか持ち味のスピードとテクニックでおじさんパルセイロサポ達のハートを鷲掴み。来年は新エースとして早々に契約更改と新背番号を発表してくれたらパルセイロの広報とフロントを見直すんだけど、ギリギリまで契約更改発表を遅らせてサポ達を「レオ、引き抜き・・・?」「まさか秋田・・・・?」「藤山と伊吹返せ」とドギマギさせるのもそれはそれでアリだと思う。けどそうなるとただでさえ信州味噌の摂り過ぎで血圧高めなパルセイロサポ達の血圧が更に上がってしまうのでやっぱり早めに契約更改してください。

藤森亮志

森川と同じく質より量で勝負するタイプだが、それを今シーズンは更に量側に振り切っていた。ボールを持った時に何かをしようとはするが、それが何かはよく分からず一人でアワアワ踊りだしたりするのでそれがよくも悪くも相手にとっては読みづらく、かえってチャンスになったりすることもあるし、謎のボールロストになったりしてとにかく謎。”おかあさんといっしょ”のなかの人形劇”ファンターネ”に出てくるあーぷんのような感じだと考えてもらうと分かりやすいと思う。第18節宮崎戦で値千金のゴールを決めたのだが、その時のインタビューがキツネダンスくらい可愛いので見てほしい。
※探しても見当たらないので、藤森のインタビュー終えた後の小走り合流を見てくれ。可愛すぎる。

https://twitter.com/NAGANO_PARCEIRO/status/1551403314751078400?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1551403314751078400%7Ctwgr%5E6a569f3899d15e49d0444ddd698a0675e2426621%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2Fnabeya1105%2Fentry-12755441295.html


小西陽向

岐阜戦でのレオへのアシストだけで、パルセイロサポおじさん達は小西を愛してる。来年も頑張れ。

原田虹輝

あの川崎フロンターレからのレンタルということで期待感は大きかったが出番には恵まれず、今季初先発はまさかの右サイドバック出場ということでフロンターレ時代や鳥取時代どころか本人もサッカー人生初の経験なんじゃないかと思う。タッチの柔らかさやキックの正確さは見せたり、後半のほうでは本職の中盤にポジションを移してたりしたが本人の得意分野とチームのやりたい戦術があまり合致してない印象。それでもTwitterでは原田がメンバー入りしたというだけでざわつく界隈(主にフロンターレサポ)もあるので、残り数試合でその実力を見せてほしい。

高橋耕平

全然見られなかった。頑張れ。

FW

宮本拓弥

開幕からの2戦連続ゴールで「ついにパルセイロが決定力を手に入れた!これで勝つる!」と思わせたが、その後はゴール前でのチャンスをことごとく外し続け、シュタルフさんも辛抱強く起用し続けたが、結局シーズン後半ではより足元の技術があって積極的な前プレスのできる山本にポジションを奪われてしまった。思い切りの良いプレーが魅力だがフォワードとしてゴールを決められるチカラがないとやっぱり批判は避けられないということで、藤枝に戻るのかどうするのかは分からないが、もしパルセイロに残るのなら完全移籍の背水の陣精神で挑んでほしい。見た目もなんとなく武士っぽいし。

佐野翼

年齢的には一番旬なのだが、今季はほとんど出番を得られなかった。唯一先発した富山戦で見せたハーフウェーライン付近からのなげやりボレーシュートが今季のハイライト。あの時、佐野は何が見えたのか今考えてみてもよく分からない。その後も途中出場しても試合の最終盤残り1分とかで何もできずに終わることが多く、来季の構想に入っているかも微妙なのが明らかだった。もし残留するなら佐藤祐太の下に弟子入りして、自慢のエルボーに更に磨きをかけてほしい。

山本大貴

シーズン途中は怪我もあってなかなか出番がなかったが、復帰後は決定力とプレスをサボらないことからレギュラーを掴んだ。ロングボールに競り勝て、前プレスをかけろ、前線でボールを収めろ、ゴールを決めろ、クロスを叩きこめ、こぼれ球につめろ、とチームから数多くの無理難題を押し付けられていてこんなんベンゼマしかできませんと嘆く山本の心の声が試合中うっすら聞こえてくる気がする。来季はパトリックとかの超強力フォワードが加入しない限りはレギュラー候補だと思うので、ケガがちな体質をしっかり改善してシーズン通してフル稼働してほしい。ちなみに今季のパルセイロは山本がゴールを決めた試合は全勝(6試合6勝)しています。だからなんだと言われましても・・・。顔が昭和のウルトラマンシリーズのウルトラマンに変身する主人公っぽい。

BIGBOSS

シュタルフ・悠紀・リヒャルト

就任1年目は多くの改革を推し進めたシーズンとなった。目に見えて分かりやすくプレス強度が上がり、選手にチームへの貢献を求め、素早い寄せを求め、ボールへの執着を求め、結果と情熱を求めた。これまでのパルセイロに漂っていたどことなくおしとやかな、良く言えば大人な感じ、悪く言えばどこかクラブ全体のことは他人事のような空気感を少しずつ払拭してくれていて、正直今までパルセイロを見てきた中で一番新しい風が吹いているのを実感している。またインスタの更新頻度も高く、なんとコメントに対して一件一件丁寧にきちんとコメント返しをしてくれていて、本当に凄い人だと思った。ツイッターパルセイロの戦術について意見のある人はシュタルフさんのインスタに直接意見したらいいと思います。ただ、シュタルフさん本人も言っている通り審判や他サポからの印象がとても悪いんだけども、それは日本のサッカー界になんとなく蔓延ってるスポーツ選手は寡黙であるべき=正義・かっこいい。みたいな風潮のせいであって、個人的にはサッカーにはもっと人間の持つパッションや喜怒哀楽があってもいいんじゃないかと思っていますし、シュタルフさんがたまにやらかしてしまう言動や行動もきちんと相手をリスペクトをしたうえでの日本サッカー界への提言のようなものだと思うので、変に冷やかしたり煽ったりしないでしっかり向き合って建設的に捉えてほしいと思いますが、まだまだ理解してもらうのには時間がかかるだろうなあ。2年目となる来季は、より選手獲得などで意見が反映されると思うので、進化したシュタルフパルセイロをお披露目して、すぐに昇格しなくとも再来年なども見越したポジティブな戦いを見せてほしい。ここまで書いて自覚したが、僕は完全にシュタルフファンです。

以上!新戦力誰がくるかな!