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長野パルセイロ、サッカー、その他ボヤき

【真夏なのに】2023AC長野パルセイロ選手別中間報告GK&DF&ボランチ編【凍えそう】

季節はちょうど夏本番、気が付けば強い日差しが照り付けるような日々の増えた7月の中旬ごろ、J3も気が付けば折り返しとなりましたね。シーズン開幕から第19節までの間に様々な出来事が雨あられのように降り注ぎ感情の起伏が激しくなりすぎて、この数ヶ月で10歳くらい年老いた気がします。日本の四季は世界のなかでも特に美しいといわれていますが、パルセイロの四季もハッキリしていてとても美しいですよね。はやく春がきてほしいと思いますが、今のパルセイロは真冬の極寒の中、四肢を縛り付けられて冷水を浴びせられながらかき氷をエンドレスに口に流し込まれている状態、、、とでも言うのでしょうか。

J3の第19節を終えた段階で、我らがAC長野パルセイロは20チーム中15位という、普段J3を見ない人からすれば、パルセイロよっわwwwと言われても仕方ない順位なんですけど、実はこのチーム第10節時点では首位だったんですよ。信じられます?「いやー今年昇格してしまうわー、J2は関東のクラブ多いから来年のアウェイ関東は全制覇できるわー、今からホテル取らないといけないわー」などとのたまってふんぞりかえってたのがわずか2か月前のこと。そこから怒涛の未勝利街道を邁進し、攻撃は停滞し、守備は崩壊し、あれよあれよと転げ落ち、あっという間の15位。あんなに楽しく眺めていた順位表も、今じゃ降格圏に怯え薄暗い部屋の隅で体育座りをしながら最下位との勝ち点差を指折り数える毎日を過ごしております。J2の順位表を見るたびに「大宮が落ちたらパルセイロ対大宮行けるな・・」とパルセイロJ3にいる前提でモノを考えるようになってしまいました。大宮さん、J3で待ってますよ。

そんなタワーオブテラーを連想させる2023シーズンも半ばになりましたので、振り返りたくはありませんが振り返りたいと思います。僕はすでに未来を見ているのです。(現実逃避)

今年も前編、後編に分けました。J3リーグも半分で一度リセットしません???

GK

矢田貝壮貴

開幕当初はスタメンとして出場していたものの、第3節の奈良クラブ戦で相手の裏への抜け出しに対して飛び出しを躊躇した挙句、全サッカー少年少女達にお手本として見せたいくらいに美しい虹のようなループシュートを決められるなどして3失点を喫し、その後はベンチに降格してしまいました。ただ正直、開幕戦からちょっとプレスをかけられると大きく蹴りだすのはまだリスク管理としてはいいんですけど、大抵そのロングキックはサイドラインを割るか、相手チームのスパイなのかっていうくらいに相手にボールを渡していたので、そういう繋ぎの部分で貢献を求めるのは期待しないほうが良さげです。現状、キム・ミノとハマタロウがレギュラー争いになっているので、残る出番はカップ戦くらいになりそう。えっ?J3ルヴァンカップ無いの???そしたらあとは天皇杯・・・負けてましたね。はい。

キム・ミノ

濱田からレギュラーを奪った後は完全にスタメンに定着した今季の守護神候補。昨年から、ビルドアップに貢献しようという意思(精度のことは言ってない)や、ボールキャッチからの素早いリスタートをしようという気概(上手くいっているとは言ってない)など現代サッカーに求められるゴールキーパー像をしっかり意識して体現しようとしている様子が見られていたのでレギュラー定着自体はいいんですけど、5月末から継続していた2か月以上未勝利の続くパルセイロ千尋の谷底へ真っ逆さま期あたりから、不用意な飛び出しからの失点や正面に飛んできたボールを防ぎきれずこぼれ球を押し込まれるなどといった判断・技術ミスが目立つようになってきてます。しかしそれはそもそも今季のパルセイロが、相手にボールを握らせて前から奪ってショートカウンター作戦を志向しているにも関わらず前プレスが全然ハマらず、どちらかというと袋叩きにされながらクロスカウンターを狙う原作初期の頃の矢吹丈を彷彿とさせるパンチドランカースタイルサッカーになっているのが原因で、キムミノの問題というよりパルセイロの守備全体の構造的問題による影響がほぼ9割なので、ある意味一番の被害者とも言えます。そんなキム・ミノには僕からこのゴリの名言を送りたいと思います。


負けるなキム•ミノ

濱田太郎

矢田貝のレギュラー落ちと共に序列を上げ、一時はスタメンになっていたレンタル加入の若いゴールキーパー。出場した試合ではビッグセーブを見せたりビルドアップでもしっかり繋ごうとしてキックの精度も悪くないんですけど、第8節のホーム、福島戦での前半2-0からの後半だけで3失点するというスーパーミラクル大逆転負け以来、スタメンから外れてしまい、その後は第2キーパー争いになっています。今その試合のハイライトを見返したんですが、心臓を万力でギチギチ潰されてるような感覚になりますね。前半の余裕間からの落差で最後負けるというのも芸術点高めです。実力的にはレギュラーでもおかしくないと思うんですが、ゴールキーパーに関しては監督の好みの問題になると思うので、本人としてはチャンスを待つしかないんだけども、そのチャンスというのが仲間の序列落ち待ちというのがゴールキーパーの世知辛いところです。レギュラー落ちのきっかけ?となった福島戦でも濱田のミスと言えるのが3失点目くらいのもの(そもそもそれも味方がブラインドになってた感じ)で、他の失点はパルセイロの守備全体の構造的問題なのでむしろ被害者。愛称はハマタロウ。キダタローではない。

リュウ・ヌグラハ

ここまでベンチ入りすらなし。頑張ってほしい。

DF

山拓

今季からキャプテンを担い、現状では3バックの中央で絶対的レギュラーとなっているんですけどまあ1試合に4失点したり、後半ラストが踏ん張り切れず終了間際に失点を重ねたり、とにかく守備が不安定な今季のパルセイロの守備陣の責任の一端を担う評価になってしまいそうです。開幕当初は主将という責任感からか身体を張ったプレーが多く見られ、これまで漂っていた金で雇われた傭兵感をけっこう薄くなっていたんですけど、シーズンが進むごとに以前の様に、セーフティな守備を心がけ過ぎた結果、相手にプレッシャーが掛からず自由にさせてしまったり、簡単に釣りだされてしまう他ディフェンダーのカバーに奔走するも、特別足が速いわけでもないので出遅れてしまい焦ってスライディングをしてオウンゴールになってしまったり、対応が後手後手になりがちなのが気になるところ。パルセイロサポ界隈内で秋山関連で今年一番話題になったのは、3-1で勝っていた中で獲得したPK、なぜかPKキッカーを任命された秋山(決めればJ初ゴールだった)が豪快に外した富山戦でしょうか。PKを外したことで「まだいける!」と勢いづき息を吹き返した富山にラスト10分で3-3に追いつかれたという試合です。あの試合をハイライトを見返すと、喉の奥に手を突っ込まれた感覚になれるので「今日はちょっと吐き気を催すような不快な気分に浸りたいなー♪」というパルセイロサポにぜひおすすめしたい動画です。次点でミスト。

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船橋勇真

パルセイロの攻守におけるキーマンで、もはやいないと攻撃も守備も成り立たないレベルで大事な大事な存在、ケガだけは本当に勘弁してください。焼き肉で言えばタン、中華料理で言えば餃子、最近めっちゃ見かける謎のインドカレー屋におけるランチタイムのナンお代わり自由、おんぶに抱っこに肩車、力こぶにもぶら下がる勢いで頼りっぱなしの右ウィングバック不動のレギュラー。クロスの種類も豊富で、前への推進力もあるし、逆サイドからのクロスに対してゴール前に飛び込んできてダイビングヘッドしてくるなど得点力も侮れない。チームの調子が良い時は右サイドをガンガン突破してクロスを上げまくってくれてたんですけど、チームが不調になって押し込まれる展開が増えてきた最近は、どうしても後ろに重心が寄ってしまい5バック気味になって船橋が中々前に出られない状態になり、本来の攻撃面での良さが全然生きなくなってしまっている。なるべく船橋が高い位置でボールを持てるようにするためにも、本当は船橋のもう一列前で起点になれたり、相手のマークを引き寄せるような選手がいると更に生きると思うんですけど、攻撃の形として船橋がサイドをえぐって他の選手はゴール前に入るというのがデザインされてるっぽくて、現状右サイドの攻撃はふなばしがんばれ!なので、こうなったらもう頑張ってもらうしかない。来年J3にいることは無さそうなので、できればチームと共にJ2昇格してほしいが、また東北の青白のクラブが狙ってるんだろうなあ。 #秋田を許すな

池ヶ谷颯斗

3センターバックの右のレギュラー一番手となっているが、なんといっても際立つのはボールと人への狩猟魂。訓練中の麻薬探知犬か古き良きイングランドディフェンダーを彷彿とさせるような、目の前にきたボールには全身から全部突っ込む、裏にスペースができようが、ワンツーで簡単にかわされようがお構いなしに、とにかく近くにきたボールと人に対して吉田沙保里の高速タックルを思わせる激しい守備で相手を身体ごとなぎ倒していく、シュタルフ式特攻スライディング部隊の1番隊隊長。最近インスタのリール動画のおすすめに、どっかの国の遊びサッカー中のラフプレーシーンばかり流れてくるのだが、これも池ヶ谷のせいだろうか。またディフェンスラインからのビルドアップもしっかりと組み立てていこうという意思は見えるのだが、相手の前プレスに引っかかってしまい、心臓が口から飛び出そうになるようなピンチを1試合に2、3回は引き起こすので、池ヶ谷がボールを持っているときには【閲覧注意!!心臓の弱い方のご視聴はお控えください!】とモニター画面にデカデカと表記したほうがいいと思います。多分上記のような積極性をシュタルフさんは評価しているだろうから、今後もビックリ池ヶ谷箱によるビルドアップロシアンルーレット「縦パスが通るかもしくは失点するか」はきっと続く。みんな、心臓をしっかり鍛えておこうな!

大野佑哉

お隣の緑の雷鳥クラブからの禁断の移籍、レギュラーも張っていた実力者でパルセイロの伝統の背番号である7を引き継いだという、ロマンがユニフォーム着てニヤニヤしながら歩いているような存在。実力的にはレギュラークラスだし、足元の技術はともかく、強みである1対1で負けないスピードとその俊足を生かしたDoCoMo並みのカバーエリアの広さと危機察知の高さは、まるで息をするように裏をとられまくるパルセイロディフェンス陣の中でこそ輝くはずなんですけど、現状では秋山、池ヶ谷、あと杉井か佐古でほぼ固定されてしまったスタメン3バックに割って入れず、守備固め要員となってしまってます。もったいない。天皇杯長野県予選決勝の勝利の立役者でもあるし、その積極性と負けん気の強さが今のパルセイロの中では他の選手にはない特長となっているので、後半戦ではもっと出場機会を増やしてあげてほしいですね。

https://twitter.com/IgaBozu/status/1655137639027331072?s=20

ロマンがニヤニヤしてる様子

杉井颯

左サイドのあらゆるところで使われ、船橋と同じく攻守のカギとなっていますね。3バックの左か左ウィングバックのどちらかでスタメンをガッチリ掴んでいて、調子の良い頃は敵陣深い位置からの左足のクロスでゴールをアシストして、その得点した選手よりも目立っていたという逸話もあるくらい元気ハツラツオロナミンSだったけども、船橋と同じく、チームの調子が落ちてくると守備に回る時間が増えてしまってなかなか前に上がれず、ボールへの素早い寄せが持ち味なぶん、その裏をとられて決定的なピンチを招いてしまうというシーンがここ最近目立ってきました。3バックの右に池ヶ谷、左に杉井が配置されると、一回のワンツーで簡単に裏抜けされてしまい、ゴール前に人の壁を形成して気合のスライディングと顔面ブロックで身体を張ってギリギリ守り切るというサンドバック根性人海戦術守備状態になる場面が激増するので、ポジションは左のウィングバックのほうが良いとは思います。2022シーズンはなぜか右でも起用されることがありましたが、逆足ウイングバック戦術は流石に時代を10年くらい先取りしてしまったようでまったく機能していなかったので、今後はマジでやめていただきたいです。

西田勇祐

横浜Fマリノスからのレンタルだがここまでベンチ入りなし。せっかく借りてるのにって気持ちは監督の頭にはまったく無いと思う。頑張ってほしい。

鈴木悠人

ユース上がり。見てない。頑張ってほしい。

佐古真礼

主に3バックの左で起用されて、背も高いし、ロングキックの質も高いし、ドリブルで持ち運んでいこうという意思も見られるので普通にいいセンターバックだと思います。貴重な左利きだし。ヴェルディ出身なだけあって足元の技術はあるので、もっとボール保持を志向する戦術のチームだったら佐古の強みが生きるんだろうけど、今のパルセイロに求められるのは、目の前の相手を、粉砕!玉砕!大喝采!できる選手なので、それなら佐古じゃなくてもいいよね?状態になっています。なんとなく来年くらいに大化けして3年後には海外のクラブに行ってそうな気がするけど、その時の移籍金の一部はパルセイロにもちゃんと入るんですよね?アル・ナスルとかどうでしょうか。

砂森和也

ご家族の体調不良で活動休止中。応援しています。

西村恭史

序盤戦は今季の当たり補強の筆頭ともいえる大活躍を見せ、その長い手足を生かしたボールキープとテクニックでサポーターを唸らせたんですけど、チームの戦術が、右の頬を叩かれたら左の頬を差し出して殴ってきた相手の腕を掴んで関節をキメにかかるような武闘派ガンジー戦術、ボールを相手にあえて渡して炎の前プレスで回収してカウンター狙いにどんどん傾いてきたせいで、西村にボールが届かない、もしくは西村の頭上や横をボールが行き来するような状態になってしまい、そうなると西村の持ち味であるボールコントロールを使う場面がなくなり、それじゃあ西村じゃなくてもいいよねって感じになっていますね。さっきも書いたなコレ。中盤でボールを受けて素早くターンして前を向くガビみたいプレーができるといいんですが、今のパルセイロに求められている選手はおそらくジェラードです。ネガトラの場面でたまに守備がすげー雑な瞬間があり、相手のシュートへの寄せが遅かったり、空中での競り合いではなぜかボールに背を向けていたり、軽率に足を出して引っ掛けてしまってファウルをとられたり、まだまだシュタルフ式ボールハンティングアクションサッカーに適応しきれていないので、パルセイロの中で自分の持ち味とチーム戦術をうまく融合してほしいところ。見るたびに黒髪・金髪とコロコロ変わっててたまに安東、進と間違えます。あとシュート、めっちゃ打ち慣れていないのがよくわかります。

宮阪政樹

偉大なるロングキック大先生も、チームの調子が悪くなるとともに自分の調子も落としてしまっていた印象です。加入以来、親の顔より見た正確なサイドチェンジとピッチを斜めに通して逆サイドのウィングに送るロングキックでチャンスを作れていたんですけど、普通に相手に研究されてしまい対策されてしまったのと、そもそも宮阪が前向いてボールを持てる回数そのものが激減してしまったのが不調の原因ですね。パルセイロトランジション勝負に持ち込めば持ち込むほど、宮阪の良さは生きなくなっていきます。また、中盤で相手のプレスをかわして前を向くみたいなモドリッチヴェラッティのようなプレーも得意ではないので、最近だと身体も動いて狭いところでもテクニックを出せる安東が重宝されつつあります。個人的にはもう何年も「宮阪は痩せたら絶対もっと良くなる」と信じて疑っていないので、あと5キロ痩せてスッキリしてください。絶対スタバとかアイスとか食べないでください。こういうワケの分からないことをぬかすダイエットアカウントは信用しないでください。

なぜダイエット中にスタバに行くのか

原田虹輝

フロンターレからのレンタル2年目の今季は、明らかに能力とチーム戦術が噛み合ってない右ウィングバックでの起用にも関わらず、フロンターレ様が目を付けたその実力の片鱗を見せつけています。フィジカルはそれほどでもないんですけど、ボールタッチは柔らかいし、クロスも正確。中盤で前を向いたときの状況判断の良さ、更にはボールの持ち運びも匠で確実に中盤が適正ポジション、ボールを持った時に真価を発揮する選手なのがどう見ても明らかなのだが、パルセイロにおいて原田の主戦場になっている右ウイングバックは、縦にゴリゴリ突き進むことを要求され、相手との競り合いやデュエルで負けないことを要求され、サイドの上下動を繰り返せるスタミナがあることを要求されるなどなど、チームが求めるものと原田の得意なものがまるで正反対で、さながらエスパーポケモンかいりきを使わせていた小学生の頃の僕のような起用法をされています。また、ポジションを争う相手が、ウイングバックをするために生まれてきたようなフィジカルを持つ、船橋【ガタイゴリラ野球部員】勇真なので、出場機会もかなり限られていて、よほど得点をとったり目に見える活躍を見せないとスタメンどころかベンチ入りも難しい、それどころかむしろ多少の活躍をしても次の試合ではベンチ外になっていたりするので、これで不貞腐れずに来年はパルセイロに完全移籍して中盤で使ってあげたいところだけど、普通にレンタルバックで他所のパスサッカーを標榜するチームに行きそう。

高橋耕平

新卒で加入して3年くらいたつものの、2022.、2023シーズンはほぼ試合に出場できず、来年の契約延長は怪しいかな・・・と思っていたが、センターバックとして出場した天皇杯でビッグサプライズともいうべき大活躍を見せ、3バックの左右で新境地を開いています。元々中盤でのボール奪取に持ち味があってフィジカルも強く、若くて身体もよく動くし、パス出しもそんなに不安はないので、コンビニの自動ドアなのかってくらいにガバガバオープンスペースが空く今季のパルセイロの不安定なディフェンス陣の新戦力として台頭しても全然おかしくないし、むしろしてほしい。たまに気が付くとフラッと前線に顔を出してて、多分ボランチやってた頃の攻撃したい欲がふと湧き上がってるんだと思いますが、高橋の耳元で「君は昔からセンターバックだったよ・・」と言い聞かせまくって、人道に則ったきちんとした”教育”をしてあげたほうがいいと思います。とにかくまずは、休みの日は朝から晩まで家の中でゼルダやってそうなその髪型をさっぱり切ったほうがいい。

落合陽一みがスゴイ

加藤弘堅(8月1日追記)

ヴェルディから夏の移籍で加入した中盤のベテラン。一部界隈では「なんでボランチ?」「完全移籍でベテランとるの意味わからん」「レヴァンドフスキを獲得しろ」といった懐疑的な声が上がっていたが、加入後即スタメン起用となった相模原戦で落ち着きのあるボール捌きや判断力、長短正確なパスでパルセイロの中盤をコントロールし、これまで”全力前プレトランジション勝負無限シャトルランサッカー”が唯一の戦術だったシュタルフパルセイロに遅攻の概念をプラスしてくれた。いわゆる遠藤保仁のようなゲームメーカー的ボランチで、パルセイロ初出場での印象的な活躍に加えて、直接フリーキックを決め勝利に繋がる初ゴールを挙げるなど、たった1試合でパルセイロの一部界隈の懐疑的な声を消し去り、「加藤最高!」「俺は加藤の貢献を信じてた」「シュタルフさんの試合後インタビューのダジャレは俺が元祖」とパルセイロサポの掌をギガドリルブレイクにして宇宙を突破した。佐古といい加藤といいヴェルディには足向けて寝られないですね。本物の緑はヴェルディです。

後編はこちら↓

https://note.com/makkymakimaki/n/n32e8c602f7f5