まきまきのボヤき

長野パルセイロ、サッカー、その他ボヤき

このクラブらしさってなんだろう

曲がりなりにもこのクラブを追いかけ続けて、もう10数年になる。

最初はただ、サッカー不毛の地「長野県」でレベルの高いサッカーが見たいだけだった。
近くにJリーグも無く、今の時代のようにサブスクでいつでも海外のサッカーが見られるような環境でもなく、ただ純粋にサッカーが好き、暇な日には友達とサッカーをやりたいって思っていた一人のサッカーファンが、ただレベルの高い試合を見たいと思った時、一番近くにあったのが「長野市」で開催される「北信越サッカーリーグ」の試合、というだけだった。

そこからはたまに結果を追いかけたり、また試合を見に行ったりはしたけども、別に応援したい、とか、頑張ってほしいとかはまったく思わず、何人か在籍していた元Jリーガーのプレーを見たいだけ、「あ、この選手、今ここにいるんだ」なんて楽しみを見つけるだけで、クラブそのものには興味は無かった。松本山雅だって気にせず見たし、北信越リーグでは勝って当たり前だったし、その内さっさとJFLに行くんだろうなと当時は思っていた。

たまに結果だけは見ていた。また、地域サッカーリーグで負けた。
また、負けた。今年も負けた。

こんなのばっかり。

在籍している選手も全然知らないし、負け続けるうちに、元々そんなに熱意も無かったし、だんだんと興味も無くなり、いつの間にか結果もまったく追いかけなくなっていた。

その間に、気が付いたらJFLに上がっていた。気が付いたらJ3にいた。

それでもまったく関心は無く、他にやっていた趣味の数々の海に埋没されていたなかで、辛うじてJ3というJリーグの一番下に新設されたカテゴリーの中で良い順位にはいる、ということだけはぼんやりと知っていた。

そんな中、J2との入れ替え戦になった、という話だけは聞いた。相手は讃岐というクラブらしい。全然知らないけど、聞いたことないし、まあ勝てるだろう。

ついにJ2まできたんだなあと、昔はたまに見に行ってたなあと、時間的にも丁度見られるし、ちょっと見てみようかと思い、少し遠くのサッカーバーで観戦した。応援するわけでもなく、ただの見物客として。隣の家に住んでいた小さな子供が有名人になるのを見守るような気持ちで。

また、負けた。

北信越リーグで見せていたあの強さは欠片もなく、パスサッカーを標ぼうし10得点していた姿は欠片もなく、ただひたすらボールを追いかけ、ボールを蹴り、失点し、何もできずに負けていた。

その時、何故か僕の気持ちが少し変わった。いや、変わってしまったというべきか。

翌年のホーム開幕戦、僕は何故か長野Uスタジアムにいた。
他の予定を入れることもできたし、お金もかかった。新しく完成したというサッカー専用スタジアムにも興味があった。

でも、それより何より、何故かこのJ3という一番下のカテゴリーにいるこのクラブが気になってしまった。
選手も辛うじて何人か知っている、戦力的にはこのカテゴリーでは優勝候補なのだろう。あの北信越リーグ時代のようにきっと勝てる。今度は優勝して、J2にはすぐ行ける。それを見届けよう。そう思っていた。

また、負けた。

負けるたびに、次こそ、次こそ勝てると、またスタジアムに行った。関東で開催されるアウェイにも行った。あの頃のようなパスサッカーが見たかった。綺麗で、楽しくて、このクラブは強いんだと思わせてくれるあの夢のようなパスサッカーが見たかった。簡単に得点できていた、相手を圧倒する強いクラブだったあの頃の姿をどこまでもずっと追いかけていた。そんな気持ちを持ちながら。

そこにあったのは、空虚で無色で無感情なサッカーだった。

選手はきっと実力はある、監督だってきっと力量はある。でも、パスが繋がるわけでもない、相手を圧倒するわけでもない、一人一人がそれぞれ頑張ってるただそれだけ。昔ならそれでも勝てただろう、でも、J3はそんなに甘くない。

選手は変わる、監督は変わる、でも勝てない。また、負けた。有名な選手だって何人も入った。聞いたことのある名前の監督も来た。みんな経歴は華やかで、北信越リーグ時代からすれば想像もできないような選手だって加入したし、北信越リーグ時代に比べればピッチもスタジアムも立派になった。なのに、結果が出ない。あの頃の強さなんて、どこにもなかった。

来年こそ。何度繰り返した言葉だろう。
来年こそ。あのパスサッカーは戻るのか。
来年こそ。誰が来れば結果が出るのだろう。

楽しかった夢をもう一度見るためにまた眠るみたいに、あの頃の強さを追い掛けてスタジアムに行っては、無情な現実に引き戻されて、それでもまだ夢を見ていたくて。大きな声だって出した。文句も言ってしまった。諦めたことだってある。あれはきっと応援していたからじゃない、自分のためだ。自分が勝手に期待してただけ。自分の中での理想と目の前の現実のギャップが大きすぎて、自分の中で受け入れられなかっただけ。勝てるチーム、優勝できるチームにただ乗っかっていい気になってただけなんだと思う。あの頃に当たり前のように出来ていた勝利の味を知ってしまっていたから、勝てない現実が苦しかった。甘美な果実の味を知ってしまったら、もうそれが無い人生は考えられなくなる。いつかきっとまた味わえるはず。そう思って何度も繰り返し勝利の果実を求めては見つからなくて、それの繰り返し。

いつしか勝つことすらもままならなくなってきた。

空虚で無色で無感情なサッカーは何色にも染まることなく、ただ人が次々に入れ替わるだけ。パスもドリブルも、相手を圧倒する訳でもない。ガムシャラにひたむきに頑張ってそれで終わり。順位表なんて見たくも無かった、ただ昇格争いレースからは早々に脱落していたことだけは分かっていた。それでも一度、昇格に大きく近付いた2020シーズンは心から湧き上がるものがあったし、あの入れ替え戦の時に感じたJ2という未知の世界をいよいよ現実のものにするときがきたと本当に本当に思っていた。

また、負けた。

多分こういう星の元に生まれたクラブなのだろう。きっとこれが運命。最初から、知らない方が良かった。見ない方が良かった。どこかで一つボタンがしっかりハマっていれば結果も違っただろう。この頃にはもう、パスサッカーも、強いクラブも、華やかな経歴の人たちも、何もかもが無くなっていた。

それでも応援し続ける人もいる、これから応援しようかなと思った人もいる。そっと離れていった人もいるだろうし、やむを得ず離れた人もいるだろう。なぜ、このクラブを応援するのか、地元だから?縁があるから?ただ気になったから?まだ夢を見ていたいから?人それぞれだと思うけど、正直僕は何度も諦め、声を出すことを辞め、距離を置いて傍観し、自分の身と心を守ろうとしていた。

そんな時にやってきた、異国からの監督。

この監督は、僕が無色だと思っていたクラブに色を塗ろうとしていた。
この監督は、僕が運命だと思っていたクラブの歴史を変えようとしていた。
この監督は、僕が無感情だと思っていたクラブに情熱を注ごうとしていた。
この監督は、僕に傍観を許してくれない熱意と決意を持っていた。

決して強いクラブになってる訳じゃない。あの頃みたいに何点取って勝つかという価値観とは遠くかけ離れた苦戦ばかりするし、何本もパスを繋いで華麗なゴールを決めるようなレベルの高い内容なんて全く無くて、泥臭く、愚直で、お世辞にも華麗なんて言えないゴールをもぎ取っていくだけ。何度も倒れて、倒されて、相手に文句を言われ、「あそこのサッカーは荒い」と言われて嫌われて。僕の好きだった頃のクラブとは、まるで正反対のサッカー。もし僕が初めて北信越サッカーリーグを見に行った日に、もしこのクラブがこのサッカーをやっていたら、僕はきっとここまでこのクラブを追い掛け続けることは無かったと思う。それほどにカッコ悪いし、ボロボロだし、ギリギリだし、こんなに苦しい思いをしてまで戦わなきゃいけないのかという気持ちになる。それでも今の僕は、ずっと追い掛け続けていたあの綺麗で強かった頃のクラブよりも、今のクラブの方が好きになっている。

痛々しいくらいに熱くて、眩しいくらいにオレンジで、ダサいくらいに情熱的なこのサッカーが、経歴も分からない選手たちが全身汚れて走り回るこのサッカーが、強くもないこのサッカーが、長野県という田舎で異国の監督がやってるこのサッカーが、僕は本当に好きだ。

毎試合行く訳でもない、それでも結果は必ずチェックしている。試合だってしっかり見てる訳でもない。それでも選手の特徴や顔は覚えている。戦術を知った訳でもない。それでもやろうとしていることは伝わってくる。感情、熱意、気持ち、戦い、パッション、デュエル、ひたむき、ガムシャラ、こんなに選手を鼓舞して、自らも声をあげ、時には批判を浴び、それでも先陣を切って立ち向かっているのに、ピッチ外で話す言葉はとても丁寧で、人を惹きつける、信じてみたくなる人たらし。そんな監督に、僕も魅せられてしまった。

もう無関心ではいられない。勝利の味は忘れそうだけど、このクラブの新しい味を知ってしまった。優勝候補だなんてとっくの昔話、負けることの方が多い時だってあった。ネガティブな感情が爆発しそうになることだって何回もあった。ただの見物客だった頃に感じた敗北とは違う気持ち。当事者になってしまっている今はこう思える。

また、負けた。でも、次こそ。

次なんて無いのかもしれない、来年こそなんて無いのかもしれない。
それなら、今はこのクラブをとことん楽しんで、付き合ってやろう。
とことん味わって、その上で勝てたら最高だ。

応援する気持ちは人それぞれ、それぞれが応援するそれぞれのクラブにどんな気持ちを持っているかも人それぞれ。みんなの関わり方なんてそれぞれが決めることだし、何も強制できない。ただ、そこにサッカーというスポーツがあって、その人なりに関わっていければ良いと思う。そんなサッカーが人生に彩りを与えてくれた、味を教えてくれた、一度丸めた折り紙を広げてももう元には戻らないように、失敗してしまった子供を見守るように、良くも悪くも心に刻まれてしまったこの感情を、僕はしばらくは大事にしたいと思う。願わくば、このクラブの歴史が遠い未来まで続いていきますように。

胃カメラでピノキオの気持ちが分かった話【初胃カメラ体験記】

『じゃ、胃カメラやってみよっか?』


6月下旬ごろ、これまでまったく感じた事のなかった胃の不快感と痛みを急に感じるようになりました。元々、野菜は好んで食べないし、男なら黙って肉と米を食え!と、間違えて記憶された範馬勇次郎名言集みたいなことばかり言っていたり、1年間朝ごはんゆで卵生活をしてみたりと、かなり偏食気味な食生活を送っていた僕ですが、これといった身体の不調を感じたことはほとんどなく、強いて言えば、アラフォーも目前に迫ってきたなりに油物をあまり受けつけなくなったり、晩御飯にお腹いっぱい食べると翌朝はあまり食欲がない程度のことはありましたが、それでもそれなりに健康な身体で、運動もしてるし、平均体重は保ってるし、唯一の難点といえば滑舌が悪めなくらいのものでした。そんなある日、食後に決まって、なんとなくお腹の張り感?胃もたれ感?のようなものを感じるようになってきたのですが、そもそも胃もたれや胸やけというものを経験したことのない僕は、なんとなく相談した知り合いに「胃もたれじゃない?」「胸やけじゃない?」「顔長くない?」と言われても、いまいちピンときていませんでしたが、顔が長いと言われている事だけは理解したので、そいつは江の島の砂浜に埋めておきました。それはさておき、その後も痛み?不快感?のようなものは続き、それも決まって食後、量や内容関係なく、ちょっとでも胃に食べ物を入れるとこの症状が出てくることが分かってきました。食べ物が入ると痛むなら他の物入れたら痛くないんじゃない?家電とか入れてみたら?と思う方もいるかもしれませんが、あなたは胃に家電を入れたことがありますか?そのトンチキ発想を少しでも地球温暖化防止のために使おうとは思いませんか?すみません話が逸れました。とにかく、食後にお腹が痛むのは分かったので、とりあえず病院に行こうと思い、近所の町医者にかかったのですが、いくら医者が診断しようにも、『どんな風に痛む?』と聞いたのに「痛いというかなんか張ってるというか・・・」などと優柔不断なカレシみたいなことをぬかしたり、『胸やけっぽい感じ?』と聞いたら「胸やけってなんですか?どんな感じ?」と質問に質問を返してくるめんどい患者を前にして、(これ埒あかねーな・・・)と思うのも不思議ではありません。とりあえずその場では、一般的な胃薬の処方と、それから冒頭の言葉がでてきたわけです。

胃カメラ、職場の健康診断で毎年うけることができますよと案内がくるのでその存在やなんとなくのイメージを知っていたんですけど、「胃カメラとかオッサンがするもんだろwwwwwwww」と自分がオッサンなのを差し置いて今までうけようという考えが毛頭無かったその胃カメラが、「なんかムカデ人間みたいだよなコレwwwwww」とかいって蔑んでいたその胃カメラが、今自分の胃に降りかかっている謎の症状を解決する手掛かりの糸口になりそうというこの状況下になって初めて分かったんだ・・・、僕は胃カメラの偉大さ、ありがたさ、尊さを何も知らなかった大馬鹿野郎だった・・・・。僕のこの人生の物語は間違いなく、ビフォー胃カメラとアフター胃カメラの二部構成に分けられるだろうし、もし今後、胃カメラの事を馬鹿にするやつがいたら俺がぜってーー許さねえ。もしそんなこと言う奴がいたら、そいつの鼻から胃カメラ突っ込んで口から外に出して蝶々結びして「これがメビウスの輪ですか」って言って写真撮ってブレイキングダウンに応募してやるからな。覚悟しとけよ。胃カメラをすることでこの胃の痛みから解放されるなら、やってやるよ。俺も漢だ。今なら男塾名物、灼熱の油風呂にだって、ナイトプールみたいに泳いで貝の浮き輪に乗ってキメ顔で自撮りしてやる。胃カメラは人類を救う、God Save The 胃カメラ・・・。もう胃カメラなんて呼ばないよ、お前は今日から、【胃キャメラ】だ・・・。

僕「・・・・薬でなんとかなりませんか???」

はっ??????な、な、な、何言ってやがるこの口は・・・。今更胃キャメラにビビッて、、、薬を飲んで、なんとなくやり過ごそうとしてやがるだと・・・!??ありえねえ、、さっきまでの覚悟はどこいった??ナイトプールの覚悟は、、、?あんなところで貝に乗って自撮りしてインスタ上げてる勘違い女子は、全員5年後くらいに自分で見返して、顔から油吹くほど恥ずかしい思いをするのが目に浮かびますわ・・・。「私もこの頃は勢いあったなー、いまじゃもうオバサンだもんw」とか言ってそれでもまだ若いつもりでちょっと派手目な水着とか着て海やプールに来てください。下心とか全然ないんでマジでお願いします。

『一度、検査しとけば安心だからさ』

そんなことを医者に言われて、また今までやったことがないというのもあってどんな感じか興味がわいてきた僕は、胃カメラ検査をすることに決めたんですけど、さて胃カメラをいつやりましょうかって話になった時、医者がこう切り出してきた。

『予約とれるのが、最短で3週間後だねー』

さ、、、さんしゅうかんご・・・??3週間後とか僕の胃どころか、今この瞬間に宇宙から地球外生命体が侵略してきて地球が滅亡するにも十分すぎる期間なんですが??見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)でも9日で世界を掌握してしまうんだぞ???それを3週間後って、その間に胃が悪化してたらどうするんですか??海外の世界滅亡系ゾンビ映画でももうちょっと短く世界の終末を描くぞ・・・。バイオハザードシリーズは結構長めに世界続いてるみたいですけど。そんなことを考えながら、しょうがない、他に打つワクチン、打つ手のない僕は3週間後の胃カメラ検査を予約して気休め程度の胃薬も貰ったんですけど、まあ、それでもやっぱり痛いものは痛いんですよ。痛みの強さ自体は和らいでる気がするんですけど、もうこの頃にはやっぱり検査しないとダメなんだろうなって気にどんどんなってきていました。

迎えた胃カメラ当日、朝の8時半に受付して診察してからのさあ胃カメラって流れでやることになったんですけど、前日の夜19時にはご飯済ませて朝ごはんは食べずに来てくださいってことだったんですけど、今なら白状できるんですけど、前日の夜20時に晩御飯食べちゃってました☆ごめんちゃい☆そんなこんなで診察して、鼻と口のどっちがいいですか?って聞かれたから「お任せします」、『じゃあ鼻からで準備するんで少しお待ちくださいー』と言われたので一旦診察室を出て、待合室でガタガタ震えながら待っていると『まきまきさん、どうぞー』とやけに軽い声。おもむろに検査室に入ると看護師さんから『これ飲んで下さい』とコップ1杯の謎の液体を渡されました。(あっこれ見たことある!ウ〇チが白くなるやつだ!スゲー!)って思ってテンション上がってたんですが、それはバリウムのことで、実際は胃の中の泡を消す薬でした。謎の液体の味は、神の舌を持つといわれる僕なりに難しく言うと、”のど越しの超悪い不気味に甘くてマズイやつ”って感じで僕は一気に飲んだんですけど、別にゆっくりテイスティングしながら飲んでもいいらしいです。絶対オススメしませんが。それを飲んだ後、仰向けに寝かされて鼻のなかにスポイトらしきもので液体を入れられるんですよ。この時はまだ心の余裕があって看護師さんの説明をしっかり聞けていたんで覚えてるんですけど、これは鼻の奥に痛くないように表面麻酔を塗る行為らしいです。ただ、まだ鼻に液体を入れられただけなのに、なんとも言えない鼻の不快感に襲われ、だけど、涙が出ちゃう。アラフォーだもん。と言わんばかりにこの時点ですでに大量の涙と鼻水をダラダラ垂れ流し始めてたんですけど、看護師さんも手慣れた様子で優しく鼻を拭いてくれて、なんだか初めて人の優しさと温かさに触れた、狼に育てられた少年みたいな感動を覚えました。映画化決定。さて、いよいよこれからが本番。横向きにさせられて待機すること数秒、ついに医者が満を持しての降臨。『説明しながらやっていきますけど、とりあえずチカラを抜いてラクにしてくださいね。全然大丈夫な人も7割くらいいるし、鼻の方がラクだからね。』と優しく声をかけてくれて、人って優しいなあ、僕も来世では人に優しくできる人になれるといいなあとか考えながら、でも残りの3割はメチャクチャしんどいんじゃねーかとツッコミそうになるのを我慢して、横向きでリラックスを心がけていたなかで、ついにその時がやってきました。

『じゃ、始めますね』

音もなく鼻から管が入って食道を通る感覚。そのあまりの衝撃に僕は思わず涙を流し、白タオルをリングに投げそうになりました。管が鼻の奥から喉を経由し、体内に侵入してくる。身体の中に明らかな異物がグイグイ入ってくるのが良く分かる。医者が『今このへんが胃の入り口ですねー、入っていきますよー』としっかり説明してくれているのだが、そんな丁寧な説明も耳に入らないほどの不快感。息を吸っていいのか、どこから吸っていいのか、口か鼻かエラ呼吸か、ゴックンはしていいのか、身体は動かしていいのか、この管を引き抜いたらヤバい気がするなどなど、とにかく医者は説明しながらグイグイ入り込んでくるんですけど、本当に覚えてない。マジ必死。自分的には「あ、意外と大丈夫ですー」とか余裕ぶって言いたかったんですけど、実際には「hkjふぃdjろgじゅいr」みたいなこと言ってました。辛うじて、どっかの内臓の小さい入り口の前に胃カメラを待機させ、じゃあこれからこの中に入れて見ていきますねーといった次の瞬間、正確無比に入口穴にカメラを移動させ突き進んでいくそのスーパー高等テクニックを見て、魔界城ドラキュラシリーズのTAS動画みたいだなとか思ったくらいで、他にはもう何も覚えてない。しかもその時気付いたのが、この胃カメラ、何分くらいやるものかを事前にまったく聞いていなかったこと。この事実に気付いたときの絶望たるや、19時に炊けるよう設定したのになかなかご飯炊けないなと思って炊飯器の予約時間見たら朝の7時に設定されていて、しかもおかずは全部作り終えていた時の絶望感以上の絶望感。この苦しみがいつまで続くのか、このまま30分も続けたら間違いなく頭がどうにかなってしまう・・・。あっという間に胃に入り込んだ胃カメラは、まるで鍾乳洞の中に広がる湖のように胃液が満ちた胃を映し出し、その様子はまさに地獄池。キノピオとゼペットじいさんがクジラに飲み込まれた時に見た光景はこんな感じだったのかなと思うと、二人がいかに嘆き、悲しみ、この世の終わりを垣間見たような気持ちだったことだろうと同情する。僕はこれからピノキオを見るたびに、このしんどかった胃カメラのことを思い出すのだろう。それから、そういえば前にエステを受けたとき、顔面をタオルで覆われている自分を撮影するようにエステティシャンさんにお願いしたことがあったなあ、今のこの鼻から胃カメラ差し込んでる様子もスマホで撮ってもらおうかなあ・・。そんなことを思いながら、もういっそこのまま気絶してしまおうかと思い始めたその時、『じゃ、終わりますねー』。神が、いた。

引き抜くときはほんの一瞬の出来事で、まだ鼻の麻酔が効いてるため変な違和感があるのと、鼻から流れてくる液体が鼻水と麻酔の混じり合ったものであるため、鼻はかまないようにして流れてくる液体を拭き取るようにしてくださいということと、1時間くらいは何も飲食しないで、1時間後に水を飲んでむせたりしないで平気だったらもう飲食して大丈夫ですとの説明をうけ、僕の胃カメラは終わった。なんか、胃の中の組織を一部採取してるので、胃カメラ後は辛いものや脂っこいものは控えて下さいって言われて、お腹もすいてたし本当はカレーとか食べたかったんですけどおにぎりくらいにしておいて、それでも胃カメラした後もなんとなく違和感みたいなのは残っていて、お腹が張ってるような感覚はありましたね。ただ胃カメラで中を見ただけなんで治療も何もしてないから当たり前っちゃ当たり前なんですけど、それでも僕としては人生の一大イベントを終えた充足感と、これで何も異常なくて、単なるストレス性によるものだねって言われたら、そんなんどう治したらいいんだ?えっ?30年くらい毎月1000万円ずつ自動で貰えて好きなことやっていいよってならない限りストレスなんて無くなりませんけど?って言いたいところです。検査結果はまだ聞いてないんですけど。とりあえず、僕から胃カメラ未経験の皆さんに言えることは、苦しいし吐き気するとか言われてますけど、実際はあんまりキツくないですよ!とか言っちゃうと鼻がどんどん伸びてきそうなんで、やっぱり多少はツラいけど思ってるほどきつくはないし5分くらいで終わるからできるならやっておいたほうがいいよってことです。あと自分で病院行ってやると6000円くらいかかります。もしこれから胃カメラをやる、もしくはやってみようかなって方々の参考になれば幸いです。

みんな、健康に過ごそうぜ!
おわり


【処方箋を】2023AC長野パルセイロ選手別中間報告MF(アタッカー)&FW&監督編【ください】

後編です。2023シーズン前半を振り返るたびに頭痛がするんですが、チーム事情を良くするお薬ありませんか?

前編はこちら↓

https://note.com/makkymakimaki/n/ne7114892c0ef

MF

近藤貴司

愛媛から加入して、序盤こそケガで欠場していましたが、復帰初戦で明らかに他の選手と積んでるエンジンが違うのが良く分かるプレーっぷりを見せ、さすが愛媛で長年主力を張っていただけのことはありますね。調子の良いときはアザールみたいなドリブル突破からのクロスや、ゴール前でのチャンスメイクからなんならフィニッシュまで決めちゃったりと、なんでも入ってるサッカー選手幕の内弁当で、加えて前線からのプレッシングもサボらないんだから、これは良い補強ですね!阪神優勝や!とか思っていたんですが、パルセイロが近藤の得意な形を見せる前のビルドアップ段階でパスが繋がらず、せっかくボールを頑張って奪ったのに3秒足らずでボールを失ってしまうという致命的な弱点を露呈しており、仮に近藤がファイナルサードあたりでようやく前を向いて攻撃を仕掛けてラストパス出しても、ゴール前で味方がシュートミスってたり、そもそもゴール前に入ってくる攻撃の枚数が少なすぎて相手に囲まれて潰されて終わりな場面も多い。会社の経営陣が「うちの会社は残業ゼロです^^」とか豪語しておいて、現場ではただタイムカード早く切っていただけだったみたいな。なんか違いますね。こうなったら自分でチャンス作って、自分でシュートを決めるしかなさそうです。影分身とかして頑張ってください。

藤森亮志

2022シーズンは何点かミラクルゴールを叩き出していて、今季からは9番を背負うという大きな期待がかかっていたようですが、2023シーズンは序列がかなり下の方なんだろうなって状況です。まあ、2-0で勝っている状態で後半頭から投入された福島戦における、その後半だけで3失点して大逆転負けするという悪夢のような試合のときに見せた守備対応があまりにもお粗末過ぎた、ってのも理由としてあるかもしれません。ドリブルと運動量が武器なんですが、ボールを持った時に「あっ、今完全に何しようか迷っちゃった・・・( ;∀;)」というのが見てて明らかに伝わってくるプレーっぷりと、ピッチ上でトリプルアクセルするかのようなマルセイユルーレット風味が全体に漂う諏訪ルーレットを見せたり、サポーターの心に余裕があるときはそういうのも微笑ましく見ていられるんですけど、昇格が大きく遠のいている最近の順位を見てしまうと、違う意味でもう笑うことしかできない状態。現状では他の選手を差し置いてポジションとれるような感じがしないので、ミラクルでもいいからゴールを決めて出場機会を得たいところ。あと結婚おめでとうございます。もう弟キャラは卒業になるのかな寂しいぞ。

https://www.instagram.com/p/Cu9Iy-DPrwu/?igshid=MmU2YjMzNjRlOQ==

山中麗央

下部組織出身で10番を背負う名前がレオというパルセイロロマンの塊みたいな選手だが、今季は藤森同様、層の厚くなった攻撃陣のなかで出場機会を失っていますね。ポジションを争う相手が、ゴールを決めてる三田、シュタルフチルドレンの佐藤、幕の内弁当近藤、テクニシャン安東、金髪がチャラい西村、山本兄ちゃん、うどんの化身森川、ギャンブル特攻野郎音泉と、一癖も二癖もある個性的なキャラクターを持つ選手ばかりなので、キャラとして完全に負けてしまっている印象。ゴール前の狭いエリアで前を向いた時にテクニックを発揮できるタイプだが、そもそもゴール前でレオが前を向いて仕掛けるようなシーンが全く作れていないので、パルセイロがジルーかルカクを獲得できれば出場機会が増えると思います。サウジアラビアにクラブを買収してもらうか、長野県の予算でなんとかしてください。

小西陽向

ユース出身だがここまで1試合のみの出場。試合は見たが何回かパス出してたのしか覚えてない。頑張ってください。

三田尚希

攻撃の精度があまり良くないパルセイロの中において、貴重なフィニッシャー。呪いにかかっていたかの如くシュートが入らなかった昨年の不調からはなんとか脱し、今季は持ち前のシュート技術が光り、前線にスピードとテクニックのある選手が多く揃った今のパルセイロの中で更に得点量産、、、かと思ったが、そもそもそのスピードとテクニックのある選手達が自慢のスピードとテクニックを発揮する前のビルドアップの段階であっさりとボールを失っていて、まともに攻撃の形が作れていないのが現状。逆にある程度ショートカウンターがハマって前を向いて攻撃できてたシーズン前半戦は、決定力の高さも相まってそこそこ得点できて勝ちを拾えてたんですけど、最近は自陣でのビルドアップ時にちょっと前プレスが強くくると途端にアワアワし出して、パスがズレまくってあっさり相手ボールになるという場面が多発しているので、もう誰かがなんとかしてゴール前までボールを運んで、三田が決めてくれるのをただ祈るしかないです。あと、試合の流れとか展開とかまったくお構いなしに何の前触れもなく突然ゴールしちゃうような、いわゆる”KYゴール”が多い。類似選手だとベンテケとか浅野拓磨あたりでしょうか。この感じ、わかる人います?

森川裕基

パルセイロのなかで数少ない、サイドで勝負できるアタッカーで、左サイドで右足でボールを持った時の凄みが以前よりも増してる気がしますね。多分YouTubeでグリーリッシュのスーパープレー集~2023シーズン編~を無限リピートしているのだと思われます。これでソックスとか短くし出したらいよいよ重症なので、早めの受診を勧めるか、讃岐うどんを口に詰め込みながら、あの頃のあの純粋だった森川に戻ってくれ!!と涙ながらに往復ビンタしたほうがいいでしょう。これ以上イジると森川の奥さんに怒られそうなのでこのへんでやめときます。左サイドで杉井と絡んでチャンスメイクできるので、チーム全体が押せ押せムードの時は攻撃に厚みを出せるんですけど、そもそも森川までボールが届く前のビルドアップの(略)でボールを失(略)ので、宮阪先生に一発でロングパスしてもらうという手もあるんですが、最近その宮阪先生もお疲れのようなので、後半半ばあたりのオープンな展開になったところで途中投入して攻撃全振り無限特攻(ブッコミ)マシーンと化してもらうのが、今のところ一番いい起用法な気がします。


後半から投入される森川のイメージ図

佐藤祐太

シュタルフさんが自分の戦術を説明する時に「とりあえずあんな感じで」って指差した先にいるであろう選手ランキングぶっちぎりの1位です。おめでとうございます。ちなみに2位は池ヶ谷です。闘犬の如き果敢なプレッシングが持ち味、というか目についたボール全部往く、が人生のモットーっぽいので、人倒れるところに佐藤あり。といって差し支えないです。逆に自分が倒されてることも多いけど。イメージとしては中盤にいる池ヶ谷なのだが、そもそも中盤の池ヶ谷なのか、池ヶ谷が最終ラインの佐藤なのか、どっちが本物の佐藤で池ヶ谷なのか。そもそも佐藤は単なる概念であって池ヶ谷が佐藤なのではないか。佐藤が謎の離脱をしていたのは実は宇宙人にさらわれていて今の佐藤は全身が武装されたサイボーグ池ヶ谷なのではないか。おれがあいつであいつがおれで。今、僕はこの部分を完全に適当に書いてます。パルセイロの選手が倒れている時はだいたい佐藤か池ヶ谷あたりなんですけど、最近は倒れてても「まあ佐藤(池ヶ谷)なら大丈夫っしょ」と軽く扱われてる感が目につく気がしますが、僕もそう思います。ただ、たまに目ん玉飛び出そうなくらいのスーパースルーパスを繰り出すのでなんか意外と上手くね?と思って経歴をよくよく調べてみたら、元横浜Fマリノスジュニアユースからの前橋育英高校出身ってめっちゃエリートやんけ。闘犬佐藤どころか血統書付きのわさおでした。

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音泉翔眞

元シュタルフ監督の教え子で、縦への推進力とスピードを武器に途中出場で攻撃の流れを変えることができる貴重な切り札ですが、めちゃくちゃ大雑把なプレーと、頑張ってるんだけど頑張るところはそこじゃないんだよなあっていうのがあり非常に勿体ない。高い位置で前向いて仕掛けられれば強みが出せそうなんですけど、今のところは、右ウイングバックのポジション取りをしてハーフウェーライン付近でボールを持つまではいいんですが、そこからなぜか敵陣に単騎特攻しだしたり、狭いサイドのスペースをグイグイ突き進み袋小路にはまって打つ手が無くなるみたいな、昔イングランドによくいた若手ウィンガーのようなオーラを醸し出していますね。ウォルコットみたいな。また、だいたい困ったらヒールパスしがちなのも最近相手にバレてきているようで、せっかく敵陣までいったのにヒールパス選択して相手に奪われるみたいな場面も見た気がします。本当に見たか確証はないのでとりあえずイメージだけで書いてます。出場機会のわりにはゴールもアシストもめちゃくちゃ少ないのが寂しいので、もっと目に見える結果を出してほしいところ。

安東輝

関東リーグの栃木シティから加入したということで色んな意味で話題になった選手だが、最近はレギュラーもつかみ始めて徐々にプロの水に慣れてきた印象ですね。飄々としたプレーの中でテクニックを見せているんですけど、たまにその裏をかいたような股抜きやフェイントが思いっきり相手にバレてることがあるのがちょっとかわいいですねとかいうわけないだろ中盤でそんなプレーされたら心臓がいくつあっても足りませんよまじで。ただ、他の選手にないようなアイデアとパスセンスを持っているので、なんとか安東が余裕を持ってボールを持てるような状況を作ってあげたいところですけど、そもそもボールを大事にしましょうねまずは丁寧にパスを繋いでいこうねプレーを、ポゼッションなど不要!縦にいけ!!とパルセイロ自身が完全に放棄してるので、自分でパス受けて自分で前向いて頑張ってください状態となってます。

丹羽匠

リーグ戦では出番なし。天皇杯では出場してたけど4人同時交代のどさくさに紛れて出場してたくらいしか記憶にない。頑張ってほしい。

丹羽匠のツイッターアカウントの写真
全員顔面濃すぎて胃もたれしそう

FW

進昂平

ケガさえなけれおそらく全試合ファーストチョイス、居酒屋でとりあえず生を注文するように、サイゼリヤでミラノ風ドリアを注文するようにレギュラーに選ばれていたであろう替えの利かない主軸。最前線で縦横無尽に動き回れるアジリティにボールを引き出してのポストプレーや、ゴールへの執念、強引にシュート態勢をとれるボディバランスなど総合能力の高いフォワードなのは分かるが、今のパルセイロのなかでは明らかに無理難題を押し付けられている感は否めない。空中戦に競り勝て(172センチでしかもワントップで)、パスコースを切りながら前プレスに行け、左右に動いてボールを受けろ(パスの精度は悪め)、ゴールに飛び込め、ゴールを決めろ、こんなにたくさんの業務を押し付けられた上にORANGE大使の名ばかり役職までつけられて、これはどこのブラック企業ですか???さすがに労働基準局が動きますよ??ツートップの一角か2列目がしっかり進のサポートしてくれるような戦術なら更に輝きそうなんだけど、そんな都合よく即戦力のフォワードがJ3にくるはずもないので、頑張れ進!負けるな進!戦え進!状態になっている。


来たぞ我らの進•ウルトラマン

木原励

浦和レッズからレンタルで加入してきたが、シーズン前半戦はまったく試合に絡めていなかったもののトレーニングマッチではすさまじいペースでゴールを量産しているらしく、一部パルセイロサポ達は毎晩毎晩シュタルフ監督の枕元に立って「木原を使え、木原を使え」と囁いているとの噂も流れました(流れてない)。そんな中、満を持して起用された天皇杯ではその実力の高さを見せつけ、少ない出場時間ながらかなりのインパクトを残していました。それでもまだシュタルフ監督が要求するレベルには足りていないのか、リーグ戦での出場機会はまだ多いと言えませんが、ボールを持った時の期待感はとても大きく、また継続して起用してあげることで原田みたいに急成長することもあると思うので、後半戦の活躍に期待したいですね。

高窪健人

新卒加入以来、なかなか出場機会に恵まれていないですね。たまに後半ラストに投入されても特に何か変わるわけでもなく、なんか走り回って汗かいてたら試合が終わってた感が否めないです。それにプラスして試合には出てるんだけど印象にまったく残ってないという意味では、山王工業戦に出場した角田に近いと思います。大卒加入で今季がプロとして生き残っていけるかどうかの正念場になると思うので、まずはシュート。それから結果を残してほしいところ。

山本大貴

進の控えとしてベンチスタートになったり、進不在時は最前線になったり、途中投入でチームの盛り上げ役になったり、頼れるフォワードの駒が少ない陣容のなかで33歳フル回転しています。去年は、全盛期のベンゼマにしかできないような多くの仕事(前線で起点を作れ、ロングボールも競れ勿論一人で、守備もしろ、ゴールを決めろ、などなど)を押し付けられ、これじゃあ労基に訴えられても文句は言えないだろうな・・・と半ば諦めていたのですが、今年は優秀な中堅社員の進の加入で少し業務量が減りましたね。特に結果には結びついていませんが。今のところチーム得点王の5ゴールとこれまた33歳のベテランにどんだけ無理をさせてるんだとクレームが入りそうなので、ほかの選手も遠慮せずにどんどんゴールをしてくださいね。ってか19試合やって5得点がチーム得点王ってこれでいいんでしょうか。大谷翔平だったら13HRくらいしてますよ。


それでもこの2019シーズンよりははるかにマシです。
これ34試合やってるんですよ?

監督

シュタルフ悠紀リヒャルト

2年目の今季は「賢守速攻」を掲げてチーム作りに取り組んでいて、元教え子達やテクニックと運動量に優れた選手たちをかき集め、前線からの激しいプレッシングからの縦に速いショートカウンターでシーズン前半こそは効率的に得点を重ねて首位に立つなど昇格への雰囲気を漂わせたが、その後だんだんと前線からのプレスがハマらなくなり、単に一方的にボールを支配されボコられているような試合内容が頻発し、そのうち耐え切れなくなって失点して負けるか、最終ラインがミスって失点して負けるかという、地獄の2択負けが続いたり、勝ってる状態で少し早めの守備固めを始めた途端、捨て身の攻勢に出た相手の勢いの前に守備が決壊し同点弾食らうみたいな、思い出すだけ手足が震えて動悸・息切れを引き起こしそうになる逆養命酒。対戦相手に終始ゲームを支配され、ちょっとジャブかまされただけで大げさにガードしてしまい、ストレートを警戒してガードを高くした瞬間、がら空きのボディに渾身のブローを食らってKOされるような試合を続けているにも関わらず、明らかにセカンドプランを考えてはいない、我々はこの戦い方で最後まで突き進むんだとシュタルフ監督自身が高らかに豪語しちゃってるので、僕らはこの安全バーの無いシュタルフ式垂直上昇垂直落下ジェットコースターにしがみつくしかないんですよ!!信念を貫くのはもちろん大事だと思うんですけど、このやり方しかないんだ!になっちゃうのはいかがなものかなって思うので、まずは攻撃の際の選手のポジショニングでもう少しボール保持の時間を増やしたり、調子の良い頃に見られていたバイタルエリアでのワンタッチで繋いでゴールに侵入していくような形を増やしたり、ポジトラで簡単にボールを失っちゃうのを整備してほしい。ここまでいろいろ書いてきましたが監督としての器や人間性としてはめちゃくちゃいい人なので、どんどん上にいってほしいという気持ちもあるし、パルセイロでそれを成し遂げてほしいという気持ちもあるが、予算的にもコネ的に限られたリソースでなんとかやりくりしてるので、今のやり方が通用しなかったらたぶん3年目の終わりくらいで去就問題は当然出てくると思う。ここらで一回外国人とか獲得してみませんか?ヴェルナーとかどうでしょう?

終わり!後半戦は全勝しろ!

※この記事書いた後に新加入が発表されたのであとでこっそり足しておきます。

【真夏なのに】2023AC長野パルセイロ選手別中間報告GK&DF&ボランチ編【凍えそう】

季節はちょうど夏本番、気が付けば強い日差しが照り付けるような日々の増えた7月の中旬ごろ、J3も気が付けば折り返しとなりましたね。シーズン開幕から第19節までの間に様々な出来事が雨あられのように降り注ぎ感情の起伏が激しくなりすぎて、この数ヶ月で10歳くらい年老いた気がします。日本の四季は世界のなかでも特に美しいといわれていますが、パルセイロの四季もハッキリしていてとても美しいですよね。はやく春がきてほしいと思いますが、今のパルセイロは真冬の極寒の中、四肢を縛り付けられて冷水を浴びせられながらかき氷をエンドレスに口に流し込まれている状態、、、とでも言うのでしょうか。

J3の第19節を終えた段階で、我らがAC長野パルセイロは20チーム中15位という、普段J3を見ない人からすれば、パルセイロよっわwwwと言われても仕方ない順位なんですけど、実はこのチーム第10節時点では首位だったんですよ。信じられます?「いやー今年昇格してしまうわー、J2は関東のクラブ多いから来年のアウェイ関東は全制覇できるわー、今からホテル取らないといけないわー」などとのたまってふんぞりかえってたのがわずか2か月前のこと。そこから怒涛の未勝利街道を邁進し、攻撃は停滞し、守備は崩壊し、あれよあれよと転げ落ち、あっという間の15位。あんなに楽しく眺めていた順位表も、今じゃ降格圏に怯え薄暗い部屋の隅で体育座りをしながら最下位との勝ち点差を指折り数える毎日を過ごしております。J2の順位表を見るたびに「大宮が落ちたらパルセイロ対大宮行けるな・・」とパルセイロJ3にいる前提でモノを考えるようになってしまいました。大宮さん、J3で待ってますよ。

そんなタワーオブテラーを連想させる2023シーズンも半ばになりましたので、振り返りたくはありませんが振り返りたいと思います。僕はすでに未来を見ているのです。(現実逃避)

今年も前編、後編に分けました。J3リーグも半分で一度リセットしません???

GK

矢田貝壮貴

開幕当初はスタメンとして出場していたものの、第3節の奈良クラブ戦で相手の裏への抜け出しに対して飛び出しを躊躇した挙句、全サッカー少年少女達にお手本として見せたいくらいに美しい虹のようなループシュートを決められるなどして3失点を喫し、その後はベンチに降格してしまいました。ただ正直、開幕戦からちょっとプレスをかけられると大きく蹴りだすのはまだリスク管理としてはいいんですけど、大抵そのロングキックはサイドラインを割るか、相手チームのスパイなのかっていうくらいに相手にボールを渡していたので、そういう繋ぎの部分で貢献を求めるのは期待しないほうが良さげです。現状、キム・ミノとハマタロウがレギュラー争いになっているので、残る出番はカップ戦くらいになりそう。えっ?J3ルヴァンカップ無いの???そしたらあとは天皇杯・・・負けてましたね。はい。

キム・ミノ

濱田からレギュラーを奪った後は完全にスタメンに定着した今季の守護神候補。昨年から、ビルドアップに貢献しようという意思(精度のことは言ってない)や、ボールキャッチからの素早いリスタートをしようという気概(上手くいっているとは言ってない)など現代サッカーに求められるゴールキーパー像をしっかり意識して体現しようとしている様子が見られていたのでレギュラー定着自体はいいんですけど、5月末から継続していた2か月以上未勝利の続くパルセイロ千尋の谷底へ真っ逆さま期あたりから、不用意な飛び出しからの失点や正面に飛んできたボールを防ぎきれずこぼれ球を押し込まれるなどといった判断・技術ミスが目立つようになってきてます。しかしそれはそもそも今季のパルセイロが、相手にボールを握らせて前から奪ってショートカウンター作戦を志向しているにも関わらず前プレスが全然ハマらず、どちらかというと袋叩きにされながらクロスカウンターを狙う原作初期の頃の矢吹丈を彷彿とさせるパンチドランカースタイルサッカーになっているのが原因で、キムミノの問題というよりパルセイロの守備全体の構造的問題による影響がほぼ9割なので、ある意味一番の被害者とも言えます。そんなキム・ミノには僕からこのゴリの名言を送りたいと思います。


負けるなキム•ミノ

濱田太郎

矢田貝のレギュラー落ちと共に序列を上げ、一時はスタメンになっていたレンタル加入の若いゴールキーパー。出場した試合ではビッグセーブを見せたりビルドアップでもしっかり繋ごうとしてキックの精度も悪くないんですけど、第8節のホーム、福島戦での前半2-0からの後半だけで3失点するというスーパーミラクル大逆転負け以来、スタメンから外れてしまい、その後は第2キーパー争いになっています。今その試合のハイライトを見返したんですが、心臓を万力でギチギチ潰されてるような感覚になりますね。前半の余裕間からの落差で最後負けるというのも芸術点高めです。実力的にはレギュラーでもおかしくないと思うんですが、ゴールキーパーに関しては監督の好みの問題になると思うので、本人としてはチャンスを待つしかないんだけども、そのチャンスというのが仲間の序列落ち待ちというのがゴールキーパーの世知辛いところです。レギュラー落ちのきっかけ?となった福島戦でも濱田のミスと言えるのが3失点目くらいのもの(そもそもそれも味方がブラインドになってた感じ)で、他の失点はパルセイロの守備全体の構造的問題なのでむしろ被害者。愛称はハマタロウ。キダタローではない。

リュウ・ヌグラハ

ここまでベンチ入りすらなし。頑張ってほしい。

DF

山拓

今季からキャプテンを担い、現状では3バックの中央で絶対的レギュラーとなっているんですけどまあ1試合に4失点したり、後半ラストが踏ん張り切れず終了間際に失点を重ねたり、とにかく守備が不安定な今季のパルセイロの守備陣の責任の一端を担う評価になってしまいそうです。開幕当初は主将という責任感からか身体を張ったプレーが多く見られ、これまで漂っていた金で雇われた傭兵感をけっこう薄くなっていたんですけど、シーズンが進むごとに以前の様に、セーフティな守備を心がけ過ぎた結果、相手にプレッシャーが掛からず自由にさせてしまったり、簡単に釣りだされてしまう他ディフェンダーのカバーに奔走するも、特別足が速いわけでもないので出遅れてしまい焦ってスライディングをしてオウンゴールになってしまったり、対応が後手後手になりがちなのが気になるところ。パルセイロサポ界隈内で秋山関連で今年一番話題になったのは、3-1で勝っていた中で獲得したPK、なぜかPKキッカーを任命された秋山(決めればJ初ゴールだった)が豪快に外した富山戦でしょうか。PKを外したことで「まだいける!」と勢いづき息を吹き返した富山にラスト10分で3-3に追いつかれたという試合です。あの試合をハイライトを見返すと、喉の奥に手を突っ込まれた感覚になれるので「今日はちょっと吐き気を催すような不快な気分に浸りたいなー♪」というパルセイロサポにぜひおすすめしたい動画です。次点でミスト。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%88-DVD-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/B001CJ0UXA


船橋勇真

パルセイロの攻守におけるキーマンで、もはやいないと攻撃も守備も成り立たないレベルで大事な大事な存在、ケガだけは本当に勘弁してください。焼き肉で言えばタン、中華料理で言えば餃子、最近めっちゃ見かける謎のインドカレー屋におけるランチタイムのナンお代わり自由、おんぶに抱っこに肩車、力こぶにもぶら下がる勢いで頼りっぱなしの右ウィングバック不動のレギュラー。クロスの種類も豊富で、前への推進力もあるし、逆サイドからのクロスに対してゴール前に飛び込んできてダイビングヘッドしてくるなど得点力も侮れない。チームの調子が良い時は右サイドをガンガン突破してクロスを上げまくってくれてたんですけど、チームが不調になって押し込まれる展開が増えてきた最近は、どうしても後ろに重心が寄ってしまい5バック気味になって船橋が中々前に出られない状態になり、本来の攻撃面での良さが全然生きなくなってしまっている。なるべく船橋が高い位置でボールを持てるようにするためにも、本当は船橋のもう一列前で起点になれたり、相手のマークを引き寄せるような選手がいると更に生きると思うんですけど、攻撃の形として船橋がサイドをえぐって他の選手はゴール前に入るというのがデザインされてるっぽくて、現状右サイドの攻撃はふなばしがんばれ!なので、こうなったらもう頑張ってもらうしかない。来年J3にいることは無さそうなので、できればチームと共にJ2昇格してほしいが、また東北の青白のクラブが狙ってるんだろうなあ。 #秋田を許すな

池ヶ谷颯斗

3センターバックの右のレギュラー一番手となっているが、なんといっても際立つのはボールと人への狩猟魂。訓練中の麻薬探知犬か古き良きイングランドディフェンダーを彷彿とさせるような、目の前にきたボールには全身から全部突っ込む、裏にスペースができようが、ワンツーで簡単にかわされようがお構いなしに、とにかく近くにきたボールと人に対して吉田沙保里の高速タックルを思わせる激しい守備で相手を身体ごとなぎ倒していく、シュタルフ式特攻スライディング部隊の1番隊隊長。最近インスタのリール動画のおすすめに、どっかの国の遊びサッカー中のラフプレーシーンばかり流れてくるのだが、これも池ヶ谷のせいだろうか。またディフェンスラインからのビルドアップもしっかりと組み立てていこうという意思は見えるのだが、相手の前プレスに引っかかってしまい、心臓が口から飛び出そうになるようなピンチを1試合に2、3回は引き起こすので、池ヶ谷がボールを持っているときには【閲覧注意!!心臓の弱い方のご視聴はお控えください!】とモニター画面にデカデカと表記したほうがいいと思います。多分上記のような積極性をシュタルフさんは評価しているだろうから、今後もビックリ池ヶ谷箱によるビルドアップロシアンルーレット「縦パスが通るかもしくは失点するか」はきっと続く。みんな、心臓をしっかり鍛えておこうな!

大野佑哉

お隣の緑の雷鳥クラブからの禁断の移籍、レギュラーも張っていた実力者でパルセイロの伝統の背番号である7を引き継いだという、ロマンがユニフォーム着てニヤニヤしながら歩いているような存在。実力的にはレギュラークラスだし、足元の技術はともかく、強みである1対1で負けないスピードとその俊足を生かしたDoCoMo並みのカバーエリアの広さと危機察知の高さは、まるで息をするように裏をとられまくるパルセイロディフェンス陣の中でこそ輝くはずなんですけど、現状では秋山、池ヶ谷、あと杉井か佐古でほぼ固定されてしまったスタメン3バックに割って入れず、守備固め要員となってしまってます。もったいない。天皇杯長野県予選決勝の勝利の立役者でもあるし、その積極性と負けん気の強さが今のパルセイロの中では他の選手にはない特長となっているので、後半戦ではもっと出場機会を増やしてあげてほしいですね。

https://twitter.com/IgaBozu/status/1655137639027331072?s=20

ロマンがニヤニヤしてる様子

杉井颯

左サイドのあらゆるところで使われ、船橋と同じく攻守のカギとなっていますね。3バックの左か左ウィングバックのどちらかでスタメンをガッチリ掴んでいて、調子の良い頃は敵陣深い位置からの左足のクロスでゴールをアシストして、その得点した選手よりも目立っていたという逸話もあるくらい元気ハツラツオロナミンSだったけども、船橋と同じく、チームの調子が落ちてくると守備に回る時間が増えてしまってなかなか前に上がれず、ボールへの素早い寄せが持ち味なぶん、その裏をとられて決定的なピンチを招いてしまうというシーンがここ最近目立ってきました。3バックの右に池ヶ谷、左に杉井が配置されると、一回のワンツーで簡単に裏抜けされてしまい、ゴール前に人の壁を形成して気合のスライディングと顔面ブロックで身体を張ってギリギリ守り切るというサンドバック根性人海戦術守備状態になる場面が激増するので、ポジションは左のウィングバックのほうが良いとは思います。2022シーズンはなぜか右でも起用されることがありましたが、逆足ウイングバック戦術は流石に時代を10年くらい先取りしてしまったようでまったく機能していなかったので、今後はマジでやめていただきたいです。

西田勇祐

横浜Fマリノスからのレンタルだがここまでベンチ入りなし。せっかく借りてるのにって気持ちは監督の頭にはまったく無いと思う。頑張ってほしい。

鈴木悠人

ユース上がり。見てない。頑張ってほしい。

佐古真礼

主に3バックの左で起用されて、背も高いし、ロングキックの質も高いし、ドリブルで持ち運んでいこうという意思も見られるので普通にいいセンターバックだと思います。貴重な左利きだし。ヴェルディ出身なだけあって足元の技術はあるので、もっとボール保持を志向する戦術のチームだったら佐古の強みが生きるんだろうけど、今のパルセイロに求められるのは、目の前の相手を、粉砕!玉砕!大喝采!できる選手なので、それなら佐古じゃなくてもいいよね?状態になっています。なんとなく来年くらいに大化けして3年後には海外のクラブに行ってそうな気がするけど、その時の移籍金の一部はパルセイロにもちゃんと入るんですよね?アル・ナスルとかどうでしょうか。

砂森和也

ご家族の体調不良で活動休止中。応援しています。

西村恭史

序盤戦は今季の当たり補強の筆頭ともいえる大活躍を見せ、その長い手足を生かしたボールキープとテクニックでサポーターを唸らせたんですけど、チームの戦術が、右の頬を叩かれたら左の頬を差し出して殴ってきた相手の腕を掴んで関節をキメにかかるような武闘派ガンジー戦術、ボールを相手にあえて渡して炎の前プレスで回収してカウンター狙いにどんどん傾いてきたせいで、西村にボールが届かない、もしくは西村の頭上や横をボールが行き来するような状態になってしまい、そうなると西村の持ち味であるボールコントロールを使う場面がなくなり、それじゃあ西村じゃなくてもいいよねって感じになっていますね。さっきも書いたなコレ。中盤でボールを受けて素早くターンして前を向くガビみたいプレーができるといいんですが、今のパルセイロに求められている選手はおそらくジェラードです。ネガトラの場面でたまに守備がすげー雑な瞬間があり、相手のシュートへの寄せが遅かったり、空中での競り合いではなぜかボールに背を向けていたり、軽率に足を出して引っ掛けてしまってファウルをとられたり、まだまだシュタルフ式ボールハンティングアクションサッカーに適応しきれていないので、パルセイロの中で自分の持ち味とチーム戦術をうまく融合してほしいところ。見るたびに黒髪・金髪とコロコロ変わっててたまに安東、進と間違えます。あとシュート、めっちゃ打ち慣れていないのがよくわかります。

宮阪政樹

偉大なるロングキック大先生も、チームの調子が悪くなるとともに自分の調子も落としてしまっていた印象です。加入以来、親の顔より見た正確なサイドチェンジとピッチを斜めに通して逆サイドのウィングに送るロングキックでチャンスを作れていたんですけど、普通に相手に研究されてしまい対策されてしまったのと、そもそも宮阪が前向いてボールを持てる回数そのものが激減してしまったのが不調の原因ですね。パルセイロトランジション勝負に持ち込めば持ち込むほど、宮阪の良さは生きなくなっていきます。また、中盤で相手のプレスをかわして前を向くみたいなモドリッチヴェラッティのようなプレーも得意ではないので、最近だと身体も動いて狭いところでもテクニックを出せる安東が重宝されつつあります。個人的にはもう何年も「宮阪は痩せたら絶対もっと良くなる」と信じて疑っていないので、あと5キロ痩せてスッキリしてください。絶対スタバとかアイスとか食べないでください。こういうワケの分からないことをぬかすダイエットアカウントは信用しないでください。

なぜダイエット中にスタバに行くのか

原田虹輝

フロンターレからのレンタル2年目の今季は、明らかに能力とチーム戦術が噛み合ってない右ウィングバックでの起用にも関わらず、フロンターレ様が目を付けたその実力の片鱗を見せつけています。フィジカルはそれほどでもないんですけど、ボールタッチは柔らかいし、クロスも正確。中盤で前を向いたときの状況判断の良さ、更にはボールの持ち運びも匠で確実に中盤が適正ポジション、ボールを持った時に真価を発揮する選手なのがどう見ても明らかなのだが、パルセイロにおいて原田の主戦場になっている右ウイングバックは、縦にゴリゴリ突き進むことを要求され、相手との競り合いやデュエルで負けないことを要求され、サイドの上下動を繰り返せるスタミナがあることを要求されるなどなど、チームが求めるものと原田の得意なものがまるで正反対で、さながらエスパーポケモンかいりきを使わせていた小学生の頃の僕のような起用法をされています。また、ポジションを争う相手が、ウイングバックをするために生まれてきたようなフィジカルを持つ、船橋【ガタイゴリラ野球部員】勇真なので、出場機会もかなり限られていて、よほど得点をとったり目に見える活躍を見せないとスタメンどころかベンチ入りも難しい、それどころかむしろ多少の活躍をしても次の試合ではベンチ外になっていたりするので、これで不貞腐れずに来年はパルセイロに完全移籍して中盤で使ってあげたいところだけど、普通にレンタルバックで他所のパスサッカーを標榜するチームに行きそう。

高橋耕平

新卒で加入して3年くらいたつものの、2022.、2023シーズンはほぼ試合に出場できず、来年の契約延長は怪しいかな・・・と思っていたが、センターバックとして出場した天皇杯でビッグサプライズともいうべき大活躍を見せ、3バックの左右で新境地を開いています。元々中盤でのボール奪取に持ち味があってフィジカルも強く、若くて身体もよく動くし、パス出しもそんなに不安はないので、コンビニの自動ドアなのかってくらいにガバガバオープンスペースが空く今季のパルセイロの不安定なディフェンス陣の新戦力として台頭しても全然おかしくないし、むしろしてほしい。たまに気が付くとフラッと前線に顔を出してて、多分ボランチやってた頃の攻撃したい欲がふと湧き上がってるんだと思いますが、高橋の耳元で「君は昔からセンターバックだったよ・・」と言い聞かせまくって、人道に則ったきちんとした”教育”をしてあげたほうがいいと思います。とにかくまずは、休みの日は朝から晩まで家の中でゼルダやってそうなその髪型をさっぱり切ったほうがいい。

落合陽一みがスゴイ

加藤弘堅(8月1日追記)

ヴェルディから夏の移籍で加入した中盤のベテラン。一部界隈では「なんでボランチ?」「完全移籍でベテランとるの意味わからん」「レヴァンドフスキを獲得しろ」といった懐疑的な声が上がっていたが、加入後即スタメン起用となった相模原戦で落ち着きのあるボール捌きや判断力、長短正確なパスでパルセイロの中盤をコントロールし、これまで”全力前プレトランジション勝負無限シャトルランサッカー”が唯一の戦術だったシュタルフパルセイロに遅攻の概念をプラスしてくれた。いわゆる遠藤保仁のようなゲームメーカー的ボランチで、パルセイロ初出場での印象的な活躍に加えて、直接フリーキックを決め勝利に繋がる初ゴールを挙げるなど、たった1試合でパルセイロの一部界隈の懐疑的な声を消し去り、「加藤最高!」「俺は加藤の貢献を信じてた」「シュタルフさんの試合後インタビューのダジャレは俺が元祖」とパルセイロサポの掌をギガドリルブレイクにして宇宙を突破した。佐古といい加藤といいヴェルディには足向けて寝られないですね。本物の緑はヴェルディです。

後編はこちら↓

https://note.com/makkymakimaki/n/n32e8c602f7f5

【天皇杯2回戦ヴィッセル神戸対AC長野パルセイロ】日本一あたまのわるい感想

ふだんみてるパルセイロの選手達が!!!あの超有名クラブの!!!ヴィッセル神戸と試合するんだってさ!!やばくねえええ!!???

うわああああスタメンでたあああああああ!!!パルセイロはまた高橋スタメンなってるじゃん!!とりあえず髪を切れ!!!がんばれ!原田もいる!がんばれ!!って、、、、ベンチに木原がいるだとうううううううう!!ついにここにきてレイいいいいいいい!!レッズサポのみなさん見てますかあああああああああ!!????進もベンチ入りいいいいいい!!!いけるのか、いけるのか!!????

・・・・・

ヴィ、ヴィ、ヴィ、ヴィッセル神戸だああ!!ホンモノだあああ!!この前ミスってた前川だ!!!またミスれ!!!大崎って聞いたことあるよ!!元バルセロナのサンペールもいるううううううう!!!古巣相手にノビノビやってたって噂になってますよおお!!ヴィッセル神戸のスタメンみんな聞いたことある名前ばっか!!有名人ばっか!!!って、、、、、大迫と武藤がベンチにいるだとおおおおおおおおお!!!半端ないってええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!半端ない大迫対パルセイロ!!慶應ボーイ武藤対パルセイロ!!やっちまえ!!!パルセイロやっちまえ!!!

~試合開始~

ほんとに試合するんですか??これ実はぜーーんぶドッキリでした!!とかいってテッテレーってノエビアスタジアムが崩壊するんじゃないんですか??キックオフの瞬間にピッチ全部が落下して「ナイスイーーーーン!!」とかいってとんねるずがゲラゲラ笑う、そういうやつじゃないんですか??????

ほほほほんとに始まったあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!

パルセイロ、なんかきょうはすげー前からいくのね!!いつもだけど!!!ヴィッセル神戸はタジタジだ、、、、って、ヴィッセルの選手うま!!サッカーうま!!!ミスらない!!!!リンコンとパトリッキの個人技やば!!ブラジル人ってなんでみんなサッカー上手いん?ずるくない?ってか汰木の突破力やばくない?ずるくない???

安東そこからシュートうtったああああああ!!!宮阪が乗り移ったのかあああああ!!!!!全然枠いってないけどインパクトとハイライト映像には残るんだろうなああああああああああ!!!!!!!

うわ!!あぶな!!!ゴール前冷静すぎんだろjk・・・。なんなの??転生2回目?タイムリープしてんの???

主審が笛ふいた!!!なに!!!!PKえええええあえええええ!!!!!!?????はあああああああ!!!!!!???????????????
どこが!!!PK!!!!!なんですか!!!!!?????この試合VARは導入されてるんですか???また忘れたんですか!!!!!!どこがPKなんだよ言ってみろよ!!!!!!!!あ、はいハンドですねこれはPKですわ。

さすがJ1の選手といえどPKは緊張するだろう、上位カテゴリーとして勝って当たり前。そのプレッシャーは想像をはるかに超えるもののはず。ましてやキムミノはこれまでパルセイロのゴールを守ってきた守護神、恵まれた体格、物おじしない強い気持ち、そしてその存在感、ここで止めるのが漢・キムミノですy:::

ですよねー。決めますよねー。こういうところであっさりPK判定しちゃうとか主審なにかんがえてるのまじで忖度ですか???中東の笛どころかハーバーランドの笛ですか?えっ??ノエビアの化粧品もう買わないからな。無印良品しか勝たん。ってかPKって動き止めちゃダメなんじゃないの??リンコン止まってない?刹那で止まってるわ僕にはそう見えるわ。VARは導入してんのこの試合??はああああ、次だ次!!!!!


音泉きょうはすげええがんばってるううううう!!!!ドリブルめっちゃ仕掛けて囲まれてもガシガシいってっるううううううう!!!!!!!!!!抜け!!!クロス上げろ!!!全員あがれ!!!なだれ攻撃だ!!!!!

コーナーキックからの西村の頭どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!バーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!いけそう!これ同点追い付いたらいけそう!!!勝っちゃう!!!ヴィッセル神戸に勝っちゃう!!!!イエーーーーーイ三木谷さん見てるううううう!!???勝ったら相手チームの選手から一人引き抜けるデュエルモンスターズルール採用しませんか!!!!!!そしたら!!!!!!!大迫を僕にくださいい!!!!!年棒長野市市長の給料から天引きで、おねがいしまあああああああああす!!!!!!!!!!(サマーウォーズ風に)

ヴィッセル2点目。リンコンのヘディング。ずるくね?

失うものは何もない!!!!!攻めろ!!!!!戦え!!!!!!!高橋も大野も佐古もめっちゃ身体張ってる!!!!!!追え!!!!ボールを追え!!!!!!!地の果てまでもくらいつけえええええええええ!!!!!!!!!ああああああサンペールうめえええええええええ!!!!!緩急のつけかたとプレス回避がうますぎ!!!!!「AC長野パルセイロ完全攻略ガイド!大丈夫!ファミ通の攻略本だよ!」を見てるみたいだああああああああ!!!!!!!戻れ近藤!!他の選手に狙いを変えろ!!!!いや他の選手もUMEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!

パルセイロコーナーキックから西村のあたまどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!
よっしゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!やったああああああああああああ!!!!!!!!!!1点とった!!!!J1から!!!!J3が!!!!!得点しましたよおおおおおおおおおおお!!!!アウェーゴールは得点倍じゃなかったですっけええ!!!!!!!!前半のうちに得点できたぜえええ!!!いける!!!!追いつけるよ!!!!!前半終わった!!!!なんかすげええいい勝負してる!!これもうJ1昇格にしてくれてもいいんじゃないですか???三木谷さんパルセイロにも資金出してくれません????

~後半開始~

勝っちゃうよこれいけちゃうよ??これヴィッセル神戸負けたらノエビア長野Uスタジアムネーミングライツとって「長野ノエビアスタジアム」にしてくれてもいいんだぜ???神戸のスタジアムは「神戸王子動物園スタジアム」とでもなっておけばいいなwwwwwwwwwwwwアンパンマンミュージアム長野市に移転させてもらうし、六麓荘町も長野県が頂きますね^^^^^^^^^^^^

汰木とかいうやつなんなの??うますぎるんだが???ドリブルで中に切り込めるし縦からの左足のクロスもあるとか技のデパートですか??舞の海??パルセイロはだんだんと脚が止まってきて決定的なピンチが増えてきた!!!!あぶない!!!と思ったら近藤のスーパーミドルどーーーん!!!!勢い大事!!!!ぜんぜん枠いってないけど、それでも笑顔が素敵な近藤!!!!!すてき!!!セクシー近藤!!!!!!!!!!!!!!!

え、え、え、え、え、え、大迫と武藤が準備してるううううううううううううううう!!!!!!!!出ちゃうの?出ちゃうの????うそでしょ??????「ドッキリでしたーーー!!!!^^^」ってやつでしょ???で、で、で、で、で、、、でたあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!本物のおおさことむとうううううううううううううううう!!!!!

武藤のフィジカルやばあああああああああ!!!杉井が当たってもビクともしねえええええええええええええええええええ!!!!!!!当たれ!!!!やったれ!!!!武藤にはもっと当たれ!!!!!!立ち合いは強く当たって、あとは流れでお願いしまああああああああああああああああああああああああす!!!!!(サマーウォーズ風に)
目の前の相手〇せよ!!!!!!!!!!!!!(秋葉監督風に)

サイドからきた!!!!汰木きた!!!!!大丈夫サイドに追い込んだ!!!!こっからクロスは上がらないだろttttって直接シュートおおおおおおお!!??????うそだろおおおおおおお!!????角度なかったでしょおおおおおおお!!!!!!!!!???????そんなんノイアーでもとめられませんわああああああああああああ!!!!!!!ずるい!!!!!あきらめんな!!!!!!2点!!!!2点とったれパルセイロ!!!!!!!ここからが本当の勝負じゃあああああ!!!!!!富山戦を思い出せ!!!!2点取られた悔しさをここでぶつけろおおおおお!!!!!そういえば奈良クラブにも3失点したなあああああ!!!

木原きた!!!!!!全国15億人に木原ファンのみなさんお待たせしました!!!!!レイくんですよ!!!どんな感じのプレーすんのかな!!!!!点とるのか!!!!!あああああああうめええええええええ!!!!木原いけえええええええ!!!!!!ミドルうった無回転だ!!!!!!!!!!!!!!!枠いってううううううううう!!前川でも弾くのが精いっぱいだあああ!!!!前川ミスれよ
そこは!!!!!!!!!!木原やっぱいけんじゃんこのまま得点とったれええええええ!!!!!!突破もいける!!!これもっと早く起用しt・(以下略

大迫のポストプレーうめえええええ!!!!!!!!武藤の突破こええええええええええええ!!!サンペール冷静いいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!全員が!!!ボスクラス!!!!山王工業ですかここは???????????

シュタルフさん、天皇杯で再び怒りの4人同時交代だああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!れお!!!藤森!!進!!!丹羽!!!!!!いけ!!!合体だ!!!!!!もう全員あがれ!!!!!藤森はひたすら走れ!!!!!!なんかパルセイロの攻撃の鋭さ増してる????これ覚醒したんじゃないか?????ヴィッセル神戸との戦いで成長してるうう?????????細胞レベルで恋してる?????

進うて!!!!!安東もうて!!!!!!!!!!!もう全員うて!!!!!!!!!1点かえせ!!!!!!ヴィッセル神戸サポに刻みつけろ!!!!!!原田の突破すげええええええええ!!!!!これもう川崎から借りパクしちゃおうぜ!!!!!!もうなんでもいいや!!!みんな走れ!天までのぼれ!!!!(錯乱)

ピッ、ピッ、ピー・・・・・

お、お、終わり・・・?もう終わり・・・?

木原と進のツートップも、原田の突破も、藤森のクロスも、杉井の顔芸も、終わり・・・?これは夢・・?ヴィッセル神戸と試合してたのは夢???目が覚めたらいまだにJ3でもがき苦しんでる3連敗中のいつものパルセイロ・・・?

あれ、、、、

大迫とパルセイロが握手してる・・・?武藤とパルセイロが握手してる・・?

夢じゃない、、、これは夢じゃないんだ・・・!!

公式戦4連敗・・・

でも、たのしかったー

終わり。

【ドラマチックが】2023年AC長野パルセイロ紹介MF&FW編【止まらない】

後編です。中盤の選手多すぎる。
DF&GK編はこちら↓

https://note.com/makkymakimaki/n/n94e93f14d31c


MF

西村恭史

清水エスパルスからレンタルで加入した超絶技巧派ミッドフィルダー。身長高いのに足元の技術がとても柔らかく巧みで、相手に厳しく寄せられても卓越したボールコントロールと長い手足でヒョイヒョイかわして味方にボールを繋ぐプレーがマジで上手い。ポグバ。僕が参加している素人おじさんフットサルチームにぜひ欲しい人材。守備力に関しては北九州時代に鍛え上げられた走力を生かし(北九州サポ談)、身体を張ったり身体を投げ出したり足を伸ばしてみたり本人なりに頑張ってはいるようだが、こういうテクニック系タイプにありがちなフワフワわたあめのように軽い守備がたまに顔を見せ、ボールに寄せきれずミドルシュート打たれたり、空中戦の競り合いでなぜか背中向けちゃうみたいなところがあるがそれを補って余りあるロマンを持つテクニシャン。フットサルサークルとかにいたら女子にめっちゃモテると思う。

近藤貴司

愛媛FCで長年主力として活躍し、今年パルセイロに加入したアタッカー。ケガによりやや出遅れたが、出場機会を掴み始めたと思ったらさすがはJ2時代の愛媛FCを支えた選手、速いし上手いし走れるしドリブル・パス・シュートとなんでも揃う人間幕の内弁当のようなアタッカーっぷりを見せつけている。たまにミスった時でもその白い歯と爽やかスマイルを見せられるとなんだか許しちゃう気持ちになれるので、近藤がミスったときはその後の近藤の顔にも注目すると良い。

藤森亮志

パルセイロJリーグ界に誇る癒し系マスコットキャラクター。見た目は男性アイドルグループの中の弟的存在、インタビューされれば質問された内容を忘れてキョドってニヤニヤしちゃうし、プレーは常に全力過ぎてたまにボールをどっかに置いて忘れちゃったり、全力マークで守備した結果背後とられて失点に繋がったり、自慢のロングスローが得点に繋がったことはないしと、とにかく萌え要素しかない。起用されるとしたら右のウイングバックが濃厚だが、基本的にどのポジションに置いてもやってることは「ガンガンがんばる」なので良くも悪くも全力少年。乾いた心臓を潤してくれるパルセイロサポ界隈の心のオアシス。

山中麗央

ユース出身、名前がレオ、背番号10番。パルセイロサポーターにとってこれほどの夢とロマンがありますか?いやない(断言)。スピードとテクニックでゴール前に侵入できる小柄なアタッカーで、、、とかそんな選手評はどうでもいいんです!パルセイロの下部組織出身が!ライオンを模した名の選手が!エースナンバー10を背負っている!それだけでもう十分なのです!!!その上で活躍とかしてJ3から世界に羽ばたいて海外リーグとかで活躍しようものなら「俺は昔からあいつはやると思ってた」、「あのレオ・ヤマナカはパルセイロが育てた」、「若いころのレオにサイン貰ったんだけどヤフオクでめっちゃ高値ついた!」などなど夢が膨らむけども、普通にJ2とかに個人昇格するのは勘弁してもらいたい。海外なら許すけど、間違っても東北のほうのお米が有名な青いJ2クラブとかやめてくださいね。お願いしますね。#秋田を許すな

小西陽向

こちらもレオと同じくユース出身の若い中盤。昨年はたまに試合に出てたが今年はめちゃくちゃ厚くなった選手層に阻まれ出場機会はまったく無い。シュタルフさんが要求する守備強度の面が一番弱点なのと宮阪・西村が不動のレギュラー状態なので、よほどの活躍をしないとポジション争いは厳しそう。それでもユース出身なんだから、パルセイロサポのおじさん達は全力で推します。

三田尚希

こちらも地元長野出身の先輩アタッカー。”J3屈指のアタッカー”などという名誉なのか不名誉なのかよく分からない呼ばれ方をすることもあるが、調子が良い時の決定力は卓越している。昨年は善光寺の御戒壇巡で禁忌とされる光を点灯してしまい御本尊一光三尊阿弥陀如来の怒りに触れてしまって呪われたのでは?と疑うほど、シュートがまったく枠に飛ばず、本人もサポーターもかなりストレスの溜まるシーズンとなってしまっていたが、今年は本来の決定力が戻ってきていて、なんなら味方にパスした方が確実にゴールだっただろっていう場面でも自分でシュートしてゴールを決めちゃうほどに調子が良い。独力でゴールを奪えるタイプの選手ではないが、今年は周りにいる選手にテクニックとスピードを併せ持つ攻撃的なタイプの選手が多いので得点チャンスは確実に増えるはず。スタジアムに見に行った時、小さい子供に「三ちゃん走れー」って言われてたのがめっちゃウケた。

宮阪政樹

(体格含めていろんな意味で)貫禄が漂うチャンス製造機。キック一本でチャンスを作れる才能はずば抜けていて、宮阪がフリーで前を向いたらそれだけでもうチャンスタイム突入。去年はふらふら動いてボールを受けてドカンとキック一発で局面を変えるようなプレースタイルだったが、今年からORANGE大使のRun Fastに任命されたためか明らかに試合中の運動量と攻守共にダッシュしてる回数が増えた。RunFast担当と聞いた当時の僕は「みみみみ宮阪がRunFastwwwあり得んロッベンwwwwwどう見てもRunFatやろwwww草www絶対杉井が悪ノリで任命したヤツでござろうwwwww拙者笑いすぎて切腹不可避wwww」などと言って笑っていたが、今は当時の僕に全力でヘッドバットを食らわせてやりたい気持ちです。ポストプレーからの落としをワンタッチで逆サイドに展開する、いわゆるサイドチェンジの精度が普通にエグいレベルなうえ、セットプレーのキックの精度も半端ない。これだけ書くと、実は宮阪でなくベッカムなのでは?と思う人もいるかもしれないが、見た目はマジで普通のおっさん(褒めてます)というそのギャップに萌える女性ファンが多いかどうかは知らないが、少なくともパルセイロサポの間では「先生」の愛称で呼ばれ慕われている。僕のいた中学の数学の先生に風貌がちょっと似てる。

森川裕基

今年はシーズン開幕前のケガで長期離脱していた。3年くらい前までは前線からのプレスとロングボールの競り合い頑張るマンだったと思っていたが、実は左サイドでボールを受けて起点を作ったりドリブルで勝負したりクロスを送ったりする逆足ウイングマンだったことが判明した。サイドで起点になれるという点でパルセイロの中では数少ない貴重なタイプで、守備でも決して手を抜かない和製グリーリッシュともいうべきプレースタイル。讃岐うどんの大量摂取で作り上げられたコシの強さとうどんを踏んで鍛えたであろう強靭な足腰で当たり負けはしないし踏ん張りは利くし走力もあるし、気が付くとスタメンになっていたり、途中出場でも活躍できたりと、とても使い勝手のいい選手。これであとは二桁ゴールとか取れるような選手だったら、、と思うがそうなるとJ2のクラブに即引き抜かれてしまうのでパルセイロと一緒にJ2昇格しようね。

佐藤祐太

シュタルフチルドレンの1人で、中盤ならどこでもやる(やれるとは言ってない)選手。惜しみない全力プレーとガッツと根性を前面に押し出したプレースタイルで、ボールに食らいつくその姿はまさに闘犬。試合中、ピッチ内で誰か人が倒れている時はだいたい佐藤が加害者か被害者となっていて、主審に「まーーーたキミかああーーー佐藤くううううん!」と、事件現場でいつも第一発見者になっている毛利小五郎と出会った目暮警部ばりの反応をされている。基本的にはボールを持っている相手選手めがけて体当たりを食らわせるアメフト選手のタックルのような役割を担っているが、実はとんでもないスルーパスやえげつないミドルシュートを隠し持っていることが佐藤研究班の調査により最近判明した。闘犬の皮を被っていたルイコスタだったのかと思ったけど、その後ゴール前でのスーパードフリーシュートを豪快に外していたりしてやっぱり佐藤は佐藤だった(愛のあるイジリ)。ORANGE大使のGrow Every Day担当としてGrowしてほしい。

音泉翔眞

水戸ホーリーホックから加入したサイドハーフで、YS時代にシュタルフさんの下でプレーしていた縁もあって加入した。グーグルでもエッジでもサファリでもどう検索しても「スピードが速い」、「快速」といった単語が出てくるし、実際試合中でもドリブルで仕掛けた時のスピードがマジで超速い。前にスペースがあるときにちょこんとボール蹴りだしてビューーーーーーンと突き進んでいく破壊力は特にカウンターなどで威力を発揮するし、最前線でプレーするときもその鬼スピードで猛プレスをかけてたり、途中交代の手札としてはこの上ない存在。現状船橋、杉井とのレギュラー争いというところでは一歩及ばずだが、左右両サイド出来るしバックアッパーとしてはとても心強い。たまにヒールパスとかお洒落なプレーをしたがるところがあるが味方もサポーターもびっくりするんでやめてください(懇願)。

安東輝

関東リーグの栃木シティからカテゴリー飛び級で加入した中盤。経歴を調べたらJリーグ加入前の宮崎にもちょっと在籍していたが、その後は関東周辺のアマチュアクラブを1年ごとに転々としていて、ある日何の前触れもなくいきなり加入した謎のブラジル人選手(U20ブラジル代表経験あり)のような経歴を辿っている。アマチュアリーグから27歳にしていきなりのJリーグ初挑戦ということで一部の狂気に溢れたアマチュアサッカー界隈のファンの間でどれほど活躍できるかとかなり注目を集めている。プレーとしては技術とパスで貢献するボランチタイプだが、西村と宮阪が不動なので途中出場が主となっている。こういった下カテゴリーから活躍して上り詰めていくみたいな選手は僕は大好物で、海外ならクローゼやヴァーディといった選手たちが実は若いころは工場勤務や農作業してたけど、活躍してトップ選手になりましたって素晴らしいサクセスストーリーじゃないですか。10代でワールドカップ優勝して20代ですべてのタイトルを獲得したけど30代で酒と女に溺れて引退しましたみたいなのよりよっぽどいいと思う。

青木安里磨

松本山雅ユース出身で大学経由でパルセイロに加入した。松本山雅ユース出身のパルセイロ選手は多分初めて?他にいたっけ?現状は体調不良により静養中とのことでお大事にしてほしい。名前は「ありま」ってすげー名前ですね。

丹羽匠

ガンバユース育ちで早稲田大学経由で加入した攻撃的な中盤。まだプレーを見たことがないが、noteに丹羽君が大学時代に書いたであろう文章があるのでそこで人となりが分かると思う。ただ、note引用していた東京グールのセリフはかなり横暴なセリフなのであまり真に受けない方がいいよと思いました。

https://note.com/wasedasoccer/n/n558e0a9d3fef


原田虹輝

川崎フロンターレからレンタル移籍2年目を迎えた若い中盤。パルセイロでは右ウイングバックを担うことが多いが、本人の得意とするプレーとパルセイロで要求されている能力・戦術が明らかに一致していない。フロンターレ好みそうな正確な右脚のキックと巧みなボールコントロールを持つが、パルセイロウイングバックに要求される選手は頭のてっぺんから足の先まで筋肉とパワーで構成されたカイルウォーカーのような脳筋野郎なのです。最近は少しずつ身体の強さや運動量も身についてきたが、元々のフィジカルサイズ的な意味で船橋を押しのけてウイングバックでのレギュラーはなかなか難しそう。原田を強靭にするよりも、船橋を上手くするほうが現実的なんだよね。

高橋耕平

大卒2年目のボランチ。加入当初は守備力が売りの中盤という触れ込みだったのに何故か得点が欲しい場面で投入されたりして、もしかして強烈なミドルシュートとか意外な得点力を隠し持っている・・・?と思わせたが特に何事も無かった。なんじゃそれ。今年のハイライトは何と言っても天皇杯長野県大会決勝の松本山雅戦。3バックの右に起用されるとその守備力を遺憾なく発揮。当たり負けしないフィジカルと気迫で、一部では決勝の勝利の立役者の声も上がったがリーグ戦では未だにベンチ入りすら果たせず。それだけ今年のパルセイロは層が厚いということで、今年はバックアッパーの役割になりそう。とりあえず下北沢系バンドのベース担当みたいな髪型をなんとかしたほうがいいと思う。

FW

進昂平

ザスパクサツ群馬から加入したストライカー。昨年のレンタル先だった愛媛FCでは怪我もあってなかなか出場機会が掴めなかったが、かつての恩師シュタルフ監督の下ではフォワードのレギュラー一番手として信頼を得ている。機敏に動け、プレスの出足も速く、シュートも上手いとなんでもできる万能型フォワードで、昨年主に起用されていた3人、技術はあるし身体も張れるが負傷の積み重ねや年齢的な問題でフィジカル能力の衰えが見える山本、そもそも鈍重だった宮本(現八戸)、意味不明なボレーばっかり狙う人間ビックリ箱みたいな佐野(現クリアソン新宿)らをさんざん見てきたパルセイロサポ達に「身体が動くってやっぱり大事なんだな」と再認識させてくれた。ORANGE大使のAggressive Duels担当なのも納得できるプレー中のオラオラぶりから漂う怖いイメージに反して、ピッチを離れると笑顔の可愛い兄ちゃんでそのギャップにやられる女性ファンも多いとの噂。これだけ動けて二桁ゴールとか挙げられてしまうと即戦力を求めるJ2の下位クラブあたりが触手を伸ばしてきそうなので、どうせ二桁取るならそのままパルセイロを昇格させてほしいところ。

木原励

浦和から加入した19歳のフォワード。高校時代は世代ナンバーワンフォワードの呼び声高く、あの浦和さんが獲得したということもあって加入当初はパルセイロサポだけでなく浦和サポからの期待も大きかったが公式戦ベンチ外が続いている。進が好調なのと、高卒2年目でこのシュタルフパルセイロのゲーゲンプレスなだれ攻撃サッカーについていくフィジカルはまだ備わってないのだと思われるが、本人としては不本意なはず。人員的な話を抜きにすれば、久保建英のように出場機会の得られそうな別のクラブに再レンタルで行くのもまた手だとは思うけども、その実力をUスタジアムでお披露目する日は来るのか。

高窪健人

大卒3年目のフォワード。昨年はレンタルで四国サッカーリーグFC徳島に移籍し7試合で10ゴールと大暴れしていたが、そもそも四国サッカーリーグFC徳島がぶっちぎりで強く、14試合で13勝1分総得点66失点8で得失点差58と、2位のレベニロッソNCが10勝3分1敗得点47失点19なのを見る限りかなりの戦力差があるので高窪が凄かったといえるのかはちょっと微妙。実際パルセイロに戻ってきてからも途中出場が主で、出場した試合ではプレスかけに走ってるくらいしかしておらずそれなら他の選手でもできるよね状態。そろそろ結果を残さないとプロとしてやっていけない年齢に差し掛かるので、ゴールが見えたらとりあえずシュート打つし浮き球全部オーバーヘッドしてたような佐野翼のように記憶に残る選手を目指すのはどうでしょうか。

山本大貴

昨年のチーム得点王。年齢や負傷による影響か走力やフィジカルコンタクトについてはやや陰りが見えるが、得点だけでなく黒子役になることもでき老獪という言葉が似合うようになってきた。めちゃくちゃ気さくな兄貴肌で、ファン感謝デーではそのお調子者ぶりがパルセイロサポに広まり、ORANGE大使のOneTeam担当ということもありチームの中では影の支え役みたいな、いざというときに頼りになる親戚の兄ちゃんのような位置づけなんだと思う。今年は進と共にフォワードの軸となるだろうけど、昨年まではケガによる離脱がちょこちょこあったので、トレーニング中はいい感じでサボらせてあげて試合に備えてほしい。セブンイレブンのコーヒーが好きらしい。

監督

シュタルフ・悠紀・リヒャルト

今年2年目を迎える指揮官。パッション、エモーション、ORANGEの志といった印象的なフレーズを使って、田舎文化の極みみたいな風土のあった長野パルセイロに新しい風を巻き起こしつつある。戦術としてはとにかく前向きにプレスを仕掛けボールを奪い縦に速い展開で一気にゴールに襲い掛かる、いわゆるリバプール式のゲーゲンプレスのようなサッカーを展開する。ボールへの寄せも非常に厳しく、ディレイなどという概念はなく、時には身体を投げ出してでも相手を止める気持ちが強すぎてファウルをとられることも多く、対戦相手から「荒い」と言われることも多々あるがそんなことはお構いなし。池ヶ谷と佐藤を筆頭にして今日も元気に相手を(フェアに)潰しにかかります。また試合以外のところではとても真面目で情熱ある青年監督で、常に対戦相手をリスペクトし、サポーターを大事にし、自分のチームの選手達を自分が犠牲となって守ってくれるがその真面目さと熱意が日本サッカー界の中では悪い意味で浮いてしまうことがあり、審判への過度な抗議と捉えられてしまったり、日本人なら黙って受け流してしまいそうな事案でも、なぜ?どうして?と突っかかったりと悪い印象になってしまいがち。シュタルフさんの人柄を知っていれば、決して文句や悪意あるクレームの類ではないと分かるが、とにかく全部ひっくるめてめっちゃいい人。毎試合の感想をインスタでしっかり更新しているし、書かれたコメントに対してほぼ全部きちんとした文章付きの返信をくれるので、インスタをフォローしてない人は是非フォローしてほしい。寝る時間あるのかな。

以上!長野をオレンジに!

【燃焼系】2023年AC長野パルセイロ紹介GK&DF編【シュタルフ式】

2023年のJ3、そこはまさに最終地獄ジュデッカの様相を呈していた。

上位も下位も関係なく、一試合勝てばSNSで「俺は信じてた」「監督と共に昇格!」「フォワードの○○はうちの宝」などと騒ぎ立て、一試合負ければ「今年は我慢の年」「監督の戦術は限界」「ベテラン(若手の場合もあり)を起用しろ」などとこの世の終わりのごとく阿鼻叫喚する。
掌はとっくの昔にドリルと化していて、後半40分までは「今日は勝ったな!監督バンザイ!」とか言ってたくせに後半アディショナルタイムに同点弾を食らった瞬間「この監督はもう無理だわ」とつぶやくドリルアームをお持ちの野郎ども!それでいいんか!?

それから信州ダービーの歴史的な勝利でにわかに活気づいたパルセイロ界隈に便乗するように急増した謎の「前からパルセイロは気になってたんですよ」勢ども!!!!!
お前は誰やねんと。
何いきなり出てきて「信州ダービー勝ってよかったですね、僕は信じてましたよ」感出してんの????

こちとら10数年以上、松本山雅さんが上のカテゴリーで活躍して有名になって、地域密着型クラブの成功例みたいに持て囃されて、サポーターの熱量は日本トップクラスなどと羨望の眼差しを向けられているのを横目に、我がパルセイロは目の前でJ2昇格の道を断たれたり、時にはJ3最下位を味わったり、大きな期待を背負って加入した元日本代表フォワードが公式戦で1点も取れずに退団したり、監督が試合開始10分足らずでベンチに座り込んでしまったのを見たり、元所属選手が美女にDMしてそれを晒されて炎上したり、ただの軍手をグンティとかいう訳の分からない名前でグッズ化して何故かそれにサポがウケてたり、マスコットのウ○チを商品化して喜ぶとかいう小学生かよみたいなことしてたり、ゴール裏にパンダの着ぐるみを来た謎のサポーターがいるのを見かけたり、長野Uスタジアムのピッチの外周を一般人が走って1位を決めるとかいう誰が見るんだコレ状態な謎のホーム開幕戦限定イベント”福男ラン”が参加者が少なすぎてわずか2年で終了したり、台風が近づく大雨の中で観戦した対FC東京U22戦で前田遼一久保建英にコテンパンにされたり、美女マスコットキャラクターとして一時期推されていた”おしのさん”がいつの間にか無かったことにされていたり、選手が自ら身体に良いアスリート飯を作って食べてその様子をツイッターで報告するというパルセイロ食堂なるシリーズモノが忽然と更新されなくなったり、とにかくいろんなものを見てきたんですよ!!この悲しみがわかるか!?でも一緒にパルセイロ応援してくれる人は大歓迎です。

そんなわけで今年も書き上げたパルセイロの今年の選手紹介シリーズ、これまでパルセイロを見てきた方も、これからパルセイロを見たい方も、パルセイロを知らない方も、間違えてクリックしちゃった方も、大分サポ横浜FMサポ浦和サポ清水サポ水戸サポ東京Vサポ川崎サポの方も、それ以外のJクラブサポの方も、海外クラブサポの方も、2023年天皇杯長野県大会優勝クラブサポの方も、ぜひご覧頂き、オレンジに染まって下さいね。

GK

矢田貝壮貴

2022シーズンは開幕戦から順調にレギュラーとなっていたが怪我により離脱。その間にシュタルフ監督の元愛弟子の大内にレギュラーを取られることになったがシーズン最終戦でスタメン出場した。今季から背番号も1となり、守護神として頑張ってほしいところ。シュタルフさんは”なんとなくゴールキーパー変えてみるか”っていうタイプの監督でもないので信頼さえ掴めれば・・・って感じ。シュートへの反応も速く派手なセーブが多いが、足元の技術がやや不安定で,、ロングキックを蹴ると敵のスパイかと思わせるくらいに相手ボールになってしまうところが難点。見るからにクソ暇そうだった2022年のファン感謝デー握手会の鬱憤とサポーターとの交流サッカー会でシュタルフさんに股抜きを食らった悔しさを晴らす活躍を見せて欲しい。

キム・ミノ

矢田貝とのレギュラー争いのライバルとなるであろう若い韓国人ゴールキーパー。実力的にはそん色ないと言われているが、キム・ミノのほうが若干ディフェンスラインからのビルドアップに貢献しようという意思を感じる、精度は別として。また身長192センチとサイズがあり空中戦では有利となるだろうが、じゃあ空中戦が得意か言われるとそうでもない印象。ただデカいというのはそれだけで才能なので、後半アディショナルタイムにどうしても得点したいときにはキム・ミノを上げてターゲットにする作戦を発動するのもアリ。佐古とのダブルタワーは(多分)脅威になるはず。チーム内で「キム」と呼ばれているのか「ミノ」と呼ばれているのか気になる。

リュウ・ヌグラハ

気が付けばチーム内で最長在籍年数を誇る(2019年加入)地元出身ゴールキーパーだが、パルセイロ加入以来試合出場が1度もない。立場的には控えキーパーとなるのは間違いなさそうだが、なんとかJリーグデビューを飾って欲しいところ。川口能活楢崎正剛においての土肥洋一、アリソン・エデルソンにおいてのウェベルトン、チョンソンリョン・上福元においての安東駿介、こじはる・高橋みなみにおいての峯岸みなみのような活躍に期待したい。

濱田太郎

シーズン開幕後に加入し、レギュラー出場も果たした若手。安定感があり、ビッグセーブも多くさすが天下の大分様が抱える選手ですね!この調子で野村直輝も貸していただけませんか?むしろ完全でもいいですか?ダメですか?そうですか。実力的には普通にレギュラークラスで足元の技術も問題ないので、調子やチーム状況によって序列が変わる感じだと思う。名前が呼びにくいので「ハマタロウ」が推奨されている(非公式)。

DF

山拓

今年からキャプテンになった、髭がオシャレな兄ちゃん。大野らセンターバックが多く加入したが今のところ絶対的なレギュラーとして君臨している。キャプテンマークを任されたからか知らんが、これまでなんとなく雇われ傭兵感が漂っていたプレーぶりに責任感と周囲を鼓舞する統率力が加わり、めっちゃ身体張るし、縦パスも通せるし、先日はプロ生活6年目にしてついにJリーグ初ゴールを決めたりとまさにプロサッカー選手生活としてのこの世の春、青春を謳歌している。去年のファン感謝デーでの握手会で、隣の選手目当てのお客さんにまで笑顔で愛想を振りまいていたのでたぶんめっちゃいい人。ちなみにプロになってからのPK決定率は多分0パーセントなハズ(0/1)。いつか取り返してくれ。ORANGE大使のNever Give Up担当。

船橋勇真

パルセイロサポーターが口を揃えて”去年は船橋が万全であればJ3優勝してた”、”船橋がいないことで実質ハンデ”、”去年のパルセイロは、ピッコロが戦う前に外すあのクソ重たい重りを外していない状態”などなど、その不在を嘆いた右サイドの鉄人。実直かつガタイの良い見た目通り馬力でゴリゴリ突き進むタイプで、戦車か将棋の香車か動物のサイをイメージしてもらうと分かりやすい。筋トレばっかりやってる野球部員みたいな見た目とは裏腹にクロスの種類も豊富で芸達者、守備でもきっちり相手を押し潰すことができ、シュタルフさんの戦術のなかでもキーマンとなっていて、船橋がサイドでいかに多くボールを受けて攻撃を仕掛けられるかが勝敗を左右する決め手と言っても過言ではない。めっちゃ真面目ないい人感が漂っていて、道で困っているおばあちゃんを助けてそのまま家まで送迎してあげてお茶をごちそうになったり、泣いている子供を見かけて声をかけてあげるもその俺物語みたいな風貌を見た子供に更に大泣きされてしまい警察にその場面を見られてオロオロしてそうというのが僕の妄想の中での船橋

池ヶ谷颯斗

シュタルフパルセイロ体制発足と同時にシュタルフチルドレンの1人として加入したセンターバックのレギュラー。彼もまたシュタルフサッカーの体現者で、ガッツリデュエルする、自分の持ち場スペースを放り出してでもボールに突っ込んで食らいつく、相手を足もろとも刈り倒す、私がカードを貰ってサスペンションになっても代わりはいるものと言ったかどうかは分からないがとにかくパルセイロの中でもかなりの武闘派で古き良きアルゼンチン系ディフェンダーの趣がある。その割にボールを持つと急にドリブルを仕掛けてみたり、狭いスペースにパスを通そうとしてミスったり、攻守にわたってある意味ドキドキさせてくれるんですけど、これって恋ですか?多分違います。

大野佑哉

同じ信州のライバルクラブ、松本山雅から加入したセンターバック松本山雅ではレギュラーとして出場していたが守備再構築の煽りを受け戦力外となったが同じ信州のパルセイロ加入となり、背番号もかつて同じく松本山雅からパルセイロに移籍したあの土橋宏由樹と同じ7番ということでクラブからも大きな期待を寄せられていることがよくわかる。本人の意向かもしれないけど。足も速く1対1の守備も強くメンタルもタフで、さすがは松本山雅のレギュラー張ってた選手といったところで控えにするには勿体ない、レギュラーとして十分に計算できる戦力。これから末永くパルセイロに貢献してもらうためにも、サポーターの皆さんは長野市周辺で家探しを手伝ってあげたり、自宅で採れた高原野菜を送りまくったり、街中で見かけたらそっとオレンジ色のものを渡したりしてあげると良いと思う。

杉井颯

左サイドで一番走っている選手。センターバックだろうがウィングバックだろうがサイドバックだろうがどこのポジションでも、とにかく左サイドを駆け上がって駆け下がってを繰り返していて、もしパルセイロをあまり見たことがないという方は、チーム内で一番やかましく騒いでる選手を見かけたらそれが杉井ですと断言できる。技術よりも走力で勝負するタイプで、左サイドを深くえぐってからのクロスで多くのチャンスを作れるが、自分で突破するような技量は持ち合わせておらず深くえぐるにはオーバーラップでスペースに走らせないといけない、そのためには周囲のサポートが必要なので、チャンスメイカータイプの選手と組ませるとその真価を発揮する。本当ならグリーリッシュと組ませたいところだが、パルセイロでは森川あたりとのコンビが相性良さそう。自分のアシストでゴールが入ると、ゴールした選手よりも目立とうとする傾向が強い。たぶんめっちゃいい奴。ORANGE大使のEnjoy Football担当。

西田勇祐

マリノスからのレンタルだがこれまで出場機会なし。頑張れ。

鈴木悠太

ユースからの昇格組だが見たことない。頑張れ。

佐古真礼

ヴェルディからのレンタルで加入した超デカい兄ちゃん。加入時のコメントで「僕は本当の緑色がわかっている、パルセイロが何色かを見せてやりたい」と松本山雅を中心に湘南ベルマーレFC岐阜サッスオーロベティス、ラシンクラブ、セルティックブレーメン、更にはアイルランド代表と全世界の緑色のクラブにケンカを売ったナイスガイ。193センチとハーランド並みの高さと正確な左足のキック、更にはドリブルで持ち運べるなど普通にいいセンターバックで、佐古からのロングキック一発で前線の裏に抜け出してチャンスを作るような場面が結構ある。これで20歳ということで確実に来年はJ3にはいない逸材。パルセイロとしては今年スタメンで使いまくって権堂あたりの美味しい居酒屋とか上田イオンとかを紹介して長野を満喫させてJ2昇格と同時に完全移籍を目論み、そしてブンデスリーガらへんのクラブに高値で売りつけたい。

砂森和也

鹿児島ユナイテッドから加入した経験豊富な左利き。今年左利きの人多くない?技術はあるし、運動量は多いし、デュエルはできるし、出場すれば確実に活躍が見込めるがプレースタイルと年齢のせいかややケガがち。万全の状態なら間違いなくレギュラークラスなのだが、同じポジションを争うライバルの杉井が絶好調かつチームの盛り上げ役かつ宴会部長として確固たる地位を築いているので、現状では左サイドを全部任せられる貴重なバックアッパーの役割になりそう。JFLからJ3、J2と経験してきた叩き上げで、シュタルフさんはこういう人めっちゃ好きなイメージ。

中盤から前は後編で!
アップしました。

https://note.com/makkymakimaki/n/n5a981cc37370