まきまきのボヤき

長野パルセイロ、サッカー、その他ボヤき

【燃焼系】2023年AC長野パルセイロ紹介GK&DF編【シュタルフ式】

2023年のJ3、そこはまさに最終地獄ジュデッカの様相を呈していた。

上位も下位も関係なく、一試合勝てばSNSで「俺は信じてた」「監督と共に昇格!」「フォワードの○○はうちの宝」などと騒ぎ立て、一試合負ければ「今年は我慢の年」「監督の戦術は限界」「ベテラン(若手の場合もあり)を起用しろ」などとこの世の終わりのごとく阿鼻叫喚する。
掌はとっくの昔にドリルと化していて、後半40分までは「今日は勝ったな!監督バンザイ!」とか言ってたくせに後半アディショナルタイムに同点弾を食らった瞬間「この監督はもう無理だわ」とつぶやくドリルアームをお持ちの野郎ども!それでいいんか!?

それから信州ダービーの歴史的な勝利でにわかに活気づいたパルセイロ界隈に便乗するように急増した謎の「前からパルセイロは気になってたんですよ」勢ども!!!!!
お前は誰やねんと。
何いきなり出てきて「信州ダービー勝ってよかったですね、僕は信じてましたよ」感出してんの????

こちとら10数年以上、松本山雅さんが上のカテゴリーで活躍して有名になって、地域密着型クラブの成功例みたいに持て囃されて、サポーターの熱量は日本トップクラスなどと羨望の眼差しを向けられているのを横目に、我がパルセイロは目の前でJ2昇格の道を断たれたり、時にはJ3最下位を味わったり、大きな期待を背負って加入した元日本代表フォワードが公式戦で1点も取れずに退団したり、監督が試合開始10分足らずでベンチに座り込んでしまったのを見たり、元所属選手が美女にDMしてそれを晒されて炎上したり、ただの軍手をグンティとかいう訳の分からない名前でグッズ化して何故かそれにサポがウケてたり、マスコットのウ○チを商品化して喜ぶとかいう小学生かよみたいなことしてたり、ゴール裏にパンダの着ぐるみを来た謎のサポーターがいるのを見かけたり、長野Uスタジアムのピッチの外周を一般人が走って1位を決めるとかいう誰が見るんだコレ状態な謎のホーム開幕戦限定イベント”福男ラン”が参加者が少なすぎてわずか2年で終了したり、台風が近づく大雨の中で観戦した対FC東京U22戦で前田遼一久保建英にコテンパンにされたり、美女マスコットキャラクターとして一時期推されていた”おしのさん”がいつの間にか無かったことにされていたり、選手が自ら身体に良いアスリート飯を作って食べてその様子をツイッターで報告するというパルセイロ食堂なるシリーズモノが忽然と更新されなくなったり、とにかくいろんなものを見てきたんですよ!!この悲しみがわかるか!?でも一緒にパルセイロ応援してくれる人は大歓迎です。

そんなわけで今年も書き上げたパルセイロの今年の選手紹介シリーズ、これまでパルセイロを見てきた方も、これからパルセイロを見たい方も、パルセイロを知らない方も、間違えてクリックしちゃった方も、大分サポ横浜FMサポ浦和サポ清水サポ水戸サポ東京Vサポ川崎サポの方も、それ以外のJクラブサポの方も、海外クラブサポの方も、2023年天皇杯長野県大会優勝クラブサポの方も、ぜひご覧頂き、オレンジに染まって下さいね。

GK

矢田貝壮貴

2022シーズンは開幕戦から順調にレギュラーとなっていたが怪我により離脱。その間にシュタルフ監督の元愛弟子の大内にレギュラーを取られることになったがシーズン最終戦でスタメン出場した。今季から背番号も1となり、守護神として頑張ってほしいところ。シュタルフさんは”なんとなくゴールキーパー変えてみるか”っていうタイプの監督でもないので信頼さえ掴めれば・・・って感じ。シュートへの反応も速く派手なセーブが多いが、足元の技術がやや不安定で,、ロングキックを蹴ると敵のスパイかと思わせるくらいに相手ボールになってしまうところが難点。見るからにクソ暇そうだった2022年のファン感謝デー握手会の鬱憤とサポーターとの交流サッカー会でシュタルフさんに股抜きを食らった悔しさを晴らす活躍を見せて欲しい。

キム・ミノ

矢田貝とのレギュラー争いのライバルとなるであろう若い韓国人ゴールキーパー。実力的にはそん色ないと言われているが、キム・ミノのほうが若干ディフェンスラインからのビルドアップに貢献しようという意思を感じる、精度は別として。また身長192センチとサイズがあり空中戦では有利となるだろうが、じゃあ空中戦が得意か言われるとそうでもない印象。ただデカいというのはそれだけで才能なので、後半アディショナルタイムにどうしても得点したいときにはキム・ミノを上げてターゲットにする作戦を発動するのもアリ。佐古とのダブルタワーは(多分)脅威になるはず。チーム内で「キム」と呼ばれているのか「ミノ」と呼ばれているのか気になる。

リュウ・ヌグラハ

気が付けばチーム内で最長在籍年数を誇る(2019年加入)地元出身ゴールキーパーだが、パルセイロ加入以来試合出場が1度もない。立場的には控えキーパーとなるのは間違いなさそうだが、なんとかJリーグデビューを飾って欲しいところ。川口能活楢崎正剛においての土肥洋一、アリソン・エデルソンにおいてのウェベルトン、チョンソンリョン・上福元においての安東駿介、こじはる・高橋みなみにおいての峯岸みなみのような活躍に期待したい。

濱田太郎

シーズン開幕後に加入し、レギュラー出場も果たした若手。安定感があり、ビッグセーブも多くさすが天下の大分様が抱える選手ですね!この調子で野村直輝も貸していただけませんか?むしろ完全でもいいですか?ダメですか?そうですか。実力的には普通にレギュラークラスで足元の技術も問題ないので、調子やチーム状況によって序列が変わる感じだと思う。名前が呼びにくいので「ハマタロウ」が推奨されている(非公式)。

DF

山拓

今年からキャプテンになった、髭がオシャレな兄ちゃん。大野らセンターバックが多く加入したが今のところ絶対的なレギュラーとして君臨している。キャプテンマークを任されたからか知らんが、これまでなんとなく雇われ傭兵感が漂っていたプレーぶりに責任感と周囲を鼓舞する統率力が加わり、めっちゃ身体張るし、縦パスも通せるし、先日はプロ生活6年目にしてついにJリーグ初ゴールを決めたりとまさにプロサッカー選手生活としてのこの世の春、青春を謳歌している。去年のファン感謝デーでの握手会で、隣の選手目当てのお客さんにまで笑顔で愛想を振りまいていたのでたぶんめっちゃいい人。ちなみにプロになってからのPK決定率は多分0パーセントなハズ(0/1)。いつか取り返してくれ。ORANGE大使のNever Give Up担当。

船橋勇真

パルセイロサポーターが口を揃えて”去年は船橋が万全であればJ3優勝してた”、”船橋がいないことで実質ハンデ”、”去年のパルセイロは、ピッコロが戦う前に外すあのクソ重たい重りを外していない状態”などなど、その不在を嘆いた右サイドの鉄人。実直かつガタイの良い見た目通り馬力でゴリゴリ突き進むタイプで、戦車か将棋の香車か動物のサイをイメージしてもらうと分かりやすい。筋トレばっかりやってる野球部員みたいな見た目とは裏腹にクロスの種類も豊富で芸達者、守備でもきっちり相手を押し潰すことができ、シュタルフさんの戦術のなかでもキーマンとなっていて、船橋がサイドでいかに多くボールを受けて攻撃を仕掛けられるかが勝敗を左右する決め手と言っても過言ではない。めっちゃ真面目ないい人感が漂っていて、道で困っているおばあちゃんを助けてそのまま家まで送迎してあげてお茶をごちそうになったり、泣いている子供を見かけて声をかけてあげるもその俺物語みたいな風貌を見た子供に更に大泣きされてしまい警察にその場面を見られてオロオロしてそうというのが僕の妄想の中での船橋

池ヶ谷颯斗

シュタルフパルセイロ体制発足と同時にシュタルフチルドレンの1人として加入したセンターバックのレギュラー。彼もまたシュタルフサッカーの体現者で、ガッツリデュエルする、自分の持ち場スペースを放り出してでもボールに突っ込んで食らいつく、相手を足もろとも刈り倒す、私がカードを貰ってサスペンションになっても代わりはいるものと言ったかどうかは分からないがとにかくパルセイロの中でもかなりの武闘派で古き良きアルゼンチン系ディフェンダーの趣がある。その割にボールを持つと急にドリブルを仕掛けてみたり、狭いスペースにパスを通そうとしてミスったり、攻守にわたってある意味ドキドキさせてくれるんですけど、これって恋ですか?多分違います。

大野佑哉

同じ信州のライバルクラブ、松本山雅から加入したセンターバック松本山雅ではレギュラーとして出場していたが守備再構築の煽りを受け戦力外となったが同じ信州のパルセイロ加入となり、背番号もかつて同じく松本山雅からパルセイロに移籍したあの土橋宏由樹と同じ7番ということでクラブからも大きな期待を寄せられていることがよくわかる。本人の意向かもしれないけど。足も速く1対1の守備も強くメンタルもタフで、さすがは松本山雅のレギュラー張ってた選手といったところで控えにするには勿体ない、レギュラーとして十分に計算できる戦力。これから末永くパルセイロに貢献してもらうためにも、サポーターの皆さんは長野市周辺で家探しを手伝ってあげたり、自宅で採れた高原野菜を送りまくったり、街中で見かけたらそっとオレンジ色のものを渡したりしてあげると良いと思う。

杉井颯

左サイドで一番走っている選手。センターバックだろうがウィングバックだろうがサイドバックだろうがどこのポジションでも、とにかく左サイドを駆け上がって駆け下がってを繰り返していて、もしパルセイロをあまり見たことがないという方は、チーム内で一番やかましく騒いでる選手を見かけたらそれが杉井ですと断言できる。技術よりも走力で勝負するタイプで、左サイドを深くえぐってからのクロスで多くのチャンスを作れるが、自分で突破するような技量は持ち合わせておらず深くえぐるにはオーバーラップでスペースに走らせないといけない、そのためには周囲のサポートが必要なので、チャンスメイカータイプの選手と組ませるとその真価を発揮する。本当ならグリーリッシュと組ませたいところだが、パルセイロでは森川あたりとのコンビが相性良さそう。自分のアシストでゴールが入ると、ゴールした選手よりも目立とうとする傾向が強い。たぶんめっちゃいい奴。ORANGE大使のEnjoy Football担当。

西田勇祐

マリノスからのレンタルだがこれまで出場機会なし。頑張れ。

鈴木悠太

ユースからの昇格組だが見たことない。頑張れ。

佐古真礼

ヴェルディからのレンタルで加入した超デカい兄ちゃん。加入時のコメントで「僕は本当の緑色がわかっている、パルセイロが何色かを見せてやりたい」と松本山雅を中心に湘南ベルマーレFC岐阜サッスオーロベティス、ラシンクラブ、セルティックブレーメン、更にはアイルランド代表と全世界の緑色のクラブにケンカを売ったナイスガイ。193センチとハーランド並みの高さと正確な左足のキック、更にはドリブルで持ち運べるなど普通にいいセンターバックで、佐古からのロングキック一発で前線の裏に抜け出してチャンスを作るような場面が結構ある。これで20歳ということで確実に来年はJ3にはいない逸材。パルセイロとしては今年スタメンで使いまくって権堂あたりの美味しい居酒屋とか上田イオンとかを紹介して長野を満喫させてJ2昇格と同時に完全移籍を目論み、そしてブンデスリーガらへんのクラブに高値で売りつけたい。

砂森和也

鹿児島ユナイテッドから加入した経験豊富な左利き。今年左利きの人多くない?技術はあるし、運動量は多いし、デュエルはできるし、出場すれば確実に活躍が見込めるがプレースタイルと年齢のせいかややケガがち。万全の状態なら間違いなくレギュラークラスなのだが、同じポジションを争うライバルの杉井が絶好調かつチームの盛り上げ役かつ宴会部長として確固たる地位を築いているので、現状では左サイドを全部任せられる貴重なバックアッパーの役割になりそう。JFLからJ3、J2と経験してきた叩き上げで、シュタルフさんはこういう人めっちゃ好きなイメージ。

中盤から前は後編で!
アップしました。

https://note.com/makkymakimaki/n/n5a981cc37370