まきまきのボヤき

長野パルセイロ、サッカー、その他ボヤき

【Jリーグ界の】2022シーズンAC長野パルセイロ選手別中間報告MF&FW編【スーサイド・スクワッド】

後編です。前編はこちら。

https://note.com/makkymakimaki/n/n83f970c957c7

「ただのサッカー選手には興味ありません。この中にクラブへの造反、不倫、グラドルへのセクハラDM、でもJ1J2レギュラークラスの選手がいたら、あたし(パルセイロ)のところへ来なさい。以上。」

MF

坪川潤之

 今季も中盤のレギュラー格として起用されている。ケガもしないし真面目だしなんでもソコソコそつなくこなせる、会社に都合良くこき使われてしまうタイプだが、ちょこちょこ(主に守備で)手を抜いていたり、いきなりとんでもないパスミスぶっかましたりしていて何をしでかすか分からない。例えるなら、長年会社にいるんだけど役職とかは付かないようなベテラン社員のポジションに相当する。リスクのあるプレーを避けて堅実にこなそうとしてるうちにいきなりやらかしたりしているので、今のうちにきちんとヒヤリハットを提出しておかないとそのうち重大事故に発展しかねない雰囲気がある。シュタルフ式相手選手全員ぶっ潰す術を徐々に身につけているようだが、元来のネガトラの遅さがまだまだ抜けきれてないのでそこは改善の余地あり。あと、ドリブルからの利き足左足でのシュートが、ゴール枠どころかペナルティエリアにも向かっていなかったのはある意味衝撃を受けた。

牧野寛太

 今季はリーグ戦出場ゼロ。大卒3年目でこれでは厳しい。このままでは長野で「かんた」と言えば「八十二銀行、はちにのかん太君カード」のことだと思われてしまうので、背番号9だし、頑張ってほしい。

東浩史

 エースナンバー10を背負うチーム最年長の35歳(シュタルフ監督とわずか2歳差)、今季は攻撃時には少し下りてきてビルドアップに参加したり、守備時に頑張って相手センターバックまでプレスをかけたり、球際で身体を張って戦う姿勢などでチームを助けているが、それならもっと若くて体力のある適任者が他にいるよなと思ってしまう。東の持ち味がもっと生きるような中央での細かいパス回しなどの攻撃を組み立てていきたいところだけど、さすがに全盛期のキレ・スピードはなくなり、時折息切れしているような姿を見かけるたびに、加入当時から見てきた人からすれば、昔はもっとゴール前で軽快だったなあとか狭いスペースでも上手かったなあとか懐かしんでしまう。引退の文字がちらついていると思うので、なんとか在籍中に悲願のJ2昇格を達成してほしい。

デューク・カルロス

 シーズン序盤のうちは、相手が疲れた後半なかば過ぎあたりの途中出場で個人での強引な突破力やスピードを見せつけていて、もはや戦術デュークが成立するほどのジョーカー的役割を果たしていたが、いざスタメン出場すると相手も体力たっぷりなため全然個で突破できず、そのあたりから徐々に対策され始めて、ここからがデュークにとって正念場になりそう。カウンター時の期待度の高さはナンバーワンで、左サイドでデュークがボールを持つだけでUスタジアムがどっと沸いたりするんだけど、クロスを上げてもゴール前に走り込んでいるのが宮本一人だけということが多い。佐藤はペナ外でこぼれ球を狙っているし、坪川と宮阪はそもそも走ってない、なぜなのか。サポーターとしては「まずメッセージとしてデュークが戦術」「最初からサポートでなく、まずは個でいける選手になってほしい」とか言っておだてまくって完全移籍を目論みたいところ。

三田尚希

 過去2年のチーム得点王も、今季はリーグ戦いまだにノーゴール。10数試合出場でゴールもアシストも無いとなると、アタッカーとしては厳しい評価になってしまう。左サイドでチャンスを作って右の三田が仕留める形で得点とれそうな気はするんだけど、今はシュタルフ監督の戦術におけるプレッシングに体力を使ってしまってるのと、右サイドに配置されているが基本的にはポストプレーヤーの周りで生きるシャドーストライカータイプで、サイドを独力で突破するような能力があまり無いので、サイドの縦を突破できる森川、デュークよりも序列が下がってしまった。実は意外にもう30歳。老け込む年齢ではないが、パルセイロも若手の台頭が目立ってきたので結果を出したいところ。

宮阪政樹

 シュタルフ監督の元、主力として計算されている、というか、いないとチャンスメイクが成り立たないレベルになっている。ユニフォームの上からでも分かるマシュマロボディだけを見るとただの近所のおっさんそのものだが、一本のキックでチャンスを作れるセンスはピカイチで、特に第13節八戸戦で見せたミドルシュートによるスーパーゴールは、あのおっさん顔とおっさん体型にも関わらずマジでイケメンに見えた。ボール保持時は期待感はあるのだが守備時は穴になりがちなので、攻撃の時は宮阪、守備の時は住永を起用するバレーボールルールを採用できませんか?試合中、頭に黒いバンダナを巻いている姿が、ラーメン屋の店長にしか見えないと話題になった。

森川裕基

 昨年は左サイドをこなしている程度の印象だったが、今季は右利きの左サイド選手感を存分に醸し出している。たぶんYouTubeでグリーリッシュのスーパープレー集を見まくったんだと思う。その甲斐あってか、森川が左サイドでドリブルを仕掛けることでチャンスが生まれる、というかそれくらいしかチャンスが作れないとも言えるので、できれば今から左利きになってもらって右サイドで同じようなプレーをしてもらいたいところ。森川、君ならできる。またスポーツマンシップ溢れるナイスガイで、普通の人だったらキレてそうなファウルを食らっても笑顔で起き上がってくるにも関わらず、たまにスゲー剣幕で怒り出したりして【サスペンス物における、見た目爽やかだけど実は真犯人】みたいな雰囲気を漂わせている。

佐藤祐太

 シュタルフチルドレンとしてシュタルフイズムを全身から体現している。トランジションの速さ、しつこいプレス、身体ごとぶつかりに行く球際、それでいて自分がやり返された時の主審へのアピールも忘れないヒールっぷり。ピッチのなかで選手が転んでいたら大抵佐藤が加害者か被害者になっているため、DAZN中継での登場率もとても高く、対戦相手やサポーターに感想を聞くとよく「パルセイロは荒っぽい」と言われるてますがその大半は佐藤のせいです(褒めてる)。シュタルフパルセイロの持ち味である、鬼の前プレスの根幹を担っていて多分シュタルフ監督の志向する戦術を一番理解している選手。チームへの貢献度は絶大だがいまだに今季リーグノーゴールなので、攻撃の選手としては得点やアシストでも結果を出してほしいところ。水谷が移籍したら次のキャプテンは佐藤だと思う。でも水谷の移籍はダメ。ゼッタイ。

山口和樹

 シュタルフ監督の信頼を獲得できず、今季初出場は第12節の愛媛戦。20分間の出場だったがボールを追い回すだけに終始してしまい、攻撃への関与はなかなかできなかった。同じポジションに監督の教え子佐藤がいることと、似たようなタイプでユース出身の若いレオがいること、監督の求めるデュエルの面でいうとフィジカル的にかなり分が悪いことも考慮すると、サッカー選手って体格も大事なんだなあと再認識させられる。ただ他クラブにいったら普通に活躍しそうで怖い。

住永翔

 カバーリングとか仲間へのサポートの意識はとても良いが、レギュラーを争う宮阪と比べると展開力とチャンスメイクでどうしても見劣りしてしまう。短いパスを好むので、縦パス一本でチャンスを作れる宮阪とは持ち味の違いともいえるけど、あんまりパス交換を増やしたりビルドアップに手数をかけてるとどっかで(主に後ろのほうで)とんでもない大ポカが爆誕しそうなので、現状なら宮阪のほうがチーム事情に合ってると思う。変にディフェンスラインにボール渡すと喜○とか○岡とか喜岡○太とかが慌てふためいてやらかす可能性があるので(愛のあるイジリ)。

山中麗央

 シーズン半ばから徐々に出場機会を増やしつつあり、デビューシーズンですでに2ゴール。積極的なプレーやゴール前でのアイデアも持っていて、これからレギュラー争いに名乗りを上げてきそう。一所懸命さの中にしっかりテクニックも併せ持ち、ユース出身という愛され体質なうえに、八戸戦で見せた、それほど大きくない身体で頑張ってジャンプさせて決めたヘディングでのゴールは、ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」のエビぞりジャンプ(百田夏菜子)を彷彿とさせたので、呼び方はレオ君ではなく、レオちゃんとかでもいいと思う。

藤森亮志

 昨季後半から徐々に出場機会を増やしていて、今季は序盤こそ途中出場していたがレオの台頭によりベンチ外が続く。運動量も豊富で出し惜しみなく走り回れるガンバルマンだが、それなら佐藤、東、レオちゃんでも出来るよね状態なうえに、デューク★ファッションセンスがクセ強め★カルロスもベンチに控えていて、シュタルフ監督が試合中に5バックに変えるためにセンターバックサイドバックも追加投入しがちので、ぶっちゃけ出場するタイミングがない。2021年Jリーガーで弟にしたい選手ランキング8位の意地を見せて欲しい。

小西陽向

 岐阜戦での小西アシスト→レオちゃんゴールのパルセイロ下部組織出身ホットラインによるゴール。これだけでパルセイロサポおじさん達は今年1年間、酒のツマミにできます。パルサポの聖地、橙宴では連日のように小西×レオの話が繰り広げられ、「あのゴールで実質パルセイロの勝利」「小西とレオは令和の翼君岬君」「今ならハレー彗星が落ちてきても小西がヘディングで競り勝ってレオがゴールに叩き込む」などと訳の分からないことを言い出したら多分お酒の飲みすぎなので、善光寺まであの坂道を歩いて酔いを醒ましましょう。

原田虹輝

 天皇杯に出場していたが僕が見られなかったのでどんな様子か分からず。ただその後もリーグ戦でベンチ入りする様子はないので、シュタルフ監督が求めているものがまだ何か足りていないんだろうなと。フロンターレ公式ツイッターが月一で発信している【期限付き移籍中選手情報】でいつも「リーグ戦出場なし!今月こそリーグ戦出場の一報が届くことを期待しています!」とツイートされてしまって、ほんとにごめんなさいという気持ちでいっぱいです。(追記:7月10日、ついにリーグ戦初出場しました!守備しかしてなかったけど!!)

高橋耕平

 大卒1年目だが今のところ出場機会はゼロ。頑張ってほしい。

FW

宮本拓弥

 レンタル元の第2節藤枝戦以外はすべてレギュラー出場。シュタルフ監督の絶大な信頼を得ている。献身的なプレスを繰り返して守備時の貢献度は非常に高いが、肝心の攻撃時にやや難ありで、ポストプレーを得意とするわけでもなく、動き出しでいい感じにライン裏に抜け出したのにシュートを外したり、滑っちゃったりして、かと思えば難しいミドルシュートを決めたりしてくる、フェラン・トーレスやティモ・ヴェルナーに代表されるようないわゆる「圧倒的チャンスのほうがむしろシュート入らない系ストライカー」。すでに藤枝在籍時代の出場時間はとっくに越えているからもう来年は完全移籍でいいよね。というかそもそもなんで藤枝からのレンタルなの?藤枝に家買っちゃったの?中部横断自動車道使えば?それとも佐久に家買う?

佐野翼

 宮本がへばったからという理由で投入される役割がすっかり定着した。そこそこ試合出てるのにシュート4本しか打てていないうえに、プレス強度も低め、ポストプレーで頑張っているシーンは見せるが肝心のその後の精度がちょっと落ち着かなく、正直今年が正念場となりそう。とにかく変なシュートを打ちたがる性質で、浮き球は基本ジャンピングボレーかオーバーヘッド、富山戦で披露した、浮き球をハーフウェーライン付近からの謎の反転ボレーシュートはマジで意味わからなすぎたのと、他の試合でも後半から出場しているはずなのになぜか森川よりも走らない姿を見た時は、肘打ち食らわせようかと憤慨した。というか過去色々と佐野翼の紹介を書いているが肘打ちとジャンピングボレーしか印象に残っていないんだけどどういうことだ。2020年にほぼ途中出場のみで7ゴール挙げているんだけど全然記憶にない。もしかしたら出場時間をもっと増やしたら活躍するのかもと思って先発した昨季終盤だったが、試合時間が長くなると足元の技術の怪しさが露呈してしまい、再び後半出場組へ。何度も言うが、今年が正念場になると思う。

山本大貴

 シーズン前に負傷してしまったがその後復帰し何試合か出場したのちに再度ベンチ外となってしまい、負傷再発?出場してる試合でも足元の技術もそんなに悪くなかったが、ここ数年ずっと負傷に悩まされている様子なので、無理せず治してほしい。パルセイロもここ数年期待されて加入した選手が怪我で引退する事態がとても多いので、僕が何度も口酸っぱく言っている善行寺へのお参りだけでなく、飯田市元善光寺、上田の北向観音にもしっかり参拝するようにしなさいよ!片参りはだめよ!

https://zenkozi.com/other/katamairi.html

監督

シュタルフ悠紀リヒャルト

 パルセイロ就任1年目から独自色を強く打ち出し、【ORANGEの志】や積極的なSNS更新、リーダーとしての振る舞い、チーム一丸で戦う姿勢、大胆な戦術采配、素敵なファッションセンスと話題に事欠かない。ピッチ外の雰囲気としては過去数年のなかでは、間違いなく一番明るい兆しを見せていると思う。ピッチ内に関しても、素早い寄せはもちろん、ただ寄せるだけでなくボールを奪い切るという姿勢や走り負けないこと、トランジションの速さなどでこれまでパルセイロに足りなかった熱量を生み出している。時には相手チームから荒いと言われることもあるが、それも実は戦術の一つで、相手チームをこちらのペースに引きずり込みオープンな展開にして肉弾戦上等、戦術的カオスを作ることで技術の差を埋めることができていて、実は領域展開『潰合削合泥試合(つぶしあいけずりあいどろじあい』を発動しているとのもっぱらの噂。領域展開が発動できると自分たちの強みの生きるゲーム展開にできているのだが、いざこちらから攻めるとなると、サイドからのクロス一辺倒になりがちで、中央を固められると攻め手が無くなってしまい、またビルドアップ時に強めのプレスをかけられると途端にあたふたしだして後手後手になり、ロングボールを蹴らされ、セカンドボールを無限に回収され防戦一方になることもしばしば。その傾向は試合終盤になるとより顕著になり、特に1点差で勝っている状況での後半30分以降は完全にサンドバック状態。ゴール前に飛んできたボールをひたすら跳ね返すか、ゴール前に人を密集させて肉の壁を形成するしか策がなく、試合終盤のパルセイロサポーターは常にハラハラドキドキすることとなり、ただでさえ野沢菜の食べ過ぎで血圧高めな信州人の脈拍が急上昇して心臓がマジでもたない可能性があるので、頼むからたまにはゆったりした気持ちで試合を見させてください。シュタルフ体制一年目でまだまだ発展途上ということで、これからビルドアップを整備して、攻撃パターンを作り、シュタルフ監督が好みそうな選手(できればサラーかベンゼマ)を獲得して、得点力が爆上がりしてゆくゆくはJ2昇格、J1優勝、そしてACL優勝へとつながっていくと思うので、パルセイロサポーターはスーパーポジティブ思考で今年以降も引き続き応援していきましょうね!

以上!後半戦に向けてフォワードほしいな!ベンゼマこないかな!