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AC長野パルセイロ選手展望2022【シュタルフ監督が最大の補強】GK&DF編

 皆さん、新年あけましておめでとうございます。

 2021年が終わったということは、つまり2022年が始まったということであり、それと同時に令和4年も始まったということですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 さて、我がAC長野パルセイロは2021シーズンも残念ながらJ2昇格にはかすりもせず、3年間続いた横山監督時代が終わりを告げ、YS横浜を率いていた新進気鋭の監督、シュタルフ 悠紀リヒャルト監督が就任したことで大きな話題となりました。Jリーグで一番若い(38歳!)監督ということで、一部界隈ではさっそくシュタルフ攻め×藤森受け(意味深)が提議されたり、イケメンシュタルフ監督を見に行きたいし、あわよくば愛でたいという信州マダム達の声がツイッターのタイムラインを賑わせたり、なぜか監督のネーム・背番号が入ったユニフォーム(背番号84 STALPH)が公式から購入可能であったり、サッカー以外の部分での熱が高まりつつあります。

 もちろん、肝心のサッカー面でも、これまで頑なに外国人獲得を(通訳用意したり、日本に慣れさせる環境づくりがめんどいという不純な理由で)拒んできたあの長野パルセイロが、比較的潤沢な資金で高額選手を買いあさることに金をかけコーチ陣はなんとなくで埋めてきたあの長野パルセイロが、かなり思い切った人事採用、言うなればCHALLENGEしにきたということで、すでにパルセイロサポーター達からは新シーズンへの期待感が爆上げ♂アゲアゲ♀となっています。

 上記のように、2022シーズンに向けてのAC長野パルセイロはまさに伸びしろしかない状態なので、例えば前横山監督時代の反省や改善点を追求したり、広報はもっとSNS頑張れと声を上げたり、選手補強がシュタルフ監督の教え子かトライアウトからでしかできてないじゃんとか言ったり、今やライバルというにはあまりにも格上の存在になってしまった松本山雅との比較を考えて憂うなどというのは愚の骨頂であり、よく言えば見て見ぬふり、悪く言えば臭いものに蓋をするべきなのである。今はとにかく盲目的に「シュタルフしか勝たん」と言っておけばいいんです。ポジティブ足りないよ!!!

それでは今年もさっそく独断と偏見とポジティブに満ち溢れた選手紹介をしていきます!例年通り前編・後編に分けましたよ!

GK

谷田貝壮貴

  大卒1年目の昨シーズン、序盤と終盤でレギュラーとなっていたが、パルセイロJ3残留が確定していたことによる消化試合だったので「どうせ来年はいないんでしょ?個人昇格しちゃうんでしょ?」とか思ってたらまさかの残留!疑ってごめん!大卒2年目もいてくれるなんてありがとう!また田中との併用かな!なんて思ってたら、その田中の移籍によって今シーズンは普通にレギュラー候補になりそう。セービングもいいし、足元にそんなに悪くない、良くも悪くも普通のゴールキーパーだがなにかしら特長を押し出していきたいので、【実はピアノが得意】とか【道路に飛び出した子犬を助けて大ケガをするも、試合には出場する】とかそういった個性を見せていきたい。

リュウ・ヌグラハ

  2021シーズンは北信越リーグの福井ユナイテッドにレンタルされていて試合にも出てたらしい(適当)。レンタル先で成長したかは不明。2022シーズンはパルセイロ復帰が発表されたが、現状ではキムとの第2GK争いが濃厚。出場した試合を見たことがないので何にも言えないが、頑張ってほしい。

ワン・シャオフェン

 2021シーズンはチーム始動日前の1月に当面不在のお知らせがリリースされ、そのままシーズン終わって新年明けても何の音沙汰もなかった。不在の理由が「第十四回中華人民共和国全国運動会 メンバー選出のため」とあるが、この大会よくよく調べたら9月15日~27日開催ですでに終わってるはずである。というかそもそも開催が9月なのに1月から不在というのもおかしい話だし、9月に終わってるなら10月には帰ってこられるだろうに。どうなってんだ。もしチームに戻ってきてもリュウとの第2GK争いになると思うがとにかく、探してますワン君。(これを書いたあとに移籍が発表されたよ!結構頑張って調べて書いたから消すの勿体なくて残したよ!移籍先でもがんばれ!)

キム・ミノ

  若手育成に定評のある鳥栖からレンタルで加入していたが、今季まさかの完全移籍!でかしたフロント!昨年は1試合だけ出場していて奇跡的にもその試合を観戦できたのだが、セービングもそうだが、近くの味方にシンプルに渡すプレーが印象的だった。昔ながらのキーパーにありがちな、とりあえずキャッチしてバコーーーーンと蹴るみたいな事は一切なく、プレーの流れを途切れさせないようにディフェンスから丁寧にビルドアップしていこうよみたいなメッセージのこもったボールを渡す現代型ゴールキーパーの片鱗を見せるも、渡された喜岡が慌てふためいてバコーーーーンと蹴り飛ばしてる場面が度々見られた。今季はシュタルフ監督の下で普通にレギュラー争いすると思うので、ディフェンス陣はビルドアップの練習してね!喜岡がんばれ!

DF

喜岡佳太

  ガッチリレギュラーを掴んだ2021シーズンを終え、おそらく2022シーズンもレギュラー候補になりそうなセンターバック。ただそのプレースタイルは2000年代前半のイングランドディフェンダーを思わせる特攻(ブッコミと読む)野郎で、飛んで来たボール全部跳ね返すことと相手フォワードにガツンと一発かますことに全振りしていて、ビルドアップ時には致命的なパスミスをやらかしたり、そもそもファーストタッチからすでに不穏な怪しさを醸し出してるので、シュタルフ監督がそこをどう判断するかによってレギュラーとれるかどうかになると思う。

山拓

 当時J1だった徳島から加入して期待はとても大きかったが、横山監督の信頼を得られず全然起用されなかった2021シーズンだった。どちらかというと冷静な対応で守備をするチアゴシウバタイプな気がする。キャプテンで守備の要だった広瀬が移籍してしまった2022シーズンは新加入の選手たちとのレギュラー争いとなりそうだが、そもそもディフェンスの頭数が少ないので出場機会は多いと思う。年齢的には主力として活躍してほしい頃合いなので、思い切ってドリブルで最後方から駆け上がって気が付いたらゴール前まで進入してるとか、ワンステップで逆サイドまでロングフィード蹴れるとか、実は秋山の皮を脱ぐとファンダイクだったとかそんなサプライズを期待したい。

船橋勇真

 これまでパルセイロの攻撃を牽引してきた【和製アレクサンダーアーノルド兼和製デスト兼和製カイルウォーカー】こと吉村が個人昇格してしまった穴をどうするかと思ってたら、シュタルフさんはYS時代の自慢の教え子を連れてきてくれた!ナイス!教え子とはいうものの、顔は完全にお父さん顔で、一部では【体育教師】なんて異名もついているとかいないとか。プレースタイルも異名通り体力を前面に押し出しているらしく、YS時代は左右のサイドバックウイングバックでレギュラーとなっていてシュタルフさんの戦術も熟知していることから期待は大きい。おそらく右サイドの一番手になると思うし、横浜なんていうハイカラな街よりも長野県のほうがすれてない女子が多いので、ぜひ末永く長野で暮らしてほしい。もう上田市に家買おう!イオンあるし新幹線も通ってるし!

体育教師、しかも野球部っぽい。


池ヶ谷颯斗

  彼もまたシュタルフさんが連れてきたセンターバックのレギュラー候補。加入時の特徴として、【ビルドアップに安定感を加え、球際の強度が高く、空中戦にも強い選手。】と書いてあってJ3での実績も豊富なので普通にシュタルフさんはレギュラーで使う気マンマンだと思う。昨季のパルセイロが、ディフェンスからのビルドアップというものがマジで皆無で、とにかく前に蹴る!競る!セカンドボールを拾う!(拾えるとは言ってない)一辺倒だったので、今季はもう少しゆったりとパスを繋いで落ち着いた気持ちで試合観戦できるといいなと思うが、たぶん最終ラインでミスったりハイプレスにアワアワしたりする姿も目に浮かぶ。とりあえず簡単に蹴らない、繋ぐ意思はあるというのが見られるだけでも十分です。それ以上は望みません。贅沢は敵だ!!

https://parceiro.co.jp/info/detail/w8mkEeBV1M6cs0KroC0_N0V1cVhfRW1KOEJKN3Q4Uno2bHJWR1IxMVQ3Z1BVQjg2SEsxSlhrYlVDdUU

 二人一括りで発表されるシュタルフチルドレン。

杉井颯

 柏から鳥取にレンタルされていたが、両方から契約満了が発表され、トライアウトを経てパルセイロに加入した若いディフェンダー鳥取では3バックの左と左サイドバックで起用されていたので、パルセイロではおそらく3バックの左での起用が中心になりそう。プレーを見たことがないのでなんとも言えないがあの名門・柏レイソルの下部組織出身というだけで無駄に期待が湧き上がる。しかし、例えばバルセロナカンテラ出身!というだけで凄そうな雰囲気を漂わせて時折見せるスーパープレーから大物感を出すだけ出して、だんだんとフィジカルの弱さと守備の強度の低さからチームの穴になって起用されなくなっていく選手はかつてのダビドバブンスキーのときにもう味わったでしょ!下部組織だけで判断しちゃダメって言ったでしょ!ということもあるので、とりあえずパルセイロで頑張ってほしい。まだ若いし。関係ないが、名前に”颯”が入る選手が二人もいるの珍しくないですか?

敷田唯

 この紹介記事を書くのに選手のプレースタイルなどいろいろネットサーフィンするのだが、彼の入団時の選手特長欄を見て目玉飛び出た。【ビルドアップに安定感を加え、球際の強度が高く、空中戦にも強い選手。】。そう、池ヶ谷とまったく同じ。というか完全にコピペである。こんなことが許されていいのかパルセイロ。そもそもビルドアップに安定感を”加える”ってどういう表現なのか。安定感を”与える”とか”もたらす”というのは聞いたことあるが、加えるのか。グーグルによると

くわ‐える
くはへる 【加える】
・前からあるものに新しいものを合わせ、その数・量・程度を増す。 
「汁に塩を―」
・(ある行為を)施す、また、与える。
「治療を―」

加えるという表現だと、それまでビルドアップが不安定だったのを自ら認めているように聞こえるのだがだんだんと話が脱線してきたのでとにかく唯ちゃんがんばれ。(無理やり)

https://parceiro.co.jp/info/detail/2L0ZC5MRskr09JjDLs1tJnJYZnhTOTVfLUdfcE44eXpadERZSnJKSmIzbVJYWV9qTGxNTWUtcy00S28

 特徴が一言一句同じってどうなのよ。

川田拳登

  昨季は一時はレギュラーを掴んでいたが、それは吉村を勝負所まで温存するという意味合いが強く、90分の出場はシーズン通して1試合もなし。吉村が完全にレギュラーに定着した後はベンチにすら入れなかった。今季はその吉村が移籍し、川田自身は早々にパルセイロ残留が発表されたが、新監督の教え子である船橋の加入によって、今季もバックアッパー扱いが濃厚になっている。出場した試合では体を張った守備や球際の粘りで頑張ってはいるが、攻撃面でのインパクトに乏しく、目に見える結果をほとんど出せていなかったのが吉村との起用の差につながっていた。今季はよっぽどの結果を出す必要性があるので、とにかく攻撃面で数字を残す、サイドの攻撃は全部クロスに繋げるとか、なんならコーナーキックも全部蹴るとか、フリーキックにも名乗りを上げるとか、PK貰おうものなら早々にボールを抱えて離さないとかそのくらい結果にこだわる姿を見せてほしい。

 ※2022.1.27更新※
後編はこちら!中盤の選手多すぎる!

https://note.com/makkymakimaki/n/n9bddb8a07b18

※トップ画像は真ん中がシュタルフ監督で、あとは船橋、佐藤、池ヶ谷、宮本だと妄想してください。