まきまきのボヤき

長野パルセイロ、サッカー、その他ボヤき

【前編】AC長野パルセイロ2020統括【CHANGEのスローガンは選手交代ってことでしょうか?】

2020年も残りわずかな年の瀬、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

世間はすっかりクリスマス、お正月気分で「今年はおうちでクリスマス♪」なんてキャッチコピーや「イルミネーション行けなくて残念だけど、その分少人数で会食しましょう!」なんて声も聞こえますが、こちとらコロナ関係なく例年一人で過ごしてんだよ!!!!今年はDAZN加入してしまってマジで休日はDAZN見ながらお菓子食べるのが習慣となってますます一人が楽しくなってんだよ!!!改めてちゃんと見ると、J1ってマジでみんなサッカー上手いな!!なんて言いながら過ごしております。

さて、今年は波乱と混乱と異例づくしだったJリーグがなんとか無事にすべて終了しましたが、わが軍は、最終節に勝てば悲願のJ2昇格だったにも関わらず見事完敗し、最後の最後で大逆転されるという、ヤフートップニュースに載るくらいのメークミラクル大事件を起こしてくれました。観客が多ければ多いほど塩試合を演出すると噂のパルセイロは、今年一番の入場者数となった観客たちの目の前で、これ以上ないくらいの悲劇的な試合を見せ、決定的な2点目が入った瞬間、何人かが帰っていったのを僕は見逃しませんでした(お手洗いだったのかもしれないが)。

これ以上前置きを書くと、心が闇に染まり、フォースの暗黒面に呑まれてしまいそうなので、さっそく今年の振り返りをしていきたいと思います。

前編ではキーパー&ディフェンス&ボランチの人たちにしたいと思います。某有名ジェフサポさんのパクリだよ!やったね!

GK

小澤 章人

シーズン開幕からレギュラーを張って、今年も守護神として君臨。目立つようなミスはあんまりなかったし、そもそも今年のパルセイロは被シュート数がJリーグ(J3ではない)史上ナンバーワンという、謎の大記録を達成しているらしいのでセーブ機会自体がそもそも少なかった。それなのになぜか失点するのは、おそらく守備陣が時折見せる異常なまでの気の緩い守備のせいで、小澤自身は悪くないと思う。ゴールキックがそのままサイドラインを割ったときに見せる、右手での「ごめんごめん」がとてもかわいい。終盤で立川にレギュラーを取られたが、実力的に劣ることはないので来年も併用でいいと思います。移籍されると枚数足りなくなっちゃうので。

立川 小太郎

「立川 小太郎」でググると「やきとり小太郎 立川店」がトップにきて、グーグル検索では一番手になれなかったが、スタメン争いでは終盤レギュラーを奪取し一番手になった。チームの調子が悪くなるととりあえず選手変えてみる作戦の筆頭だったが、すぐにまたベンチに戻るあたり、謎の苦労をしていたが、来年はもしかしたら開幕レギュラーになってるかも。平均身長が低いパルセイロの中でダントツに背が高いので、最終節の最後に繰り出したロングボール放り込み作戦は、立川をFWに置いた方が機能したのでは?と思ったサポーターも少なくないはず。来年も残留となると小澤との差別化が難しいので、髪型以外でもプレー面での個性が欲しい。例えばドリブルで自陣から突き進むとか、クロスまで上げ切っちゃうとか。

阿部 伸行

今年はリーダー的役割やSNSでの告知など、ピッチ外での活躍が目立った。肝心の試合の方にはほとんど絡めず、今年契約満了を発表。お疲れさまでした。加入当初の頃はまだパルセイロの中でも珍しい上位カテゴリー経験者だったので、その信頼感は絶大なものでした。移籍先があるといいけど、もし良ければ引退後は長野でフットサルコートでも開いてほしいと思ったけど、たぶん湘南あたりでキーパーコーチとかやってんだろうなあ。

ワン・シャオフェン

見てない。完全移籍だから来年もいると思うので頑張ってほしい(適当)

DF

喜岡 佳太

今年大卒加入してたまにレギュラーを張っていたが、だいたいはバックアッパー扱いとなっていた。顔がいかにもディフェンス顔で、ヤンキー映画のなかで主人公の輪の中にいる実はまじめで優しいタイプっぽいキャラ臭がするが完全に妄想です。守備固めで投入されることも多かったが、なぜか負けてる場面で投入されるケースも多く、もしかしたら攻撃力もあるのかもと期待させてくれたが、だいたい相棒の広瀬のほうが上がっていってしまう。なんだそりゃ。実力的にはレギュラーとそん色ないが差別化が難しいので、髪型以外でもプレー面での個性が欲しい。例えばドリブルで自陣から突き進むとか。

遠藤 元一

パルセイロが誇る名物男でサポーターからは「元ちゃん」の愛称で親しまれている、ライオーと肩を並べる、もう一人のマスコット的存在。とにかく頑張る、ひたすら頑張る、何とか頑張る。その頑張りとは裏腹にプレー面では愛らしくなるほどの大ポカを頻発し、ただでさえ漬物の食べ過ぎで血圧高めなパルセイロサポーター達の心臓をさらにドキドキさせ、あれ?これ、もしかして恋?といったつり橋効果を演出した。試合見てる方からすると、遠藤が出ているだけで最早ハンデ背負ってる気持ちです(愛のあるイジリ)。残念ながら今季限りでの契約満了が発表されたが、ピッチ外ではとても責任感ある好青年なので、ぜひ他チームでも活躍してほしい。岩手あたりにいったら面白そう。

浦上 仁騎

加入二年目の今年、押しも押されぬ主軸としてフル稼働したセンターバック。昨年、加入した数日後に開幕戦スタメン起用とかいう、えげつないデビューを果たしていた。パスも悪くないし、対人も強いし、上背はないが空中戦にも強いし、居酒屋行ったらとりあえずビールくらいの感覚で、とりあえず浦上な一年だった。基本的には主軸なのだが、クリーンさを追求しすぎてルーズボールへの執念に怪しさがあり、失点シーンではただ見ているだけというところもみられたので、是非YouTubeで「スーパークリア サッカー」と検索して何回も見返してほしい。ただ来季在籍してるかは不明。


広瀬 健太

さすがJ2で主力を張っていただけあってそれほど大きなポカも見せずシーズン通してレギュラーとして活躍していたセンターバック。上背はないが、フィジカルでも負けず、なんといっても毎シーズン意外と点取ってるのがすごい。過去三年間を比べると中盤の岩沼の#VALUE!倍得点している。セットプレーの延長でゴール前に残ってて、足元にボール来たから打ってみるかという感覚でミドルシュートも狙っていく姿勢からするとかなり強気な性格なんだろうなあ。枠にはいかないけど。最終節の対岩手戦で相手のファウルにキレてボール投げつけたの、ちゃんと見てましたよ。顔がEXITのりんたろー。似。

内田 恭兵

昨年、左サイドバックでガチの主力として活躍して、今期は両サイドバック充実してるなあと思ったら、残念ながら大けがをしていまいシーズンをほぼ棒に振ってしまった。正直後半の失速の原因に、サイドバックの駒不足が挙げられたので、もししっかり活躍できていたらまた結果は変わったんだろうなと考えてしまう。来シーズン復帰したらみんなで名前を呼んであげよう。「チョッパー♪」

吉村 弦

今年評価を爆上げした一人。前半は川田との併用で右サイドバックガチャ状態だったが、川田がレンタルバックしてしまいレギュラーになった途端、急にパワーアップした。これまでは質より量で勝負するタイプの選手で、ゴリゴリなドリブルを仕掛けてドッカンホームランクロスを上げていたくせに、ある日突然裏街道しだしたり、上半身のフェイントで相手をかわしたり、サイドを深くえぐってマイナスの低いクロスをあげだしたりし始めたので敵も味方も大混乱。どうしたの?ペップに指導受けたの?カイルウォーカーなの?最終節間近に謎の欠場となってしまったが(公式発表は無いがおそらくケガ?)もし万全でいてくれたらと思ったサポーターも多いはず。とりあえず公式サイトはけが人情報を出してください(切実)。来季もいるかは不明だけど、1試合通じての安定感に欠けるので、まだパルセイロで経験積んだ方がいいと思いますよ。他クラブさんも、もう1シーズン様子見てから獲得検討したほうがいいと思いますよ。

大桃 海斗

今季加入したが、さすがに浦上・広瀬の牙城を崩すことはできずベンチ外が続いたセンターバック。たまに試合出ても試合終了残り1分とかなので、正直プレーを見た記憶があんまり無い。かと思えば、最終節0-2で負けてる場面でいきなり起用され、しかもフォワードの位置に入り、お、これはロングボール作戦か?と思ったら全然ロングボールを蹴らないチームに「なんなんすか、これ」状態だった。途中投入されて途中交代させられた佐野がかわいそう。来季も残留はほぼ確定だと思うので、試合出場数もさることながらインスタの更新も頑張ってもらいたい。

川田 拳登

横山監督の縁もあってか、J2大宮様から借り受けた右サイドバック。小柄ながら運動量豊富でスピードも速かったので、いかにも、若いころは攻撃的なポジションやってたサイドバックです!感の強い選手だった。ただ現代サッカーにおいてサイドバックの身長が低いことはビルドアップの出口として狙われやすいこともあって、でかいフォワード相手には相当苦労していて、ロングボールが頭の上を越えていき、そのままゴールまで決められたシーンを見たときはやっぱり身長も大事なのかなと思ってしまった。シーズン途中でレンタル元に戻されてしまった後、パルセイロは深刻なサイドバック不足に陥ってしまい、川田がいれば・・と思いを馳せたパルセイロサポは多いはず(遠藤のスクランブル右サイドバック起用を眺めながら)。また帰ってきてもいいのよ。

CMF

藤山 智史

秋田時代に「どのポジションでも間違いなくストロング」などというワケの分からない選手紹介をされていて開幕前の展望で思いきりツッコミまくってしまったが、実際見てみたらマジでストロングだった。中盤でのプレッシングをサボらず、どこまでもボールを奪いにいくにも関わらず、ボール捌きも無難にこなし、気が付くとサイドを抉ってクロスを上げるかと思いきや、また中盤でボールを回収してたりするので多分肺が4つくらいあるか、試合中に分身してるんだと思う。実際、全体的に背が小さくてすばしっこい選手の多い今期のパルセイロの中で、水谷と見間違える人が続出し、「ナイス水谷!あ、藤山か」となる場面が何度もあった。私です。今年のチームスタイルと自身のプレースタイルがぴったりハマっているので、来年も変に長野県のゆったり感に染まったりせず継続してほしい。あとマジで代えが利かないので練習は有酸素運動だけにしといてもらったほうがいいと思う。

岩沼 俊介

2000年代前半に一大ムーブを巻き起こした、「茶髪もっさりヘアーのチャラチャラしたJリーガー族」最後の生き残り。近年、勢力を伸ばした「黒髪カッチリハードジェル7:3固めJリーガー族」の前にもはや淘汰されたと思われていたが、ここパルセイロで発見された。今シーズンは坪川にレギュラーを奪われ、実力はあるものの、プレースピードの遅さとプレス強度の弱さがチームスタイルと合わず、残念ながら今季限りで契約満了となってしまった。年々シュートへの意識が低下しているような印象で、ある試合のゴール前ドフリーの場面で得意の左足で盛大にキックミスしたのを見て、パルセイロサポーターが頭を抱えたシーンは、今期のパルセイロを象徴するシーンなのでぜひ一度ご覧いただきたい。来年はおこしやす京都あたりにいそうな気がする。

坪川 潤之

大卒新人ながら、シーズン通してレギュラーを張った、今季台頭した一人。セットプレーも任され、パルセイロの今期のチームスタイルだった「プレスかけまくって囲い込む作戦」にもうまくハマり、なおかつ途中交代にも文句一つ言わないことで、横山監督の絶大な信頼を得ていた。本人いわく持ち味はパスとのことで、攻撃の主軸だった左サイドバックの水谷へのボール渡し役を担ったり、ワンタッチでの縦パスをつけたり、地味ながらも攻撃の起点になってくれたが、顔も地味すぎてなかなか女性ファンがつかなそうなのがとても残念。俺は好きよ。来季はもっと若い番号背負って、名実ともにチームの主力として頑張ってほしいが、上位カテゴリーに引き抜かれそうなので、長野と北海道の気温って近いよねとか言って引き留めてほしい。

水谷 拓磨

今シーズンのパルセイロMVP最有力候補といってもいいくらいの活躍。元アンダー世代代表は伊達じゃない。マジで。一人エンジンが違うような俊敏性と突破力でパルセイロの左サイドの攻撃を引っ張り、右サイドバックの吉村と比べて、明らかに速い上手い牛丼のようなプレーを見せつけた。守備でも体格の不利を根性と気合でカバーし、ケンカになるんじゃないかくらいの激しい肉弾戦を仕掛けてほんと頼りになった。疲れがみえてくるだろうシーズン後半戦でもフル出場を続けていたが、むしろ頼りになり過ぎて変えようが無かったというのが実際のところ。頼むから昇格まで在籍していてください。パルセイロサポはおやきやリンゴを水谷に送りまくって全力で引き留めるべきである。

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